化身(ギュル)へ昇華させることは無理だから諦めなさい

投稿日 2023.10.07 更新日 2023.10.07
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チベット密教の秘奥義として知られるタルパ⋯しかし、それは一つの大きな過程に過ぎません。タルパには最終形態があり、ギュルと呼ばれる至高なものへ進化できるらしい⋯実は、ブリやスズキなどの出世魚と同じで、その成長過程により名前が変わるのだ。しかし、容姿や大きさと言った見た目からのものではなく、精神的な面から見たものであるのは言うまでもない。それはあたかも神と対話するが如く、至高で達観した状態になるらしい。うん、人工精霊・タルパ界隈の住人じゃ無理。てか、チベット密教の坊さんでないと無理ですわ。そのチベット密教の坊さんの中でも、一部の選りすぐりの方のみに限られることでしょうね。ギュルに至るまでの過程を説いている考察家がおりますけど⋯どいつもこいつも言行不一致で説得力なし。誰と誰とは言いませんけど。

自分自身の本質と向き合えんからダメなのだ

放火魔が青少年に警察官や消防士になるためのアドバイスをしているようなもんですわ。そうなるとギュルは警視総監や消防総監みたいなもんか?そんな感じの考察家が実際いる。まぁ、そんな個人的な愚痴はともかく⋯もちろんでありますが、ギュルの考え方自体は否定しません。それを踏襲しようとする姿勢は素晴らしいことであります。私も本場チベット密教のタルパへアプローチする方法について研究を開始しました。ギュル的な思想には強い関心を持っております。前回からの話の続きも兼ねますが、タルパの延長上にあるものとしてではなく、出発点にそういった概念を持って来るのはどうでしょうか?結局、人工精霊・タルパ界隈が荒れに荒れて、問題噴出しまくりな状況なのは、思念体以前に自分自身の本質とよく向き合えていないのが根本原因だと思います。

今のタルパの作り方では不幸が続くだけ

修行を通じて心を鍛錬したチベット密教の坊さんならともかく⋯タルパを作った後から自分自身の本質部分に迫ろう、極めようって考えは本当に甘いと思います。先にそれをある程度の範囲でやらせておけば、人工精霊・タルパ界隈で多くの悲劇は生まれなかったことでしょう。これは以前にも述べた通り、修行僧がやるような本格的なものでないにしろ、その代替となる事前プロセスのようなものを設ける必要性があるなと感じます。まぁ、別に坊さんになりたい訳ではないので、そこはできれば楽しく実践できるものに⋯タルパを作り出す大まかな流れは、設計デザイン→気でタルパの原型を作る→容姿設定(意識の中における静的視覚化、装飾的作業)→自動化→視覚化(現実空間を背景にした動的視覚化)になると思います。これを大幅に改善する必要があると考えます。

自分自身と対話するプロセスを初期段階に設ける

気でタルパの原型を作る→非言語的自動化(感じるでOK)→潜在意識(自分自身の本質)との対話→要望をいろいろ出す→容姿自然形成(設計デザイン的な邂逅、別の存在へ昇華)→自動化の流れに変え、これをダイブ界における自分の居場所のようなところでやれば良いと思います。視覚化ですが⋯非推奨でやりたい人がやればいい感じになります。タルパをダイブ界から現実世界に連れ出す際は頭の中にきちんと存在していれば十分。まぁ、当サイトでこれまで解説して来た後天性イマジナリーフレンドと同義のものとなり、すべての型式を邂逅型へ集約したいと言う思惑がありますけど。あと、別にダイブ界は必須でなく現実空間を背景にやっても構いません。でも、ダイブ界を先に作ってその中でやることを強くおすすめします。ダイブ自体が自分自身への本質へ接近ですからね。

自分のことすらままならんもんにタルパは本来的に無理なはず

それにしても⋯自分のことすらままならんもん多過ぎ。これからタルパを作ろうと考えている人は、自分のタルパと自分自身だけをしっかりと見ていてくださいね。強い承認欲求と高いプライド⋯それでいて、低い自己肯定感と社会に対する絶望感⋯そんなのオワってますわ。で、上で気になる「潜在意識(自分自身の本質)との対話」ですが、容姿や髪型、服装と言った外面的なものは一旦横に置いといて、自分はタルパを通じて何をしたいのか?何かを欲しているのか?涙が出そうになるくらいまで自問自答を繰り返し続けると良いですわ。100回、200回と納得が行くまで。それで辿り着いた境地が正解であり、あなたが必要としている何かだと思います。それに基づきいろいろ要望と言うかお願いしてみたら?理想の容姿をしたもんが出現するだろう。