思念体の分類と定義について

かなり話が込み入って来たため、情報の整理も兼ねて、思念体の分類と定義について情報をまとめ直したい。まず、界隈的に言う思念体、狭義な意味としての思念体は、人工精霊、タルパ、イマジナリーフレンドの三種類となる。しかし、これまで力説して来た通り、今日におけるネット上のタルパは密教との直接的、継承的な関係性はない。西洋魔術などに基づくもので、実質的には人工精霊と同義になると言える。したがって、思念体は人工精霊（タルパ）とイマジナリーフレンドの二種類しか定義のしようがないが実情だと思う。ただし、広い意味で思念体を捉えると、神仏や幽霊など何らか明確な意志を持った存在から、言霊のような汎用的なものまでに及ぶ。また、これは当サイトの持論となるが、UFOや妖怪の類も思念体になると考える。

そもそも思念体界隈とは何か？

人工精霊・タルパ界隈はオカルト・スピリチュアル界の辺境にあると言っても差し支えないだろう。良くも悪くも⋯対して、イマジナリーフレンド界隈も心理学界の周辺にあるものだ。決してコアな代物ではない。そして、実践の類似性から両者はオカルト・スピリチュアル界と心理学界を橋渡しするかのように繋がっている。そもそも、人工精霊・タルパを心理学的な観点で実践している者もいるし、オカルトマニアのイマジナリーフレンド所持者もいないでもない。このように、オカルト・スピリチュアル界と心理学界を跨ぐように「思念体界隈」が形成されている。思念体界隈とは人工精霊・タルパ界隈とイマジナリーフレンド界隈を一括りにした集合と言えるだろう。思念体界隈とは一つの大きなカテゴリーとなる概念で、思念体界隈なるものが単独で存在している訳ではない。

比較する次元が違い過ぎないか？

冒頭でも説明した通り、思念体は広い意味では神仏や幽霊なども含まれる。しかし、本稿では⋯思念体を思念体と認識して、これを積極的に活用しようと考えている人達の集まりに限定した解説を行いたい。神仏や幽霊などもひっくるめた話はまた別の機会にやりたい。今述べたい事は⋯最近になって気になって来たことであるが⋯思念体とタルパの違いだとか、タルパ界隈から思念体界隈へ移動などと不可解なことを言う人だ。これを別の言葉に置き換えて表現し直すなら、IT業界とプログラマーの違いだとか、プログラマーからIT業界へ転職と言った奇妙な言い回し方に思えてならない。SEとプログラマーの違い、プログラマーからSEへ転職なら話はわかる。日産とトヨタの車、どっちが好き？はあっても、車とトヨタ、どっちが好き？なんて言う人はいないと思う。

自分の存在に対する結論を保留している人達の居場所としてなら⋯

現在、自分の目の前にいる存在がイマジナリーフレンドなのか？発生型のタルパなのか？果てまた人格なのか？よくわからず迷っている人は結構多いようだ。どうか、焦らずにゆっくり時間をかけて答えを出して欲しい。当サイトに掲載してある情報は、すべて私の持論に過ぎない。強い口調で書き綴っている個所は多いが、誰かにこれを強制したい意図がある訳でもない。重要な点になるので何度も書き添えておくが⋯一番大切なことは自分の頭で考えて結論を出すことだ。そう言った結論を保留している人達の居場所としての思念体界隈ならありかな？とも思う。後から自分の立ち位置を決め、これだと思う方向へ進めば良いと思う。現在、人工精霊・タルパ界隈、もしくは、イマジナリーフレンド界隈に属している人は、こう言った人たちに不必要に干渉するのはやめよう。

人工精霊（タルパ）とイマジナリーフレンドの違い（復習）

以前からの重複になるかもしれないが⋯人工精霊（タルパ）とイマジナリーフレンドも、発生メカニズムが完全に異なり、両者とも似て非なるものと言っても過言ではないと考える。詳しくは「イマジナリーフレンド・人工精霊・タルパの相違点と共通点」の記事を読んで欲しい。ただし、互換性はある。ダイブを介する形で人工精霊（タルパ）からイマジナリーフレンドへ変換することはできる。もちろん、イマジナリーフレンドから人工精霊（タルパ）のような感じへ変えることもできるが⋯原則としてそれは推奨しない。これまで述べて来た通り、思念体とは必要に応じてコミュニケーションが取れる、付かず離れずの関係性の方が良い。基本、思念体は精神世界（ダイブ界）の住人と位置付けよう。離れていても気持ちが通じ合えば十分だし守護の力も授かれる。