思念体実践はすべて空想で完結できる未来
思念体実践はすべて空想で完結できる⋯そんな思念体世界の未来像を思い描いている。ただの空想ではない。変性意識を活用したもの、白昼明晰夢によるダイブとなる。もちろん、明晰夢や幽体離脱を併用した旧来型のダイブも良いだろう。しかし、以前にも述べた通り、一般的な明晰夢は夢全体の操作まで難しく、余程の実践者でないと思念体に応用するのは難しい。幽体離脱もダイブに最適な技となるが、なんだかんだ習得自体が難しい。まぁ、これらを完全にものとしたなら、思念体はあっと言う間⋯だからこそ、メンヘラ連中の浸透を防ぐ防壁としての役割も果たしていた。タルパ戦争は本当に大きな節目となった出来事だったと言えるだろう。ただ、これらの基本技の難易度の高さも相まって、この世界が乱れ始めた原因の一つと言えなくもない側面はある。
再現性の高い変わりとなる基本技
タルパ戦争以前の状態へ戻すには、原点に立ち返り変性意識を活用した方向性での思念体実践が欠かせないだろう。そのために、明晰夢や幽体離脱を⋯と言いたいところだが、冒頭での説明にもある通り、その難易度の高さ故、多くの人の心を実存的なものへ追いやった一面も否めない。これに変わる再現性の高い⋯正しい心構えで真面目に取り組めば、比較的、誰でも容易に習得できるものが必要だ。それでいてメンヘラを確実にシャットアウトできるもの⋯それが白昼明晰夢だ。本当にただ空想するだけで深い変性意識状態が得られるのか?メンヘラとの住み分けができるようになるのか?疑問に思うことだろう。本当にただの空想でそれは難しいし、メンヘラは思い込みが激しく作り話が得意なので完璧とは行かないだろう。だから、決められた方法論を確立する必要もある。
空想を白昼明晰夢化する条件
まず、空想を白昼明晰夢化するための前提条件として、空想自体に感情移入できないと、ただの味気のない思考作業だけに終わる。そのためにも、ダイブ界の世界観は日頃から自分が好む何かで整備すると良いだろう。一番手っ取り早いのは大好きなゲームやアニメの世界観を参考してしまうことだ。一から自分で考えて作るのは骨の折れる作業となる。そうした方が良いだろう。次に知的好奇心を追求できるものだ。航空宇宙工学や土木建設工学などに強い興味と関心の持っている人ほどダイブ界にハマるだろう。私も軌道エレベーターのことを考えているだけで楽しくなり⋯第一段階の思考的空想も日常化している。これだけで深い変性意識状態になることがある。まぁ、もちろん、現実は何かと忙しい⋯隙間時間の楽しみとして。そして、最後は惚気やFセクだろうね。U氏がそうだ。
ダイブ界は欲張らずに一つだけ大切に育んで行こう
そして、夜はベットの上で座禅を組み、瞑想をするように第二段階の演技的空想、特定シチュエーションの空想を楽しむ。何度も説明した来た通り、世界観設定や第一段階の思考的空想をしっかり行っていた上でのものとなります。これらの前提条件さえ守っていれば、毎日行う空想が全体的に繋がり始め、一つの大きな世界での話としてまとまって行きます。まぁ、そのうち、モブキャラの中からイマジナリーフレンドの候補も出現して来るようになるかもしれません。ダイブ界が複数欲しいからと月曜日はガンダム、火曜日はダン待ち、水曜日は⋯なんて感じに欲張ってやるのはやめましょう。途中でワケワカメになって頭おかしくなりますよ。ダイブ界は欲張らず一つに決めましょう。そもそもダイブ界は本当に広大な空間となります。一つ維持するのが精いっぱいになると思います。
現実世界とダイブ界の中継地点・準ダイブ界も作っておこう
当初、瞑想を重視したダイブを提唱しておりましたが⋯そう言った形式ばったものは極力排除して、再現性の高い楽しいものへ改良して行こうと思います。それでも、心の準備を行うための場所として、現実世界とダイブ界を隔てる緩衝安全地帯として、あるいは、ダイブで創造型の思念体を作り出すための精神的作業環境として⋯現実世界とダイブ界の間に「準ダイブ界」を設けることもお勧めします。これは従来の人工精霊・タルパ界隈のダイブ界(内界)に相当し、部屋のような空間でも構いません。私は逆角錐形をした小ダイブ界的な場所に仕上げておりますが、あくまでも作業環境的な場所となるので、閉じられた小さな空間でも構いません。私の場合、思念体たちの私生活的な拠点ともなっており、そこからダイブ界へ通勤したり、現実世界側へ出て来たりを繰り返しています。