今さら感のある考察(1)タルパの性格設定について
タルパを作ろうとする場合⋯兎角、見た目や容姿ばかりに目が向けられがちだ。まぁ、イケメンや美少女、あるいは、可愛い動物型を作りたいと思うのは当然だ。わざわざ、醜い姿をしたものを作ろうとする人はいないだろう。しかし、何事も中身が伴っていなければ、まったく意味がない。性格の設定はタルパ作成における肝となって来る。自動化の成否も性格設定で決まると言っても過言ではない。ただし、設定した通りに育成はできないだろう。そこら辺の感覚は現実の子育てと同じである。半分も思い通りに行けば上々だろう。残りの不足や不満に思う半分は、今後の育成で修正して行く以外に方法はない。気長に自動化訓練をしながら、徐々に修正して行くしかない。本稿ではタルパの性格設定に関する今さら感のある考察をする。カムラッドでも活用して行きたい。
タルパの性格は自動化訓練を通じてしか醸成できない
訓練を積み重ねないと自動化や視覚化ができないように、タルパ自身の性格も育成を通じて醸成して行くものになります。事前に設計デザインした通りに、いきなり、自動化訓練の開始直後からそう決まっている訳ではありません。自動化訓練をやりながら、タルパの性格も作り上げて行きます。性格設定はタルパ育成のためのマイルストーンに過ぎません。設定した通り、自然に再現されるものではありません。冒頭でも述べた通り、現実の子育てと同じです。現実の赤ん坊は遺伝により両親の性格が受け継がれ、ある程度、気質が決まっていますが⋯この後から、性格はいくらでも変えることはできます。気質を上手い具合に活用すれば、将来、優れた人格を有する大人へ成長して行きます。まぁ、理想論かもしれませんけど⋯現実の子育ては本当に大変だ。でも、タルパも同じですよ。
タルパにも遺伝のようなものがある
遺伝や気質のようなものもタルパにあるのか?タルパは生命体ではないし、ゼロベースで作る創造型ともなれば関係ないように思えますが⋯遺伝や気質に相当するものはちゃんとあります。それはタルパを作ろうとする人の性格です。当たり前と言えば当たり前ですが⋯この親にしてこの子ありと言うように、性格のひん曲がったメンヘラがタルパに挑戦すれば、それ相応な存在へ育成されて行きます。また、この場合の存在は断じてタルパなどではありません。これは予てから申し上げている通り、ただの投影となり、自分自身の不都合に思う部分が反映されるだけです。タルパは心身ともに健全な者でないと、作り出すことは本当に難しい代物なのです。だから、極端に自分と違い過ぎる性格に設定するのは無理だと言えるでしょう。運の光で誤った見解を示しておりました。
タルパに育つか?ただの投影が起きるか?それはその人次第
人工精霊の作り方を解説したオカルトブログ、運の光では⋯自分の弱点を補強する意図から、あえて自分と違う性格をしたものに仕上げるのもありだよ!なんて説明していたと思います。消極的な人は積極的な性格をしたタルパを作れば、積極的になれ楽しい人生になれる⋯あれは私の間違いでした。全部、忘れてください。現状における結論は⋯そりゃ無理だ!です。タルパ界隈を見ればわかるだろう。タルパで幸せになっている人⋯どれだけいると思います?ほんのひと握りでしょう。大半は毎日自問自答の日々です。ぜんぜん、楽しそうじゃない。無理してそんなことをすれば、投影の心理がおきて、自分にとって不都合な性格をした存在に仕上げる可能性の方が高いわ。そして⋯何度も言うが、その場合の存在はタルパじゃないぞ。お前自身の弱さが擬人化されたもんに過ぎん。
タルパの性格の半分は無意識に反映された自分の一部?
自動化訓練は、たしかに、言動の無意識化の訓練ですが⋯その言動でタルパの性格を作っていきます。だから、タルパとの自動化訓練に使う言葉は適切なものを選びましょうね。タルパはどんどん言葉を覚えて、覚えた言葉の語感、ニュアンスも学び、性格を醸成して自我を形成して行きます。何度も言いますが、タルパの育成は現実の子育てと同じです。赤ん坊に向かってアホとかカスなんて言葉投げかけて覚えさせようとする人⋯おらんよね。やさしい言葉をやさしく投げかけますよね。その点を忘れないようお願いします。タルパの性格は、本当に作った人の性格によく似ると思います。意図してこういう性格にしようとしても、所詮は作る本人の性格に基づくものなのだから、半分は無意識に近い状態で自分に似て来ると思います。それが不足や不満に思う半分の正体だとも思います。