主観と客観のジレンマからタルパの実存性を省察
2026.10.24

以前、心象自体は本物であると述べた。その人がそう思っているものは、その人自身の心の中では本物である。これを主観的現実とも言い、本人が心の中でどのように感じ、捉え、考えているのかと言う⋯その人にとっての真実の世界を指します。真逆の関係になるものが客観的現実であり、それを再現性で裏付けるものが科学と言える。現状、攻殻機動隊に見るような⋯心象世界を可視化する技術は確立されていないので、主観的現実と客観的現実が同義になるのは遠い未来の話となりそうだ。心理学も表面化された客観的現実としての言動などから、その人の心を読み解こうとする試みに過ぎない。一方、共同主観的現実なる概念もある。信仰がその代表例になるだろう。資本主義や共産主義などのイデオロギーもそうだ。これらを踏まえた上でタルパの実存性を改めて考察したい。