備忘録

このブログを読む上で必要となる予備知識、これまでの研究の足跡と概要をまとめておきます。夢占いを専門とする占い師として、長らくオカルトの世界を彷徨っておりました。夢の中に登場して来る人物の挙動が不思議でならず、この謎を解明すべくオカルトと心理学、この両面からの中庸的なアプローチを試み続けてきました。結果、辿り着いた先がチベット密教の秘奥義として知られるタルパや児童心理学でお馴染みのイマジナリーフレンドとなります。フロイト心理学に傾倒し過ぎた側面はありますが、これほど人間の本質を説いたものは他にないと思います。タルパ作りの訓練課程は⋯タルパの性格形成であり、フロイト心理学の心理性的発達理論に沿うものだと考えております。当方の基本思想、趣旨も併せて、本稿でわかりやすく情報をまとめておきます。
意識領域
人間の意識は「顕在意識」と「潜在意識」の二つの領域に分かれております。前者は覚醒状態(目が覚めて起きている状態)で活性化する領域で、通常の日常生活を過ごす上で維持される脳の状態です。就寝時は基本的に休止状態に入ります。後者は深層意識とも呼ばれ、すぐには思い出すことのできない長期記憶の宝庫となります。覚醒状態と睡眠状態、このどちらの状態でも機能しており、覚醒状態では「無意識」の源泉となり、睡眠状態では「夢」の世界となります。
意識状態
人間の意識は「通常意識」と「変性意識」の二つの状態に分かれます。前者は覚醒状態、顕在意識を活性化している状態で、通常の日常生活を過ごす上で様々な思考を巡らせています。後者は睡眠状態、顕在意識が休止して潜在意識が活性化している状態、夢を見ている状態となります。ちなみに、夢をまったく見ていない状態、完全に意識を失って眠っている状態は、通常意識でも変性意識でもなく、本当の意味での無意識、意識不在の状態と言えます。
無意識
無意識には二つの意味があります。一つは直前で述べた通り、意識を失った状態としてのものです。もう一つは通常意識での自覚のない不意な思考やそれに基づく挙動となります。このサイトでは後者の意味としての無意識を語ります。タルパ作りにおける「自動化」と同義になり、潜在意識へ長期記憶として定着させたものになります。定着には変性意識の状態であることが不可欠となり、それを訓練として意図的に行う方法もあれば、自然と刷り込まれる場合もあります。
変性意識
上述した通り、眠りに就いて顕在意識を休止させ、潜在意識だけ働かせ「夢」を見ている状態となります。ただ、睡眠や夢見も様々な状態のものがあり、布団の上で横の状態になったものだけに限られません。瞬眠(マイクロスリープ)から白昼夢までと⋯日常の至る瞬間に起きているようで寝ていたり、それにより夢を見ていたりします。これを意図的に行う方法が瞑想であり、仏教の修行僧は無心と言う夢見心地になることで悟りを開くことを目指していると考えます。
夢
変性意識の状態で体感できる生理現象です。通常意識で見えることはありません。潜在意識の中に潜んでいる様々な記憶の欠片を視聴覚的なイメージとして捉えます。通常の就寝中における⋯レム睡眠とノンレム睡眠の周期の狭間で見る夢は、記憶の整理も兼ねているため、順序制御のようなものが発生、ストーリー性のあるものが見えやすくなります。白昼夢も脳疲労をトリガーに発生することが多くなるため、思考のオーバーフローを解消するため、記憶整理の順序制御が発生、思考が勝手に巡り始めます。空想は思考と思考の狭間から無意識を誘発させて、記憶整理の順序制御を意図的に引き起こすものです。一方、入眠時幻覚のような断片的な夢もあります。持論となりますが⋯心霊現象やUFO目撃談の中には、瞬眠時のこれによる誤認が多くあるのではないかと考えます。
自動化
タルパ作りにおける「自動化」は「無意識化」と同じ意味になるが、長らくその原理が不明なままであった。変性意識の状態となり⋯思考と思考の隙間から無意識を誘発させることで自動化が促進される。尚、ここで言う思考は人間側の作用、無意識はタルパ側の反応となる。また、思考はタルパの設定条件に沿った内容にすることで、タルパの性格が形成されて、タルパ独自の自我も芽生え始める。思考と無意識をファスナーの歯に例えると分かりやすいだろう。

最初は交互にかみ合っていたものを⋯ファスナーを開けるように、人間とタルパの距離感を醸し出し、面と向かい合って対話できる存在に仕上げて行くのだ。もちろん、それは一回でできない。ファスナーの開け閉めを反復的に繰り返しながら、徐々に完全分離(完オート)を目指す。既存の「一人二役」なる自動化訓練法は、無意識の本質で何であるのか議論が不足しており、こうした主体性(人間)と客体性(タルパ)の相対化も論じられていない。
人格
人格とは人生経験を通じて培った人間性のことで性格とは少し異なる。性格は個性、気質となる。わかりやすく説明し直すと⋯責任感や倫理観と言った概念が人格の構成要素となる。一方、同じ責任感でも⋯物事に対して明るく前向き取り組む人もいれば、物静かに淡々と対応、処理する人もいる。性格は言うなれば人格の特性になる。タルパの自我(性格)は人間側の人格が土台となるため、タルパで(自分自身の)別人格になるのは不可能であり演技に過ぎない。
解離性同一性障害
タルパ実践の観点から説明します。解離性同一性障害は人格が複数に分断した状態です。理屈の上では特定人格でタルパを作ることは可能です。しかし、人格交代が不安定でコントロールできない上、記憶の欠落が発生するのも一般的とされています。すべての人格と向き合うことで精一杯の日常生活となるはずです。そのような状態でタルパを安定的に作り出すのは不可能と言えます。タルパは人格から作り出すもので、新たに派生した人格はタルパではありません。
内在性解離
解離性同一性障害とは違って記憶が飛ばない、人格のような複数の存在と記憶の共有までできるのが内在性解離となります。正式な医学用語ではないらしく、医者でもない自分が言うのは不適切かもしれませんが、双極性障害のような気分障害と同類ではないかと見ております。不安定な個性、気質が偏在化、分散化しているだけだと思います。すべて自分の一面でありタルパではありません。自称DIDもこれであり、発生型タルパに誤認されやすい。
発生型タルパ
訓練を経ずして⋯ある日突然、無意識化された存在として認知したもの。結論からして「侵入思考」をトリガーにしたもので、入眠時幻覚のような生理現象と重なったことで、擬人化による外在化でタルパに転換したもの。その元となる記憶情報が潜在意識に必ずあるはずなので、逆行催眠やダイブなどで原因は究明できるものと思われます。リラックスして気が緩んでいる状態、数秒程度の瞬眠でもこうした生理現象は十分に起こり得る。UFOの目撃と同じようなもん。