本物の思念体使いの矜持

投稿日 2024.04.02 更新日 2024.04.02
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本物の思念体使いは皆無に近い。魔術や占い、心理学に基づく正真正銘の(人工精霊としての)タルパ実践者は一握りの存在に過ぎない。イマジナリーフレンドは比較的多くの人が、幼少期に体験する認知現象となるが⋯ほとんどの人が小学生の間に消失させてしまう。イマジナリーフレンドを大人になるまで所持し続けられる人はごく少数だ。対して、できもしないのにチベット密教を引き合いに出してタルパを語る者、本当は精神的な病理現象によるものなのにイマジナリーフレンド所持者を自称している者、解離性同一性障害と思念体を混同している者、そして、なりきり⋯本当に呆れるばかりである。本物と偽物の区別、見分け方について説明したい。初心者は本稿の内容を踏まえ、熟慮した上で、心して思念体の世界に足を踏み入れて欲しい。

本物と偽物の脳内での働き

投資は余剰資金を使うのが本来のあり方です。生活資金を削ってまでやるものではありません。思念体もこれと同じです。心に余裕のある人がやるもので、そうでない人がやるものではありません。本物は脳の働きが鋭敏で、豊富なリソースを確保しております。思考や感情を能動的に制御して状況を作り出す感じになります。そうして思念体と呼ばれるものを生み出します。能動的にやるものですから、自己責任と言う概念を重々承知しております。一方、偽物は脳の働きが鈍く、キャパシティも小さいです。思考や感情を受動的に受け止め、感じるがまま行動するので、病理的な幻覚との区別が付きづらく他責に傾きやすいです。思念体の原則である自己責任を理解しようがありません。だから、メンヘラやタルパ界隈で問題を起こすような人は⋯どこか受け身的な者ばかりなのです。

能動的か受動的かの違いに過ぎない

メンヘラや思念体で問題を起こすような人は、自分自身ともまったく向き合えておりませんので、二言目には外的要因に言及し始めます。不都合な問題は⋯すべて、自分以外の誰かに投影したり、別の何かに原因を求めようとします。ブログやSNSでぶつぶつと不満を書き綴っている者がいたら要注意です。そんな人に本物の思念体はおりません。これは幾度となく伝えていることですが⋯最強の敵は、いつだって自分の中にいるものです。きっと、それと延々と戦い続けているんでしょうね。自分のことすらままならんとは、そうやって自分を律することができない人です。本物は自分で自分をコントロールすることができます。自分のことがしっかりしているので、思念体もちゃんと育ちます。ちゃんと育った思念体に導かれるように、所持者もさらなる高みへ進むことができます。

甘えている者の言い訳

作った思念体に名前を付ける必要があるように、思念体には使命、天命としての目的を与える必要があります。本物は思念体を運命の相棒として考えます。思念体に必ず使命や目的を与えます。本物はそうやって思念体を使役し、願望や理想を実現させて行きます。もちろん、思念体への感謝の念は忘れません。また、思念体にそのような働きかけを行わないと思念体は成長しません。強い守護精霊として育成できません。一方、偽物はそれをまったくしません。なぜか?多くは自分のことすらままならんもんばかりですから、自分に対して期待していないからです。一部で思念体を道具扱いにするな、目的が達成された時に用済みになると考えている人がいるようですが⋯自分に対して期待が持てませんから、思念体に目的なんか与えようがありませんし与えられません。

思念体は使役されてこその存在である

そう言う人は受け身に徹するのが楽な生き方だと理解しています。そうすることで責任や原因はすべて他へ振り向けることができますから。その方が楽だから自分に対して期待を持たないのが無難⋯そんなところです。思念体を道具扱いにするな、目的が達成された時に用済みになるは建前に過ぎません。たしかに、独立した意思を持つ存在たる思念体に対して、道具は言葉としては少し抵抗感を覚えます。でも、思念体に対してどんどんお願いをして、ためらわず使役していいんです。もちろん、欲張ってアレコレお願いするのはダメです。また、お金が欲しいとか欲望を直球ダイレクトにぶつけてはいけません。非現実的で誇大妄想的なお願い事、呪いの類は厳禁です。自分の成長、自己実現を促してくれるもの、弱点が克服できるもの、大切な誰かの幸せを願うものにしましょう。