思念体の大統一理論
人工精霊、タルパ、イマジナリーフレンド⋯思念体にはいろいろな種類がある。さらに、その出自や源泉を巡る議論もあり、創造型、邂逅型、発生型などが提唱されている。本稿ではそれぞれの形式について詳しく語るつもりはない。復習したい方は「発生形態別に見る思念体の定義」をご覧頂きたい。ここでは、すべての型式を包括するもっと根本的なものに着目したい。思念体は原則として作り出すものであるが、所定の前提条件を整えることで、先天的なイマジナリーフレンドのように発生的に生み出すことも叶う。現状においては、変性意識でそれを試みるものが邂逅型、通常意識状態でのものが発生型と定義付けられている。しかし、当サイトで提唱する後天性イマジナリーフレンドは、これら形式の良いところ取りをした感じのものになります。
すべての型式を統一できる可能性
事前に思念体の設計デザインを考えておくなど、従来の創造型のように思えるけれども、ダイブ(白昼明晰夢)による蓋然性に頼る側面もある点から、邂逅型にも思えなくもなく、イマジナリーフレンドと言う区分から発生型にも似ていると言えるでしょう。ダイブによる思念体作成を提唱するにあたり、この点については少し曖昧なままとなっている。以前、創造型は古いやり方となり、今後はむしろ、邂逅型や発生型が主流になるのではないかとも考えた。それもあくまで当方の持論に過ぎない。しかし、整理してまとめる必要性はあるだろう。できるだけ早く⋯創造型、邂逅型、発生型⋯まぁ、これ以外にも亜種的な型式はあるが、それらすべての型式を一つのものに統一できるのではないか⋯限りなく個人的な思いとなるが、今はそんな可能性に希望を持っている。
想念の蓋然性に賭ける「求人票型」について思うこと
以前、求人型/求人票型なるものを提唱した者がいたが⋯要件定義のようなものを定め、それに基づく蓋然性に賭ける意味では、非常に先がけた考え方になると思う。しかし、あまりにも斬新過ぎたため、関係各方面で否定的な声が目立ったようだ。個人的にはこの考え方を支持したい。これがすべての型式を統一できる可能性を秘めていると考えている。ダイブ(白昼明晰夢)を前提にした思念体の作成に適切な考え方となる。とは言え、あくまでも着想段階の代物で、理論構築して具体化、実践性を高めて行く作業が必要となる。まぁ、これを原点に当方でもやって見ようと思う。時間は恐らくかかるだろう。ダイブによる後天性イマジナリーフレンドの考案に至るまで様々な試練にさらされた。さらに数年はかかるだろう。求人ではどうも趣がないので別の言葉でオリジナリティを出す。
統一理論的なものが完成するまでの暫定処置
ダイブ界の中で既存のやり方を踏襲した創造型は作れなくもない。しかし、実際にダイブを実現させた方なら分かると思うが、深い変性意識状態で緻密な思考を行うのは意外と難しい。後天性イマジナリーフレンドの設計デザインで完璧を求めない理由はここにもある。あまり根を詰め過ぎると悪夢でも見ているような状態になる恐れがある。気づいたら寝汗のようなもので体がびっしょりに⋯とりあえず、上述の統一理論的なものが完成するまでの間、次の二つの方法を暫定処置的に推奨して行こうと思う。一つ目は従来方式により生み出した、または、生み出された思念体(創造型、邂逅型、発生型のいずれも対応可能)を、最終的にダイブ界へ移住させる二段階方式的なもの。二つ目はダイブ界での邂逅となる。一番無難な方法は一つ目の二段階方式的なものになるだろう。
今後も紆余曲折はあると思うが一つに向かって行きたい
一つ目の二段階方式的なものの詳しい解説は、姉妹サイト「宵月の解醒」でやる。なかなか手が付けられない状態となっているが⋯やはり、理論構築を優先させて、前提となる話をこちら側のサイトで進めておくことにした。既存ベースの思念体をダイブで帯同させる方法、ダイブ界へ移住させる方法まで解説し終えたら、姉妹サイトの方の執筆を再開する。後天性イマジナリーフレンドを考案した際、当初はダイブ界の中でも創造型を作れるものと安直に考えていたが⋯今は邂逅型や発生型の方が思念体の本筋にも思えて来た。しかし、邂逅や発生は本当にランダムなものとなるため、どのような存在と出会えるかわからない。従来の創造型のように希望した容姿と性格をした存在と高い確率で邂逅できる⋯そんな方法を探りたい。発生型もダイブとの関係性を探り取り込みたい。