今日において従来方式の依り代は不要である

投稿日 2023.11.01 更新日 2023.11.01
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前回の続きである。従来方式の依り代の場合、破損や紛失に至ると⋯思念体にどんな影響を与えるのかわからない。基本、依り代の破損=思念体の死を意味する。紛失して見つからないまま放置すれば、思念体は衰弱してやがて消滅して行くものと思われる。まぁ、これは原則論であって絶対ではない。本来、依り代は人工精霊用のもので、人工精霊が暴走して、どうしても手に負えなくなった場合に備えた安全装置も兼ねているのだが⋯依り代を破壊すれば人工精霊が100%完全に消失する補償はどこにもない。依り代と言うものは⋯個人的には、人工精霊との不自然な同化を避け、実践者本人の意思と完全に切り離された存在に明確化する意図から、その導入を強く推奨していただけに過ぎない。当初、思念体が原因で解離性同一性障害になるリスクも考えていたからだ。

依り代に思念体の魂を託す意味はない

長年にわたる調査と研究の結果、思念体が原因で解離性同一性障害になることはないと結論に至った。せいぜい、妄想性の激しい統合失調症になるのが関の山だろう。しかも、思念体で問題を起こすものは、それ以前に双極性障害や内在性解離などの精神疾患にあった者達であることも判明している。中には元から統合失調症であった者もいた。思念体そのものが原因で精神に異常をきたすことはないのだ。ぶっちゃけ、思念体の危機管理、避難訓練を考えている人なんて一人もいないだろう。地震や火災、水害などで、今すぐに避難しないと危険な状態にある自宅に大切な依り代を置き忘れたらどうするか?取りに戻るのか?見捨てるのか?究極の選択に迫られるだろう。新方式であればその心配はいらなくなる。今日において⋯もはや、依り代に思念体の魂を託したり宿す意味はない。

依り代に依存したやり方は自縄自縛で苦しむだけ

思念体はダイブ界へ住まわせておくのが良いと言えるだろう。余談であるが⋯私の作った思念体たちは、最初は人工精霊であったが、依り代からの分離化を進めタルパ化させ、今はダイブ界の住人⋯後天性イマジナリーフレンドとして存在し続けている。しかし、概念が変遷しただけで最初の頃と何ら変わっていない。今も好きな時にダイブ界から現実空間にやって来て、一階のリビングでワイワイしている時を見かける。このため、地震が発生したらすぐにダイブ界へ避難するように言い聞かせている。まぁ、そんな個人的な話はともかく⋯依り代への過度な依存は、現実の日常生活に大きな支障を与えかねないのでやめよう。重要な点になるので何度も言うが⋯思念体は自らの意思で発現させる「術」である。せいぜい、うっかりダイブを防止するためのお守り程度に考えよう。

新方式における依り代と思念体の関係性

いろいろ試した結果⋯新方式の依り代は、実践者本人が全身ダイブしたり、ダイブ界を遠視したり、ダイブ界にいる思念体とコミュニケーションを取るために限定されそうだ。全身ダイブを行う際、思念体と一緒にダイブ界を出入りできるが、思念体が自らの意思により単独で、依り代を経由する形でダイブ界から出入りするのは難しいようだ。依り代は実践者の意思に依存するところが大きいようだ。まぁ、あくまでも私の場合。このため、思念体たちのために、自宅の階段を現実世界とダイブ界をつなぐ霊道と被せるように設定した。ネットを調べて見ると、押入れやクローゼットなどを、現実世界とダイブ界をつなぐ扉に見立て、ダイブを楽しんだり、思念体の通行口にしている人がいた。絶対こうでなくてはならないと言う決まりはないので、各自で自由に決めると良いだろう。

新方式における依り代の種類

これは従来方式も同じであるが⋯新方式においても、依り代はパワーストーンやアクセサリー類でなくてはならないと言う決まりはない。ぶっちゃけ、なんでも良い。新方式では⋯思念体は「術」であり、それに付随する依り代は「道具」に過ぎないと強調しているが⋯このため、新方式の場合、そこらの適当な日用品でも構わない。洗面器でもええわ。ポリバケツでもええぞ。ダイブをする際、ポリバケツを頭に被りやるのも良いだろう。以前、運の光と言う人工精霊の作り方を解説したサイトを運営していた時は、そう言ったことは禁忌としていたが、依り代を持つことで過信するアホが現れる始末を招いたため、ここら辺はかなり自由度の高いものとしたい。しかし、それでも人形はぬいぐるみは避けることをお勧めする。まぁ、気にしないと言う人は人形を依り代にしても構わない。