平面型ダイブ界の作り方

投稿日 2023.09.20 更新日 2023.09.26
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主観的感覚に基づくものは、個人差によるところも大きいので、自分がやり易いと感じたものを素直に受け入れるのが一番である。日頃から感性と直感を研ぎ澄ます努力を怠っていなければ、違和感を感じさせないピュアな着想に迷わず辿り着けるはずである。次に平面型ダイブ界の作り方について語って見ることにする。私が個人的に作り上げたダイブ界は⋯初期の頃はこのタイプになる。ただし、東西南北を曖昧にしたもので、大航海時代以前、人々により思い描かれていた世界観とはまた少し違う。周辺をどんどん追加で設計デザインして行き、最終的に周回できるよう惑星型ダイブ界へ変えた。そのような方向性へ変遷させた理由は、やっているうちに物足りなさを覚え、宇宙開発的な分野にもダイブ界を拡大させたかった意図から、惑星型へ大きく変えることとなる。

ダイブ界でもニュートン力学は無視できない

私のダイブ界の一番の売りは軌道エレベーターである。これがどうしても欲しかった。なので、自分のダイブ界を現実の惑星同様、球体に変える必要に迫られた。軌道エレベーターは惑星自転の遠心力で構造形成されるものだからだ。ダイブ界なんて所詮は空想世界だから重力は無視して構わないだろうとか、飛行石などの反重力的物質を素材にしたもので作り直立不動させることはどうかと言った意見が出てくるかもしれない。ダイブ界の中であったとしても、ニュートン力学を無視することは難しく感じる。ダイブは瞑想による上昇感や沈降感など、重力の伴う方向的感覚を利用する。人にもよると思うので絶対は言い切れないが、ネットを調べて見ると⋯やはり、空や海の中を沈んで行くような感覚で実践している人が多いように見受けられる。重力は無視できない要素だ。

ダイブ中でも重力を感じることは大切

ダイブ界の中であっても、しっかり、地に足が付けられるような感覚も体得しておいた方が良いように思う。何気ない事であるが重力は精神的安定感をもたらすものである。変性意識状態が最高潮に達し、ダイブ界に到着した後は、ダイブ界から容易に剥がれ落ちないようイメージを安定させる必要もあると思う。やはり、そうなると⋯ダイブ中においても、現実世界から受ける重力を上手く活用せねばならないと思う。まぁ、これは持論。絶対ではない。重力は気にしない、宇宙開発なんか興味ない、惑星サイズのダイブ界はいらないと言う人は、平面型ダイブ界でも十分だろう。やっぱり、作るのは簡単だ。シムシティやA列車のように、東西南北の端っこから向こう側の世界はどうなっているのか気にしない⋯でも、どういう訳か人や物資がやって来る謎設定でよかろう。

平面型ダイブの基本構造

上下方向が無限に延びる⋯円柱や角柱のようなもので閉じられた閉鎖系を思い浮かべると良いでしょう。大航海時代以前の人々によって想像された平面地球、端っこが滝のような感じなったダイブ界は⋯作るのは意外に難しいと思います。重力がどのように作用するのか?大量の水の動きはどうするのか?ダイブ界を全体的に見た場合のイメージ、設定条件の整合性が取りづらいによう思う。まぁ、別に所詮は空想世界なのだから、水なんてダイブ界の中央付近から無限に湧いて出て来る設定でもすれば良いように思われる。そうなると、ダイブ界から入って来るものと出て行くもののバランス感覚を別に養う工夫が必要になって来る。人や物資の流れは空港や港で抑制できるが自然物は難しいだろう。よって、閉鎖系のようにした方が、全体的なイメージは安定しやすいと言えるだろう。

惑星型へ発展させることを踏まえた閉鎖系としてダイブ界

惑星型ダイブ界と平面型ダイブ界の中間的なものとして、惑星の中心核を起点に、地表へ向かって扇状に展開させた形、円錐型の閉鎖系も良いだろう。平面型ダイブ界にあっても、重力をしっかり意識できそうだし、太陽や月、星と言った動き、春夏秋冬と言った季節の変化も、イメージ的に取り入れやすいだろう。この状態なら起動エレベーターも建設できそうだ。やはり、大航海時代以前に想像されていた平面地球では、このような外的装飾を施すのは難しいと思う。できなくはないと思うが、すでに地球は丸いと分かり切っている現代人である我々がそれをやると⋯なんだか、頭がおかしくなりそうだ。また、私と同様、やっているうちに物足りなさを感じ、やっぱり、惑星型へ発展させたと再考した際、最初から惑星表面の一部にいたことを想定していれば拡張は容易だろう。