タルパを本気で作ろうと思ったら⋯こんな運命が待っていた!?
タルパを本気で作ろうと思い、街の清掃美化活動を始めたら⋯
それに胸を打たれた世話好きな近所の人やお巡りさんが⋯あなたの就職の世話をしてくれるかもしれない。
今、そう言うのあまりないやろ。これも今はあまりないと思うが⋯
たまたま自衛隊の協力本部の人が通りかかり⋯ムキムキボディに鍛え上げた若者を見たら、声をかけずにはいられんやろ。
タルパを作ろうとしたら自衛官になったでござるの巻やな!
もう、警察官や消防士でもええやないか?体を鍛えまくると闘争心やチャレンジ精神も旺盛になってくる。
タルパを作ろうとしたら公務員になったでござるの巻やな!
まぁ、タルパに限らず⋯何かに挑戦しようとして、一定の結果が見えて来ると⋯別のもんに関心を持つようにもなる。
そうだね。人は行動を起こすことで視野も広くなる。
それによって価値観も変わる場合もある。毎日30kgの荷物を抱えて10kmも歩いていれば、警察官や消防士になれるよ。
宅配便の戦士(ドライバー)勧誘も半端ないぞ。
おそらく⋯タルパを作ろうと10人挑戦したら、半分以上は〇マト運輸や〇川急便に就職しているだろう。
それらの誘惑に負けず、タルパを本格的に作ろうと登山を開始したら⋯
毎日、山を登り下りする人なんてそうそうおらんやろ。多くの登山関係者から注目を集めるようになるのは間違いない!
せやな。登山道ではすれ違うたび知らん人同士でも挨拶する。
多くの登山関係者から注目を集めるだろう。ある日、山小屋の主人に惚れこまれて「ボッカやらない?」と誘われるだろう。
ボッカ(=歩荷)とは山小屋に食品や日用品を運ぶ人のことや。
どうせ毎日登り下りしてんだからやれよ!給料も払うから!と言われ、多分、断り切れなくなるだろう。
他の山へ移動しても⋯もう、ダメやで。
登山家のネットワーク、口コミは早いらしい。行く先々でボッカやれよとか、いろいろ頼まれるだろう。
そうなると⋯もう、富士山を目指す頃には⋯
別の運命が待ち受けているだろう。話題を聞きつけたマスコミが取材をしにやって来るかもしれん。
そうなると⋯もう、タルパ作りどころでなくなるな。
登山雑誌の表紙を飾るようになり、スポーツ用品のお店やメーカーなんかがスポンサーになりますとか言い始めるぞ。