思念体と病理的幻覚の違いまとめ

投稿日 2024.06.14 更新日 2024.06.14
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思念体は二つの種類に大別される。意図的であるか否かである。前者の場合、変性意識による深層意識へのアクセスが前提条件となり、人工精霊(タルパ)は深層意識への外部的作用、イマジナリーフレンドは深層意識での内部的作用で実現する。後者の場合、従来の発生型が分類される。潜在的な願望や欲求により、深層意識から思わぬ形で掘り起こされたものと言えるだろう。いずれにしても、思念体は深層意識の無意識で動いており、通常の思考が働いている顕在意識に影響を与えることはない。もちろん、自動化された思念体と会話する際は、顕在意識の思考で質疑を繰り返して行くが、自動化そのものは深層意識にあるもので実現している。人工精霊にしろタルパにしろイマジナリーフレンドにしろ⋯これが正しい思念体のあり方、科学的なメカニズムとなる。

病理的幻覚との違いについて

内在性解離や双極性障害などの精神疾患の場合、顕在意識の思考が暴走していたり、思うような制御ができないだけに過ぎない。これら精神疾患は気分障害であり、気分の良し悪しは顕在意識での思考のむらや偏在に過ぎない。これらの精神疾患で感じることのできた「存在」は、気分が落ち着かず、まとまりのつかない思考をどうにか制御しようと足掻いた結果に過ぎないものと考える。思考を整理しようとした結果としての存在と思われる。当然、自動化は不可能なので憑依が好んで行われる。以前にも指摘したことだが⋯脳内音読をOFF状態にさせることで、本当に生きた存在と錯覚しているのだろう。また、そうなると対話が不得手となるので、ぶつぶつと何をつぶやき続けるような形となる。すべて顕在意識での思考により手動動作させているだけに過ぎない。

あらためて思念体の定義について考える

つまり、直前で述べた行為は「なりきり」と何ら変わりなく、心理学的に見た場合、責任回避のための「投影」と言える。あえて、なりきり界隈のものとの違いも上げてみるとすれば⋯なりきり界隈のなりきりに投影の心理は一切働いておらず、純然たる娯楽的行為になると言えるだろう。ぶっちゃけ、なりきり界隈の住人たちですら、タルパ界隈のなりきり行為には呆れていることだろう。精神疾患と一緒にされたらたまらない。とりあえず、あらためて思念体の定義について考えてみたい。これまでの話の内容から⋯自動化と言うよりは、顕在意識の思考に依存しないが適切な気がして来る。もちろん、思念体そのもの設計デザインや会話の質疑応答のための思考は例外となる。思念体を活かすために必要な構成要素は、すべて潜在意識の中にある無意識としての記憶情報だ。

自動化と言う名称が多くの誤解を生み出しているのか?

ただ、理想を言えば⋯となる。100%それを完遂させるのは難しい。自動化に進捗率があるように、この点に関しても同様のことが言えるだろう。しかし、自動化と言うと、脳内音読をOFF状態のものと混同される恐れがあるため⋯思念体は独立した意思を持つ存在なのだから、自分から分離させる形での対面対話による無意識化応答率(仮称)を、今後の新しい訓練指標に変えるべきかと考え始めている。視覚化に関しても⋯いまだに、本当に目で見えるようにするものと勘違いしている者がいる。この点に関しては私にも責任がある。運の光でそのようように説明していた。脳内で視神経にそのような情報を割り込ませる云々とは補足していたが、惚気問題と同様にその真意が伝わることはなかったようだ。現状において視覚化はほぼ放棄の方針に変わったが⋯

精神疾患で感じた存在を思念体に変える方法

もちろん、精神疾患にある者が思念体を作るなとは言わない。積極的な推奨はできないが、生きるための希望や勇気になると言うのであればやると言い。これは以前の記事でも述べた話だが⋯精神疾患で感じた「存在」を潜在意識に沈めたり、あるいは、潜在意識にある何かと結び付けることで、後から本物の思念体に変えるやり方もある。具体的なやり方については⋯次回、別記事にまとめて情報展開する予定だ。ただし、リスクがある点だけは重々承知の上で挑戦して欲しい。通院中であれば医師との連携、意思疎通も大切なものとなる。当然、医師との見解が矛盾した場合、医師の指示を優先すべき状況となる。まず、日頃から医療に対して不信感を持っていたり、医師や薬剤師の指示に従わないような人に救いがない点だけは事前に強調しておく。そう言う者は思念体はやめろ。