本物の思念体実践者はどのくらいいるのか?

投稿日 2023.05.19 更新日 2023.05.19
Pixabay

人工精霊、タルパ、イマジナリーフレンド⋯思念体にはいろいろな種類があり、その由来も人により様々です。これ以外にもナフラや精神科医により提唱されているEBなるものもあります。いずれにしても、内心の世界にある主観的な存在ですから、第三者に証明したり確認することは不可能です。このため、持論となりますが「推定存在」と言う概念を個人的に提唱させて頂いたことがあります。前提条件と現在までの経緯がきちんと説明できているのであれば、本物と見なして問題ないと言う考え方です。素直に信じてあげましょう。極端な例えになるかもしれませんが⋯仮に相手がウソをついていたとしても、思念体の二重性の原理から、あなた自身の心の中で想起したものは、あなた自身の主観なのですから、存在するかしないか決めるのはあなたの自由です。

信じる心が真実となるのさ

後に「あの話はウソぴょ~~~ん!!」と言っても取り消しは不可能です。重要な点になるので二度書き添えておきますが⋯思念体は主観のみがものを言う世界です。自分の主観で相手の主観に及ぼしたものは、相手の主観の一部に取り込まれます。それは相手のものですから自分の意思ではもうどうにもなりません。仮のウソであったとしても、存在すると信じた相手の主観の中では存在することになってしまいます。そもそも、思念体は原則として不可逆的なものです。そうなると、ウソをついた人と騙された人の間で矛盾が生じる訳ですが⋯それはウソついた者の業(カルマ)に変わります。言っている意味⋯大人なら分かると思います。騙された方は何も悪くありません。これに尽きます。あと、この話は分かる人だけ分かればいいと思います。では、本題に入ります。

だがしかし「前提条件」と「経緯」は大切に

推定存在は「前提条件」と「経緯」を要点とします。前提条件が精神疾患などのあやしいものであったり、思念体誕生の経緯が曖昧で不明瞭だと成立しづらいと言えるでしょう。思念体の設定内容をコロコロ変えているようなものは似非と見て間違いありません。短期間で増やす人もちょっとアレです。ただし、イマジナリーフレンドが誕生した経緯に関しては、発生時期が曖昧となる傾向にあるので絶対とは言えません。イマジナリーフレンドは気づいたらいつの間に存在していたと言うパターンが多くなると思います。逆に、人工精霊やタルパは完全に意図して作り出すものなので、作成開始の時期が曖昧だと怪しいと言わざるを得ません。まぁ、素直に信じる心も大切ですが、そんな感じで「私には思念体がいます!!」と言い張る人を慎重に見極める姿勢も大切だと言えます。

ずばり、本物の割合は⋯

また、余談が長くなりましたが⋯予備知識と言うか不幸な誤解を蔓延らせないために述べさせていただきました。では、いよいよタイトルの結論になります。数年間、関係者を観察して見て来た限り、完全な自動化や鮮明な視覚化に至っている本物は10人に1人くらいの割合だと思います。本気で訓練して頑張っている者、元々イマジナリーフレンド所持者であったり発生型などの天才肌は2~3人。残念ながら⋯後の残りの半分以上は、確実に双極性障害や内在性解離などの気分障害、統合失調症、人格障害を患った人、薬中やアル中です。もちろん、程度の差はありますし、病人の生来の気質や性格の良し悪しもあります。すべての方を否定的に見ている訳ではありません。ありませんが、問題児の多さが目立ちます。人工精霊・タルパ=統合失調症と思われても致し方ありません。

人工精霊・タルパ世界の健全化のために必要なこと

現在のところ僅少な存在でありますが⋯最近は、創作方面からこちら側の世界に入り込んで来ている方も見受けられるようになりました。メンタルヘルス方面から彷徨い込んで来る困ったチャンが多い中、ある意味で貴重な存在と言えるのかもしれません。しかし、思念体の原理原則論や倫理に著しく反したものを躊躇ないなく披露して来るため、様々な物議を醸しているようです。あまり具体的な事例を述べるのは差し控えさせて頂きます。当事者に悪気はないと思いますし、純粋に楽しんでいるのだと思います。個人的にもツッコミを入れたい気持ちでいっぱいですが、多くは人生経験が未熟な中高生になります。生暖かい視線で見守りましょう(←悪意はない)。たしかに、思念体に関する誤情報流布が心配されますが、しっかりとした情報発信サイトがあれば問題ないと思います。