思念体と病理的幻覚が同一視されてしまう原因と経緯をまとめ

投稿日 2023.11.08 更新日 2023.11.09
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人工精霊、タルパ、イマジナリーフレンド⋯これら思念体は、精神疾患による病理的幻覚症状とは似て非なるものである。しかし、非なれど似ているため⋯メンヘラがどこからともなく湧いて出てきます。メンヘラはオカルト・スピリチュアル界のゴキブリだと言えるでしょう。これを徹底的に駆除せねばなりません。それにしても⋯どうしてメンヘラは思念体に興味を持つのか?単に似ているものだからと言う理由だけではなさそうです。考えられる線は次の三つになると思います。まず、一つ目は⋯医療代替行為、幻覚を制御する目的から興味を持つに至るケースです。二つ目は⋯幻覚を思念体が自然発生したものと思い込んでいる、信じているケースになります。そして、最後の三つ目は⋯幻覚と言うよりは妄想、無自覚な作り話、演技性人格障害になります。

医療代替行為として考えているパターン

思念体を始める以前から⋯双極性障害や内在性解離などの精神疾患を患っている者は本当に多いです。病気の特質や特性を有効活用、個性化することで、今をどうにか変えたいと願っている方々です。残念ながら⋯その願いが叶えられることは絶対にありません。病気は病気なのですから、医師の指示に従い治療に専念しましょう。治療と関係のないものに手を出してはいけません。診察の際、医師に人工精霊やタルパの有害性について質問をしていた者がいたようですが⋯医師は絶対にこれを否定しません。精神科医は患者との信頼関係を何よりも大切に考えております。表向き肯定的な見解を示しながらも、内心は他の治療方法を考えあぐねていたり、最悪は増薬の検討すら始めているかもしれません。チベット密教ガー、タルパガーと医師に向かって言うのはやめましょう。

自然発生したものとして思い込んでいるパターン

次に、病理的幻覚を思念体と思い込んでしまう、信じてしまうケースです。見えたり感じるものは投影であり、あなた自身の問題や悩みの象徴、自分自身の一部です。見知らぬ他人の姿になって現れるのは、夜寝ている間に見る夢の中に登場して来る人物と同じで、自分自身の深層意識の欠片が擬人化されたものに過ぎません。人工精霊やタルパのように独立した意識を持つ存在とは違います。遅延性イマジナリーフレンドである可能性もありますが、すでに心療内科や精神科のお世話になっている状態、何らかの精神疾患の診断を受けていたなら、まったく話にならず説得力がありません。脳疾患の前兆現象であったなら、初期治療の機会を逸する危険な行為となるのでやめましょう。本来、思念体は意図的に作り出すもの、または、前提条件を整えた上で意図的に発生させるものです。

現実に対する誤った認識を真実と信じているパターン

一番質の悪いパターンになります。方向性が違うだけで、集〇ストーカーの被害を訴えているような困った人達と同じだと言えます。実際、統合失調症を患った自称タルパーも幾人か存在しております。加えて、演技性人格障害も併発しているのか⋯もはや、作り話の中で生きている人達だと言えるでしょう。現実世界を誤った認識で捉えて、それをさも真実であるかのように信じ、無自覚に話を作り上げて語っているだけに過ぎません。このため、自分の感じているものと違うものは異物と判断し、誰彼構わず攻撃を加えて来るので本当に始末が悪いです。まぁ、それを言ってしまったら⋯ダイブも空想の作り話になると言えますが⋯この場合、意図的、楽しい創作的な作り話であり、現実ときちんと分断されています。現実を有意義に過ごすため活用する明晰夢の一種、技です。

袋小路に誘い込んだ考察家に最大の責任がある

これは以前から指摘している通り⋯タルパ戦争以降に流布し始めた、精神疾患との融和を図ろうとしたり、メンヘラに迎合した一部の考察活動に根本原因があると言えます。これらの内容を読むと⋯その手の考察を行った者は、誰一人として先の事をまったく考えておらず、治癒的、改善的な内容まで言及しておりません。ただ、精神疾患にある者を袋小路に追い込んだようなもんですわ。タルパを利用した遠隔的な心理療法を行う者まで現れ、結果、警察沙汰を誘発させております。思念体による治癒的、改善的な手法が一切確立されていないのだからそらそうなるわ。もちろん、医師や薬剤師でもない者が、治療情報のようなものを作成するのも問題性がありますが⋯医学的な裏付けをきちんと取ればOKだと思います。本来、そこまで取材して考察記事を書くべきです。