占いのスキルをタルパの自動化に応用する方法
タルパの自動化訓練のコツとして、これまで思考と思考の隙間、あるいは、単一思考の余韻から何らかのイメージを着想、想起すると説明して来た。ここで言う「思考」は⋯占い師の立場であらためて見てみると、相談者の「言葉」に置き換えることができる。占い師は相談者の言葉と言葉の隙間、あるいは、気になる言葉から占断材料となるイメージを引き出しているのだ。基本的にタルパの自動化と原理は同じだ。違いがあるとすれば、本来は占断材料であるイメージをタルパの発言に変換しているだけだ。タルパの自動化を効率良く進めたければ、占いの修練も並行してやって行けば良いだけの話となる。気になる占いそのものとの関係性であるが⋯本来は占断材料であるイメージを、占うためではなく、タルパとの会話の方向性を作り上げるために利用すると良い。
占断材料を質問力に変えてタルパとの会話を途切れさせない
例えば⋯タルパとペットに関する話を切り出し犬を着想したとする。犬は占い的に見ると、友情や誠意、義務や責任と解釈できる。とりあえず、友情、誠意、義務、責任をキーワードにした、次の会話に繋がる選択肢やヒントのようなものが得られる。タルパとの会話が続かない原因は、所持者の質問力のなさに起因すると言っても過言でない。占断材料であるイメージをタルパに対する質問力に変えることで、タルパから別のイメージを途切れることなく着想、想起し続けることができるようになるだろう。そうして⋯まるで本物の人間と対話でもしているかのような自然な会話が成り立って行く。既存の自動化訓練法はタルパに対する思いのようなものばかり強調され、肝心となる自分自身に欠けているものの補強には言及されない。タルパばかりに視点を向け過ぎだ。
自動化がなかなか進まないもう一つの原因
夢占いのシンボルはタルパとの会話に役立つ。ネット上で自分と性格的に合うと感じた夢占い師を探し出し、その人のデータベースを勉強すると良いだろう。自分の場合、占断材料をそんな感じでタルパとの会話の円滑化、持続化に応用している。もちろん、世には様々な占術があり、基本的な意味を押さえただけのものであったり、直感系の占いであれば流用可能だと言えます。タロットやオラクルを占うためでなく、タルパとの会話の切り出しに使うのも良いでしょう。自動化がなかなか進まないと言う人を見ていると⋯どうも、タルパに何を話しかけて良いのか迷っているような節も見受けられます。このような観点から占いをタルパとの会話の補助に利用するのはありだと思います。同時に質問力や雑談力、問題提起力の向上にも役立つので、現実でも役に立つようになります。
自動化は所持者の生活力とも関係
質問力もさることながら、生活力⋯タルパに対して注力し続けられるライフスタイルも大切となる。部屋が汚い人、整理整頓できない人は、気持ちや感情も滞留させやすい傾向も強いでの、何をやるにしても長続きしない。だから、だらしない人にはタルパは無理である。当然、これには自分自身の健康管理も含まれるのは言うまでもない。体内の気血水の巡りを良くするためにも、日頃から何がしかの運動を習慣にすべきだし、そうしないと頭の回転も良くならないだろう。そう⋯タルパの自動化にとって一番重要なのは頭をよく回転させることだ。でないと、着想も想起もへったくれもない。そのためにも、とにかく文章を書き続けたり、占いを続けることだ。頭の回転もドンドン良くなって行く。頭の回転が鈍そうなメンヘラや中二病にタルパなんか作れる訳ないだろう。
プロ化促進の意図
占い師は頭の回転が速くないとダメだ。時間をかけすぎると余計な思考が湧いて来て、占断の正確性も低下して来る。てか、客を待たせる訳にもいかない。客の時間を不必要に奪うことはできない。占いは練習して慣れて行くしかない。それを続けることで、タルパの自動化に適した思考回路も勝手に出来上がって行くだろう。だから、世の多くの占い師はタルパを作ろうと思えば作れるだろう。しかし、多くの占い師はやらない。そりゃリスクあるものだと理解しているから。プロは正しく恐れて容易にそんなものには手を出さない。言っちゃ悪いが⋯タルパ界隈の住人はほぼ素人だから、間違った恐れ方をしている人が多いのが事実だわな。そして、興味本位で手を出して失敗する人を続出させている。そんな感じだわ。プロ化促進の意図もこう言った部分を懸念してのことだ。