後天性イマジナリーフレンドの設計デザインについて
当サイトで提唱している後天性イマジナリーフレンドの設計デザインについて語りたい。どんな姿や性格をしたものを作りたいのか決めて行く作業になる。設計デザインは大きく三つの作業に分けられます。種族、年齢、性別を決める基本設計、基本設計に基づく容姿や外見を決める外面設計、そして、性格や気質などを決める内面設計である。この作業の流れは、人工精霊やタルパのものと然程変わらないだろう。しかし、従来のものほど精密に行わないものとする。頭のてっぺんに生えた髪の毛から足の爪先まで、無数の細かい設定を決めた上で全体的なデザインを行い、それに基づくイメージトレーニングのような作業は行わないものとする。大まかに決めたものへのフィーリングによる近似で良しとする。完璧を求め過ぎたり、こだわり過ぎないのをポイントとする。
基本設計
フィーリングでやりましょう!と言っても、種族、年齢、性別だけはしっかり決めてやろう。思念体を作ろうとする人は、多くの場合、人間⋯特に理想的な姿をした異性を求めがちである。もちろん、Fセクは禁じないが、現実世界での人間的成長を阻害する原因となる恐れがあるので積極的な推奨はできない。一番のおすすめは動物型である。動物なら人間関係と競合することはないので、所持者と一生涯にわたり良い関係が築けるだろう。もっとも、最終的には個人の自由である。どうしてもFセクチックな関係性を望むならやればいい。ただし、現実での恋愛や結婚に影響が出る恐れがあることだけは注意喚起しておく。もっとも、ダイブ界完全限定にするのであれば⋯まぁ、好きにしろ。これは別の記事でも指摘した話だが、ダイブ界での浮気も見抜くくらい女のカンは鋭いぞ。
外面設計
次に容姿や外見の設計デザインである。表情や髪型、服装⋯当然、体格や身長の設定もこちらで行う。冒頭でも述べた通り、あまり細かく考え過ぎないのがポイントとなる。だいたいでOK。キャラメーカー等のツールで作成したものでもう良い。最近は画像生成AIもある。こんな感じ、こんな風でいいのだ。最終的にはダイブ(白昼明晰夢)の世界で会おうと言う存在である。デザインした通り100%忠実に再現された状態で出現して来ることはまずない。だが、大きく損なうこともない。近似となる。なんか似ているわ⋯そんな感じのものを受け入れよう。重要なのは再現性である。100%完璧なものが出現しても最初の2~3回限りでは意味がない。てか、完璧や求め過ぎたり、こだわりを強く持ち、強迫観念的にやると再現性が低下する。理想の70~80%で再現率99%を目指そう。
内面設計
性格や気質の設定になる。これも外面設計同様、完璧を求め過ぎたり、こだわりを強く持ち過ぎてはいけない。やっぱり、理想の70~80%で再現率99%を目指そう。どんな人にも長所と短所は必ず兼ね揃えているものだ。まぁ、思念体の場合、長所となるような良い点を積極的に設定すると思う。しかし、何度も言うように、ダイブ界でそれが忠実に再現されることは決してない。不足や意外に思う部分はその存在の短所や欠点となるだろう。それも含めて受け入れよう。性格や気質は成長と共に少しづつ変わって行くものだ。思念体とは長い付き合いになる。長い目で見て付き合って欲しい。人工精霊やタルパの世界で失敗したり問題を起こしている人は⋯そう言うのがダメな人なんです。現実ではいい加減でダメな人なのに、精神世界では完璧主義者であろうとするから始末に負えん。
設定する性格について
本懐となる部分はここだ。どんなに美しく理想的な容姿をしたものが完成しても、中身がしっかりとしたものでなければ意味がない。これは「運の光」でも強調していたポイントになるが、作り手の人間的成長を促すものに設定しよう。このため、性格の設定内容を考えるにあたり、自分自身の弱点や短所を直視しなくてはならない。人によっては精神的に苦痛に思う作業となるだろう。しかし、そのくらいの覚悟が持てないのであれば、イマジナリーフレンドを作るのはやめた方が良いだろう。失敗した場合、投影の心理が映し出されたものに仕上がる危険性がある。自分自身の弱点や短所を補ってくれるような心強く感じられる性格をしたイマジナリーフレンドを作ろう。ただし、イマジナリーフレンドがいないと何もできなくなるような依存的なものであってもいけない。