思念体の「型」最新研究まとめ

投稿日 2023.10.12 更新日 2023.10.12
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人工精霊やタルパ、イマジナリーフレンドなどの思念体は⋯その出自や由来などから、様々な「型」に分類されている。創造型、邂逅型、発生型⋯これ以外にも派生的な型が存在しているが、ここで一度これまでの型に関する考察内容をまとめてみたいと思う。結論を先に伝えておくと、すべての型は邂逅型にまとめられる可能性が出て来たと言うことだ。もちろん、創造型は思念体の原理原則がよく煮詰められた優れた実践形態になると言える。しかし、なりきりの自称に悪用乱用されやすい欠点がある。発生型も遅延性のイマジナリーフレンドである可能性はなくもないが、病理的幻覚症状との区別がまったくつかないためリスクが極めて高い。対して、邂逅型には創造型や発生型のような欠点はないし、この両型の利点を最大限に活かすことができる。

創造型の利点と欠点

現状において、思念体を欲するなら創造型から始めるのが一般的な流れとなっている。冒頭でも説明した通り、思念体の原理原則がよく煮詰められた完成した理論と言っても差し支えないだろう。実践的な側面から見ると訓練方法に関してはまだまだ議論の余地が残されているが、基本的な考え方は創造型で間違ってはいない。私自身も以前は創造型のみが思念体のあるべき姿と固く信じていた。しかし、メンヘラ対策の研究を進めるうちに、変性意識によらず実現できる可能性があり、それはリスク的なものである上、自称との区別がまったくつかない欠点があることを憂いるようになった。事実、メンヘラによるなりきり演技の温床と化している実態がある。創造型=イラストメーカーで作ったと思い込まれている節もあり、もはや、自分の頭で考えることすら放棄されている状況である。

発生型の利点と欠点

タルパ戦争以降、人工精霊・タルパ界隈にやって来た新興勢力により提唱された型となる。発現形態から明らかに遅れて出て来たイマジナリーフレンドと思われるが⋯これを主張する者たちはイマジナリーフレンド界隈へ行かず、どう言う訳か人工精霊・タルパ界隈で発生型と称して居座り続けている。その一方で、何らかの精神疾患を罹患している者も多く、病理的幻覚症状との区別が付きづらく説得力のないものともなっている。しかし、一部ではあるが信頼に足り得る者もおり、当方で前向きに考察をして見た結果、現実世界そのものへダイブしている可能性が見えて来た。以前、私が提唱した「反転ダイブ界説」がそれである。これ以外に考えられず、発生型は邂逅型とまったく同じ原理と言えなくもなくなって来た。空想が苦手なイマジナリーフレンド所持者かもしれない。

創造型と発生型の長所を活かす新しい邂逅型

タルパ戦争の当事者であるU氏によって提唱されたものとされている。変性意識を前提条件としている点から、私はこれに強い賛同の意思を持つまで至った。創造型が思念体のあるべき姿と固く信じていた私にとって、大きな意識変革をもたらすものとなる。また、邂逅型はダイブも前提条件としていたので、ダイブ界の研究も積極的に行うようになる。もちろん、すべてを鵜呑みにしている訳でもない。創造型や発生型の長所を活かす新しい邂逅型を考えている。ダイブ界で創造的に発生させる⋯そんな感じだ。ダイブ界で創造型を作れなくもないだろう。しかし、従来の創造型のプロセスを踏むのは難しい。ダイブ(白昼明晰夢)で見る夢のシチュエーション⋯明晰夢なので、夢の中での空想物語から自然に作り出す感じとなる。創造型的でもあり発生型的な邂逅型である。

今後、どのように邂逅型へまとめるか⋯

現在、私が提唱している邂逅型は飛躍し過ぎた考えかもしれない。強い違和感を覚える人も多いだろう。ただ、ダイブ論は積極的に推進して行こうと思う。思念体とダイブをワンセットにした考えで研究を続けて行きたい。とりあえず、違和感を和らげる⋯現行ベースでダイブとの組み合わせを考えるなら、ダイブ界で作る思念体が創造型、ダイブ界の自然光景の中から現れる思念体が邂逅型、ダイブ界のモブキャラの中から現れる思念体が求人型と表現するのが妥当だし現実的かもしれない。これをスタート地点に邂逅型へまとめる方策を考えて行きたい。最終的に自分の本質を見極めた上での希求心から得られるもの⋯モブキャラの中から現れる思念体としての求人型ではなく、自分自身の魂が昇華して行く過程から望むものが得られる感じの求人型を邂逅型の最終形態としたい。