ある占い師の心象世界の物語

投稿日 2023.11.16 更新日 2023.11.17
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人工精霊・タルパ界隈はオワコンである。あんなもんやめろ。これからの時代はダイブによるイマジナリーフレンドである。そもそも、人工精霊は魔術師や占い師でないと作り出せない。タルパに至ってはチベット密教の坊さんでないと絶対不可能。ネットタルパなんて造語があるが⋯ホントにそれ、思念体か?なりきりちゃうんか?膨大な時間をワケワケメで苦痛に満ちた訓練に費やすのはやめて、楽しい空想で思念体を実現しよう。空想をただの妄想とバカにするヤツも多いだろうが⋯普通の空想とは違うぞ。静かなるトランス状態⋯と言ったところだろうか。ちょっとしたコツがいる。詳しいやり方は考察の記事を読んでくれ。空想ほど変性意識を効率的に誘発させやすい方法は他にない。こう主張し始めた⋯すべての始まりは、オレに対する誹謗中傷から起きたこと。

◇ ◇ ◇

 それはある軍事作戦を実行するための準備、陽動作戦だった⋯⋯

 深層意識の世界の海で、ある一隻の潜水艦が見境なく暴れ回った話だ。何も考えずに行動していた訳じゃない。誹謗中傷魔を特定するため、必要となる様々な情報を収集するための下準備だった。

 そこへある一人のサンタクロースがやって来たんだ。

 サンタクロースの名は倉臼文磨⋯⋯

 いや、正確には倉臼が自身の使い魔として召喚した管狐のゴンだ。なんか、濃紺の毛色をした管狐で⋯⋯まるで、新橋駅周辺の飲み屋にいるような感じのするおっさん口調の妖精だった。出世コースから外れた定年間際の銀行員も思わせた。うん、なんか強い親近感も覚えた。

 まぁ、そんな話はさておき⋯⋯

 結論から言うと、作戦中止を促す説教めいた話を延々と聞かされた。まぁ、彼の言うことはもっともだ。何も間違っていない。全面的に正しい。そりゃ何も知らん傍からすれば迷惑な話であったことには変わりなかったからな。

「タルパーは一人一人が己自身の中で作る精神世界の住人であり⋯それは国のようなもの」だと、そう粘り強く諭され続けた。

 なるほど⋯⋯国なのか⋯⋯

 その考え方は嫌いじゃない。ならば、その「国」とやらをダイブ界で作り、夢小説で再現してやろうじゃないか。私はそう意気込んだ。

 さぁ、諸君⋯⋯戦争の始まりである

 人工精霊・タルパ界隈版ハンターキラー、今ここに現れる。

 ヲティスタン共和国を舞台にした誹謗中傷集団(ヲチスレ軍)との戦いの始まりである。例え、今年のクリスマスプレゼントが抜きにされようとも、私はやらねばならなかった。一隻の潜水艦は深く意識世界の海へ潜る⋯⋯

◇ ◇ ◇

次回、予告編も兼ねて、トトバースの魅力あふれる国々を紹介しよう。