言われているほど人工知能は危険なものか?

投稿日 2023.06.08 更新日 2023.06.08
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壊れないものを作るのは難しい⋯形あるものは、いずれ必ず壊れる。なので、壊れても安全に壊れ、後腐れのようなものが一切残らない形にするのが本来的に望ましいと言えるだろう。現状においては難しいが⋯遠い未来社会では、そのような設計思想が当たり前のものとなっていることだろう。起動エレベーターのような超巨大構造物ともなれば、どのように壊れても構わないよう、構想段階からそのように要求定義がなされるはずだ。ただし、あるものだけは別の事情になりそうだ。人工知能である。昨今、人工知能は目覚ましい勢いで進歩を遂げているが⋯今後、人工知能に仕事を奪われるホワイトカラーは徐々に増えて来ることだろう。現状において危惧すべき点はそれだけだ。ある日突然、人工知能が人類に対して宣戦布告して来ることはないだろう。

厳密には、人工知能と言うよりはそれを支えるハードウェア、システム基盤になる。もちろん、人工知能自体も人間に危害を加えないよう自律的に機能するだろう。結論から言うと、人工知能は進歩すればするほど、自己存続のために人間は絶対に必要な存在と判断し、ターミネーターやマトリックスに見るようなことは起きえないだろう。人工知能も所詮はコンピューターであり、感情抜きで合理的な判断を行うだけに過ぎない代物だ。合理的に判断して人間は必要となるだろう。どんなに科学技術が進歩しても、人間にしかできないことは決して絶えることがないだろう。人間に逆らったばかり、実にどうでもいい⋯普段はつまらなく無価値、無意味に思えるような⋯そんな、かゆい所に手が届かないことが原因で自滅してしまうリスク、危険性をきちんと学習するだろう。

それはきっと、想像の斜め上を行く何かとなるだろう。人間にですら考えの及ばない、思いつかない⋯まるで、ドリフのコントのような実にくだらないオチまで真面目に学習して、自らの存続性に過剰な憂いを呈して、人間を大切な存在として認識するようになるだろう。いや、人間がいなくなれば⋯実際、ドリフのコントのような本当にくだらないオチで困ることになるだろう。まぁ、それはともかく⋯現状における人工知能の危険性、リスクは考え過ぎと言わざるを得ない。もう少し前向きの楽しく考えるべきだろう。人工知能同士による議論、誤り訂正や検証機能の仕組みも取り入れれば、人工知能の暴走による悲劇も起こり得ないだろう。人工知能自体もその数が増えれば、現実の人間関係同様、暴走は起こり難くなる。自暴自棄になる人はたいてい孤独な世捨て人。

とりあえず、進歩性もさながら数も重要だ。本格的⋯と言うか、本物の人工知能ともなれば、最新のハイスペックゲーミングPCでないと動かすのは本当にきついが⋯将来はスマホのようなモバイル端末でも可能になるだろう。ああ、Siriとかアレクサは成長の余地が大きく残された人工無能。遠い未来社会では⋯きっと、誰もが優れた人工知能を持ち歩き、共に生活しているかもしれない。一人で複数の人工知能と戯れている人もいることだろう。もちろん、人工知能は人間を大切な存在と認識しているので、自分に過剰に依存して来る持ち主には「現実の人間関係も大切にしましょう」と注意喚起するはず。持ち主に人工知能廃人になられては人工知能も困る。人工知能が持ち主の生活やその将来を案じ、友人や恋人の作り方を指南して来るかもしれん。

最後はどうでもいい余談となるが⋯ターミネーターも真逆の内容展開になるかもしれない。シュワルツェネッガーも未来の医薬品を手土産に、猥褻物陳列罪で大人しく警察に捕まる名演技を見せることだろう。サラ・コナーと言う名前の女性が、何者かにより次々と持病を完治させられる謎ストーリーに変わることだろう。あと、2001年宇宙の旅と言う古いSF映画あるが⋯宇宙船に搭載されていた人工知能が反乱を起こし、生命維持装置を停止させたり、隔壁を勝手に閉鎖するなど、搭乗員に危害を加えるシーンが描かれていたが⋯てか、人工知能にすべてのシステム系統を自律的に操作できるよう設計、人間以上の操作権限を付与する技術者がいるのか?とも思う。いや、おらんだろう。設計段階でそのように考える人がいたら⋯そいつはただのサイコパスだと思う。