思念体の活動方針を根本から見直す

投稿日 2024.01.11 更新日 2024.01.11
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課題は多く残されているが、今後はより一層の現実世界との分離化を推進して行こうと思う。思念体は心象、ダイブ界にいるだけで十分だし、適度な距離感を保たないと、どんな人でも正気を失いやすくなる。原則的に「視覚化」の訓練は不要である。思念体の本懐は、願望成就や自己実現であり、そのために必要なものは「自動化」のみである。思念体のイメージは脳裏的なものであるべきで、さも肉眼で見えているかのようなレベルは、精神疾患との区別が付きづらく、この世界で様々な混乱を招いている元凶と化している。もはや、視覚化はやめるべきものだと考える。本来、視覚化の訓練は常人が楽しみながら挑戦するものであったが、病んだ者が病理的幻覚症状を才能と勘違いして「発生型」がゴリ押しされるまでに至った。訓練体系を根本から見直すべきだろう。

夢女子的感覚で楽しめるものへシフトさせる

私は楽しみながらを是とすべきも、やはり、思念体はそれなりの覚悟が要るものだから、中途半端な考えや気持ちを捨て、過去のわだかまりも断ち切れと⋯かなり厳しいことも述べ続けてきた。それ故、少し前まで、夢女子的な要素にも否定的であった。しかし、それは私の誤解であったようだ。現在、夢女子研究も続けているが、新しい思念体のあり方と相性の良いものであることがわかった。夢女子は、一見するとメンヘラや病み系と近いイメージがあるが、当方で見てみた限り、そのような要素は皆無の様子だ。やはり、架空の世界をベースにしたものであるため、現実ときちんと区別されているからだと思う。これはワンダーランド、ダイブ界をベースにした実践方法と合致し、夢女子のそのパワフルな空想力と行動力からも、学ぶべき共通点が多くあると言えるだろう。

視覚化に変わる安全で楽しい訓練プロセスを提唱

従来の人工精霊、タルパを作り出すための作業工程は⋯まず、綿密な設計デザインを行い、静的なイメージをしっかり固める(個人的にはこれを意識化プロセスと呼んでいた)。次に、動的なイメージの開発を行い、自動化を実現させて行く。そして、最後に現実空間を背景にした可視化の開発、視覚化へ進む流れとなる。基本、脳裏で自動化させたものを視覚化させて行く流れとながるが、人によっては、自動化と視覚化が前後する場合もある。今後は、視覚化を廃止して、自化も一人二役のなりきり、苦行のような訓練やめて、楽しみながら自然誘発させて行く流れに変えたい。設計デザインを行い、静的なイメージを固める段階までは同じだが、それ以降の作業工程の流れは大幅に変えたい。以前、フローチャートのようなもので解説したものを見て、お気づきの方も多いことだろう。

アジャイル開発の感覚で自動化を自然に実現させて行く

フローチャートのようなもので解説とは、具体的には「人工精霊・タルパ錬成プロセス」の記事になるが、システム開発で例えるなら⋯従来の作り方は、まさにウォーターフォール方式になると言える。当サイトで提唱している後天イマジナリーフレンド、今後、カムラッドの基本ともしたいものは、アジェイル開発に相当するものとなる。IT業界の人間であれば、それぞれの開発方式について詳細な説明は不要だと思うが、そうでない方は、検索エンジンの画像検索で「アジャイル開発」と調べ見て欲しい。一目で私の言いたいことが理解できるはずだ。端的に説明すると、シナリオの作成とそれに基づくシチュエーションの再現を繰り返しながら、自動化を自然誘発させて行こうと言う流れになる。このため、シナリオは複数用意する必要がある。単に飽きさせないためが理由でない。

シナリオは「夢小説」である

そう、新方式で必要とされるシナリオは⋯まさに「夢小説」であり、自分自身は主人公たる「夢主」になると言う訳だ。ダイブ(白昼明晰夢)での実践が前提条件となるため、本物の夢見の上での話にもなる。もっとも、楽しい空想は軽い変性意識状態を伴っていることが多いので、世の夢女子たちは⋯空想世界をある程度まで自律化させて、夢小説の登場人物たちとの交流を、イマジナリーフレンドとそう大差ないレベルで楽しんでいるに違いない。宮沢賢治もそれに近い精神状態となり、イーハトーブとそれをベースにした数々の作品を生み出していたに違いない。最後に私見となるが⋯現実生活のところどころと結びつきの強い日本の八百万の信仰よりも、キリスト教のように神は基本的に意識世界の中に存在している前提のものの方が、思念体実践の健全性は図れるかなと思う。