幻覚とタルパの違いについて

投稿日 2024.09.28 更新日 2024.09.28
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これまでの話の内容をまとめたい。タルパの訓練は変性意識で行うのが必須であり、前頭葉の平穏はさることながら、海馬を委縮させないライフスタイルを心がけたい。規則正しい生活習慣、健康な食生活、適度な運動とゲーム等による遊びで脳に刺激を与える⋯そんなところだろう。調べてみると、海馬は脳の器官の中で唯一、神経が生まれ変わり、大きく育てることができるらしい。そのためには前述した通りの習慣を身に付けたいものだ。しかし、前提がある。ストレスコントロールができることだ。精神に問題のある者は確実に海馬が普通の人と比べて萎縮、機能が低下しているので⋯タルパなんか作れる訳ないだろ。内在性解離や双極性障害の幻覚とは違う。幻覚と言うと肉眼で本当に見えてしまうイメージがあるが、脳裏の幻覚もあり得る。

幻覚とタルパの違い

この区別はかんたん。苦しみを感じるものが幻覚、楽しさを感じられるものがタルパだ。薬物による幻覚で楽しく感じるものもあるらしいが⋯それは初期の頃のもので、重症化が進めば目の前に虫がウジャウジャいるとか、タルパが食べられたとか意味不明なことを言い出す。一時の好奇心から身を亡ぼす結果となるのは必至だ。持論となるが⋯自動化は思考と思考の間から生まれる直感が原動力になるものと考える。また、自動化そのものの進捗は思考と思考の間から生まれた数多くの直感の連結だと考える。思念体は一つの個体として心象化された無意識の集合体とは、無数の直感(無意識)の集約化とも言えるだろう。言語や何がしかのコミュニケーションによる刺激で肥大化して成長して行く。完オート状態に到達したら、通常意識状態でもそれは可能となる。

何度も言うがすべてのケースを否定するつもりもない

タルパ作りは設定条件と言う思考を意識的に働かせることで、設定条件に沿った直感を得ることにあると考える。それで得られた直感は無意識の記憶として深層意識に刻まれる。その作業を積み重ねることで一つの独立した意思を持つ存在であるタルパが醸成できると思う。病理や薬物による思考は無秩序なもので、侵入思考のような意図しない感じものも多くなる。ネガティブな思考も多くなるので本能的に記憶しないよう葛藤もするだろう。海馬も委縮しているし、記憶力も低下しているだろう。どう考えても⋯そんな状態でタルパが作れるとは到底思えない。ただし、タルパを作ろうとして心が落ち着くと言うのであれば例外となる可能性は出て来る。メンヘラのように絶えず怒り狂っているのとは訳が違うし、すべてのケースを否定するつもりもない。

最終的には個人の自由

積極的な推奨はできないが、精神に何らかの問題を抱えている者でも、所定の条件を満たしていれば、やっても構わないと思うし、むしろやった方がいい場合もあると思う。本当に何度も言うが⋯真面目な人や頑張った人が心を病んでしまうケースと、他害メンヘラや中二病は別だ。孤独は時に精神を病む原因にもつながる。傍らに誰でもいいからいてくれるだけで、希望や勇気が持てるようになることもある。そんな人はためらわずタルパ作りに挑戦すればいい。個人的にはダイブ界を基本にしたイマジナリーフレンドの作成を勧めるが⋯そんなものは個人の自由だ。好きな方をやればいい。ただ、タルパをやるなら魔術や占いをしっかり学んでからやった方いい。私は誰かに何かを強制したり強要するつもりはないし、このサイトで主張している内容がすべて正しいとも思っていない。

別に科学派へ転向する訳じゃない

今後の活動方針として⋯科学系タルパの考察をやって行きたいと考えている。独自の理論構築や体系化を一切行わず、オカルトにタダ乗りした挙句、精神を病んだ者を率先して思念体の世界へ引き入れた既存の科学派には憤っている。しかし、逆を言えば⋯良い意味では⋯科学派と言う領分は真っ新なキャンバスのような場所だ。一から何を作り上げて行く喜びが楽しめそうだ。既存の科学派連中は本当に何も実績を残していないから、自由にやりたい放題となるだろう。もちろん、タルパは本来はオカルトの専門用語だ。安易にタルパタルパと言及するのも憚るべきだろう。科学系タルパ=人工的または後天性のイマジナリーフレンドに準じた思念体になる点だけは強調しておきたい。脳科学と心理学を基盤にしたものを作り上げて行きたいと考えている。