変性意識と言う基本へ立ち返るために
思念体と言うものは、深層心理に刻まれた記憶の集合体に過ぎない⋯基本的に、夢の中に登場して来る人物や動物とまったく同じ原理で自動化されているのだ。自動化は無意識化の訓練であり、無意識は深層心理で働いている⋯この内容を踏まえた上で、タルパとイマジナリーフレンドの違いについて情報を再整理してみたい。結論から言うと、タルパは意識の外側から間接的に深層心理に働きかけることで作り出すものであり、イマジナリーフレンドは意識の内側から直接的に深層心理に働きかけることで発生させる。前者は魔術や占術の力を借りることで実現可能となる。人によりやり方は微妙に変わると思うが、気の器をイメージするところから始めると思う。後者はちょっとしたコツのいる空想で実現可能となる。まず、ダイブによる精神世界の整備から始める。
イマジナリーフレンドに見出した思念体の原点
タルパとイマジナリーフレンドは同じ思念体ではあるが原理が異なる。冒頭での説明を、もっと具体的にわかりやすく説明し直すと⋯現実空間を背景にしたものがタルパ、空想の中での存在がイマジナリーフレンドとなる。この時点で、タルパとイマジナリーフレンドに大きな開きのようなものを感じた人は少なくないだろう。タルパは本当に難しい⋯対して、イマジナリーフレンドは誰でも実現の可能性があるものに思えて来る。基本は空想なのだから⋯しかし、この観点からイマジナリーフレンドへ特化し始めた訳ではない。実はそんなものは後付けに過ぎない。最大の動機、目的は⋯まぁ、似たようなものかもしれないが、楽しみながら思念体が実践できる方法の確立にあった。当時のタルパ界隈は荒れに荒れており、思念体本来の目的を忘れている者が多かったからだ。
タルパ界隈を徹底的に調査した結果
思念体を楽しめない者を排除したい裏事情もあった。タルパ界隈が荒れに荒れて、年がら年中、炎上騒ぎが絶えなかったのは、タルパ戦争以降にタルパ界隈にやって来たメンヘラ連中の仕業であったからだ。匿名掲示板での誹謗中傷行為を始め、神様タルパーに見るようなタルパク、そして薬物問題、果ては警察沙汰まで起こした者まで現れ、本当にやりたい放題の連中であった。こいつらの共通点は何だろう?そう考えて調べた結果⋯タルパの訓練にまったくと言っていいほど無関心であった点だ。タルパをいつどのように作ったのか一切不明で、自動化について言及していた者は皆無であった。真面目に訓練に取り組んでいれば、必ず、自身のタルパの自動化率について明かすはずだ。もしかして、変性意識になれないのか?いや、避けているのか?そう疑問に思うようになった。
既存のタルパに関する考察を無効化した気持ちもあった
深層心理は⋯無限の可能性を秘めた宇宙のような広大な世界であるが、過去のトラウマや悪い記憶の宝庫でもある。メンヘラは本能的にこれを避けるため、変性意識状態になれないのだろう⋯そう確信するようなり、まずは、変性意識を積極的に活用する魔術や占い、催眠術などを、タルパ作成における前提条件とすべしと、強く意見を唱えるようになった。チベット密教の修行法でタルパの作り方を唱えていたオカルト派の考察家や、タルパ界隈にメンヘラを引き込んだ科学派の考察家の顔に泥を塗ってやりたい気持ちもあった。だから、チベット密教の寺院で修行した経験のない者はタルパは作れない、科学派は科学の素人と徹底的に批判した上で、後天性イマジナリーフレンドを提案した。まぁ、ダイブは変性意識を引き出すための空想遊びなので、メンヘラは絶対に真似できないだろう。
一般社会常識的にはずれた行為こそタブー化すべき
メンヘラに魔術や占いは到底無理だろう。まともな儀式やリーディングを執り行える訳がない。やっているうちに心がドンドン壊れて行く。自分のことすらままならんもんが、自分を凌駕する存在や力を扱える訳がないし、他人の運勢に対してとやかく言える筋合いはない。心理学や催眠術もダメだろう。実際、タルパを利用した心理療法に失敗して、事件を誘発させたバカもいる。もう、こういう出鱈目な行為こそタブーとすべきだろう。また、オカルトの世界にあっても一般社会常識的な感覚は重要である。本気と冗談のさじ加減のわからんもん、現実と空想の区別のわからんもんも多過ぎだ。全部、真に受けるヤツ⋯なんなん?すくなくとも、後天性イマジナリーフレンドは、現実と空想の区別は明確で、現実生活も大切にしたい人向けのメソッドになると言える。