思念体で不慮の事故を未然に防ぐためにも
人工精霊やタルパは⋯基本は作り出すもの。偶発性に委ねる邂逅型も、ダイブ(白昼明晰夢)や明晰夢、幽体離脱などの技を使用します。いずれも、最初からそうと理解した上で挑戦するものです。イマジナリーフレンドも幼少期特有の認知現象で、思春期以降に出現して来る確立は極めて低いと言えるでしょう。これらの前提条件に合致しない場合、安易に自認したり認定しないよう注意しましょう。特に「発生型」ですよ。最悪、死亡事故につながります。思念体の世界を見ていると⋯ある日突然、パッタリと活動を停止される方をよく見かけます。消えると言うより、事故か何かでもあったのかと心配するような⋯そう、思念体と信じたばかりに発見や処置が遅れ⋯実際、入院していたり、激しい後遺症に苛まれている可能性があります。本当に〇んでいるかも⋯
脳神経内科を受診しよう
これは大袈裟な話でも何でもありません。実際に自分の体で起きている事象です。もう少し、肉体健康面のリスクも鑑みましょう。重篤な脳疾患の前兆現象であったら大変です。まず、本物の思念体ならカラーに見えるはずです。全体的に灰色がかっていたら、オカルト的には浮遊霊⋯いや、なんでもありません。本稿では科学の視点のみで語ります。この場合、脳疾患による幻覚である可能性が高くなります。また、本物の思念体なら現実的なサイズ感をしております。カラーであったとしても、小人のように極端に小さいものなら、レビー小体型認知症の疑いが強くなります。ある日突然、自分の目の前に謎の存在が現れたら⋯イマジナリーフレンドや発生型タルパ等と即断せず、脳神経内科を受診しましょう。その他、偏頭痛などの持病を持った人は思念体を持ち得ません。
幻覚の持続的再現の訓練にすり替わる恐れ
芥川龍之介のドッペルゲンガーや閃輝暗点の逸話から見る通り、偏頭痛によるそうした幻視や幻覚的な症状は付きものです。まぁ、当たり前過ぎる話となりますが⋯思念体と信じる前に自身のそうした症状の改善を優先させましょう。あまり名指しするような真似はしたくありませんが⋯人工精霊・タルパ界隈で黒い変形体をタルパと称している方を見かけたことがあります。何らかの脳機能障害による幻覚でなければ良いのですが⋯もちろん、幻覚と空想は明白に違い、そのくらい誰でも判別はつけられると思います。しかし、一時的(または断続的)に見た幻覚を発生型と思い込み、その持続的再現のための自動化や視覚化の訓練をしていたとしたら⋯ちょっと怖いですね。だんだん、自分でも判別が付けられなくなって来ると思います。気づいた頃に⋯とならなければ良いのですが。
事象には必ず要件があるはず
一瞬想起したイメージが定着、または、何度かそれが繰り返された結果⋯そのビジョンから思念体を創造している人は結構多いのではないかと思います。発生型と称している人は、実はこのパターンではないかとも推察しております。そもそも、発生型は何をもって発生型と判断しているのか不明です。いつ、どのような状況で起きた事象なのか?思念体の発生状況について詳しく説明している人が一人もおりません。ただ、発生型と称しているだけです。本当に便利で都合の良い言葉である。再現性や真偽性は横に置くとして⋯創造型は一通りの流れは確立されています。真偽の程が定かでない変な訓練方法がありますけどね。邂逅型もダイブや明晰夢、幽体離脱と言った技を使用します。発生型はそうした要件が見受けられません。現象には何らか説明できる要件があるはずです。
健康管理がダメな人に思念体は無理
説明できる要件がなければ、現象として発生型はあり得ないことになります。現象でないから⋯ただの思い込みとなります。その他、高血圧な人が主張する思念体も要注意です。高血圧=脳への負担が大きいです。その上、食生活が悪くドロドロした血液と来たら⋯脳疾患の原因の大半は脳内血管での問題です。とにかく、不健康な人の言う思念体は説得力がありません。以上、こうした肉体健康面の問題はクリアした上でないと⋯思念体は無理だと思います。ぶっちゃけ、自分自身の健康管理すらままならんのに、独立した意思を持つ存在なんか作れる訳ないだろう。本気で思念体を作りたいなら⋯筋トレや運動も生活習慣に組み込みましょうね。スクワットいいですよ。血行が良くなり、自律神経も整います。体調が良くなります。脳の働きも冴えるようになります。