版権思念体の是非について

投稿日 2023.09.04 更新日 2023.09.04
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少し話題を変えよう。今日は「版権思念体」について語りたい。版権⋯すなわち、著作権法で守られた権利で、ここでは漫画やアニメ、ゲーム等のキャラクターを参考にして作られた人工精霊やタルパについて考察する。以前、手厳しい評論をさせて頂いたが⋯メンヘラが幼児アニメのキャラになりきって演じている様に対する嘆きであり、すべてを否定するものでない点はご留意頂きたい。結論から言ってしまうと、是非も何もそれを望むならためらわずやれば良いです。Fセク問題と同じで基本的に個人の勝手だ。私自身も夏目友人帳の子狐を参考にして作ったものなら一体所持している。とてもシャイな性格に仕上がってしまったため、自身のブログやSNS等への露出は行わないことにしている。ただし、メリットとデメリットをよく考えた上で挑戦しましょう。

版権思念体のメリット

設計デザインの作業が大幅に省略化できるため、通常の創造型よりも早く自動化の作業へ進める点は効率的、魅力的だと言えるでしょう。声質の設定はわりと時間を要しますが、これは作中のイメージのまま流用可能です。もちろん、特徴的な動きや挙動も作中のイメージのままです。特に自動化訓練やその後の育成に支障は起きませんでした。語弊のある言い方になるかもしれませんが⋯版権思念体は本当に作るの楽です。また、イメージが最初から強く固定された状態であるため、視覚的な再現性、安定性も抜群であり、育成そのものも楽に行えます。やはり、ゼロベースのオリジナルはイメージ崩れも起きやすく、その日の調子により自動化訓練が上手く行かないことも多々です。邂逅型との相性も良いと思います。作品の世界観をモチーフにしたダイブ界で出会えるかもです!?

版権思念体のデメリット

一方、手放しで喜べない点も多数介在しております。版権思念体を欲する人は漫画、アニメ大好き人間だと思います。思い入れのある特定作品の特定のキャラクターを選び作り上げようとすると思います。放送中、または、連載中の作品のものであった場合、その後のストーリー展開の如何により、キャラクターの性格や立ち位置が変わることもあります。それによる心理的な影響が心配されます。ゼロにはならないはずです。版権思念体を作るなら完結した作品のものから選ぶことをおすすめします。また、ネット上で活動する上で厄介な問題も付きまといます。日本は二次創作に寛容であるため、自身の思念体と称したイラスト程度なら、ブログやSNSで公開しても法的な影響は皆無と思います。しかし、そのキャラクターの登場する作品のファンが許さないかもしれません。

版権思念体の自由度は意外と狭いかも

何よりも⋯同じキャラクターの思念体を持つ者同士が鉢合わせになったら、かなり気まずい状況になると思います。故に、版権思念体は本当に個人の範疇で楽しむべきものとすべきでしょう。ネットへの露出は極力控えた方が良いと思われます。初心者でも作ることが容易な反面、続けている内に自由度の低さも感じられるようになって来ると思います。また、本当に初心者、これから始めて人工精霊やタルパを作ろうと決心した際、一番最初の思念体が版権だと、思念体作成に本来必要とされる知識や経験が得られない点も⋯その後の育成の不安材料、不安要素になりかねない恐れもあります。どうしても版権を参考にしたものが欲しければ、丸パクリのようなものは避けて、一部だけオリジナル的な要素を付け加えて、作品からの独立性を意識付けておくと良いでしょう。

版権思念体はたくさん作らない方がいいかも

具体的には⋯髪の色だけ変える、言葉遣いや口癖のようなものも独自のものを一つ追加設定するなどです。どこか一カ所だけ違いを持たせるだけで外的影響を受け難くなります。初心者でも一カ所程度の変更ならイメージ崩れはそう簡単に起きないと思います。ちなみにですが⋯版権思念体であっても、名前だけは完全にオリジナルなものにしてください。思念体への名付けは「大仏開眼」と同じで重要な行為になります。思念体の名前については今後別記事にして詳しく説明します。まぁ、作るのが本当に簡単に感じられますけど⋯ライトな創造型の人がポンポン作るのはちょっとどうよ⋯と思います。版権は一体に留めた方が良いかもしれません。作品の世界観が大きく異なるキャラクター同士となると頭が変になりそうです。ケンシロウと悟空が同時に存在なんて気が狂いそう。