精神疾患による病理的現象症状は思念体か?

投稿日 2024.05.14 更新日 2024.05.15
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思念体の発生メカニズムは二通りある。一つは視覚的、言語的な催眠、自己暗示をかけることによる無意識化で⋯もう一つは心象世界を持つことによる白昼夢化と言ったところだろう。前者はタルパ(=人工精霊)で、後者はイマジナリーフレンドになると言える。最近は微ダイブなる概念を模索中だ。イマジナリーフレンドの場合、必要に応じた関係性となるが⋯脳裏的とはなるが、タルパのように日常の一部として楽しめるようになるかもしれない。当初、イマジナリーフレンドもタルパ化できる旨を主張していたが、安全性の観点から微ダイブ状態の研究を進めたい。一方、タイトルにもある通り⋯精神疾患による病理的幻覚症状は思念体と言えるのか?気になるところだと思う。もう、そろそろ⋯決着をつけたいと思う。発生型タルパの件も本稿で総括したい。

病理的幻覚症状と思念体の発生原理がまったく違う

重度のうつ病、双極性障害や内在性解離で感じるものは、その類似性からタルパやイマジナリーフレンドに思われるが⋯病理的幻覚症状による場合、その存在の発生源や原動力のようなものは、深層意識に刻まれた記憶情報や心象世界ではなく、顕在意識で働いているストレスとなる。ストレスの原因はいろいろあるだろう⋯少なくとも、環境や人間関係に由来するものばかりで、体の外側から表面的に加え続けられているものになる。投影や代替思考による自己防御に過ぎないのだ。ストレスが解消されれば、思念体と信じている存在も消えるだろう。急に思念体が消えたと言っている人は⋯実は、精神的なストレスで一過的に感じていただけで、ストレスがなくなったことによる消失かもしれない。本物の思念体であれば、深層意識に刻み込まれているので、容易に消えることはない。

深層意識の代替に悪用されるSNS

人間の意識領域、顕在意識と深層意識の違いを電子工学でわかりやすく説明すると⋯顕在意識は揮発性メモリ、深層意識は不揮発性メモリみたいなものだ。しかし、不揮発性メモリを使いこなすためには、良質な変性意識状態にならねばならない。精神疾患にある者にそれは無理なので別のものを代用する。SNSのなりきりアカウントだ。タルパで問題を起こす人ほど無駄にSNSアカウントが多い。個人的な思いとはなるが⋯Xの全アカウント有料化をイーロン・マスク氏にお願いしたい。月額数百円程度で構わないから、全アカウントに基本料金を課して欲しいと願う。それによりタルパ界隈の諸問題の大半は解決するだろう。つい最近も、なりすましアカウントからのフォローやDMが届いた。やっている本人はバレてないと思っているのだろうが⋯いい歳こいて何やってんだ?

思念体の歴史的経緯を省みない理由は何だ?

タルパ界隈の一部で、タルパは健常者には不要、タルパは精神疾患の治療目的で編み出されたもの等とうそぶいている者たちがいるが、そんな医学的根拠どこにもありゃしない。仮にそうであったとしたなら⋯これは以前にも述べたことであるが、世界中にどれだけの精神科医、心理学者がいて、日夜、研究に明け暮れていると思っているんだ?そうだとしたら⋯今頃、イマジナリーフレンドでも利用した心理療法が確立されていることだろう。各自の考察も所詮は持論だから、基本的に何をどう推論しようが勝手であるが、思念体の歴史的経緯を辿れば、密教や西洋魔術、占いなどを源流としているのは紛れもない事実である。そう言った最低条件や前提条件を無視してまで、精神疾患による病理的現象症状と思念体を結び付けたい理由、動機は一体なんだろう?

現実の自分と向き合えないのであれば思念体と名乗るな

結局、自分のやっていることに自信が持てないので、確信や確証が欲しくて同族同士で繫がりを求めるんだと思う。現実の自分⋯ストレスと真正面から向き合い、それにより感じていたものを分離、心象化できれば、病理的現象症状によるものも思念体化できる見込みはある。しかし、うそぶいている間は⋯決して、救われることはないだろう。それができないうちは思念体と名乗らないで頂きたい。まぁ、医師や専門のカウンセラーの指示すらまともに聞けない連中だ。一生無理だと思う。将来は高い確率で統合失調症へ転落だろう。自分たちの規格に合わせない本物が許せないのだろうが⋯どんなに泣き喚こうが真実が覆ることはない。空を自由に飛び回りたい気持ちから、万有引力の法則を唱えたニュートンを誹謗中傷したところで、本当に空が飛べるようになる訳ではないのだ。