発生型タルパとは何か?その正体に迫る
西洋魔術に由来する人工精霊や、チベット密教の秘奥義として知られるタルパは、本来的には自らの意思で作り出すものです。ある日突然、目の前に現れて来ることは絶対にありません。邂逅型と呼ばれるものも、所定の条件の下、意図的に発生させるものになります。しかし、近年になり、発生型と呼ばれる思念体が提唱され、この世界に混沌がもたらされております。前回の続きと今後の型式統一化に向けた準備を兼ね、本稿で改めて発生型に関する情報を整理しておきたい。まず、発生型についておさらいである。その字面の意味するところの通り⋯ある日突然、目の前に意図せず出現して来たもので、通常意識状態で何の前触れもなく自然発生したタルパとされている。ファースト・コンタクトの時点で、多くの場合、自動化や視覚化も完了済みとされている。
結論からしてイマジナリーフレンド
結論から言うと⋯当サイトでも以前から述べている通り、これが本物の思念体であれば、イマジナリーフレンド以外の何者でもない。逆にイマジナリーフレンドとの違いは何であるか説明を求めたい。まぁ、この問いに対して答えられる者は一人もいないだろう。そもそも、自然に発生したものなのであれば⋯タルパを本気で作ってやる!!と考えて集まっている人達の中に、わざわざ入り込んで来る理由も必要性もないと思う。普通にイマジナリーフレンド界隈に行けば良いと思うし、それが必然的な選択となるはずだ。さらに、発生型の定義として「無意識に作った」なんて奇妙な日本語で説明している人がいますけど⋯無意識で何かを作れる訳がない。普通に自然発生だろう。何かイマジナリーフレンドではあってはいけない⋯個人的に都合の悪い事情でも抱え込んでいるんですかね?
どうしてイマジナリーフレンド界隈の方へ行かないの?
もちろん、中には創造型経験者による発生型の遭遇事例もあるだろう。その場合、イマジナリーフレンドとしての発生型と言うより、創造型の訓練の成果、努力が思わぬ形で発揮してしまった、本当の意味で発生型タルパになると言えるだろう。しかし、それは創造型の派生型、一形態に過ぎない。これにあえて正式名称を付けるとしたら⋯遅延性創造型とも言うべきだろうか。てか、こんな事例は今まで見聞きしたことない。発生型経験者の多くは⋯て、そんなに発生型の人口いるのか?と思うが、ぶっちゃけ、創造型の未経験者である。唐突に人工精霊やタルパの世界にやって来て「我は発生型なり!!」と乱入して来るケースがほとんどである。本当になんで人工精霊・タルパ界隈なの?普通にイマジナリーフレンド界隈に行けば?とツッコミを入れずにはいられない。
邪推になりますが⋯発生型経験者の正体
実は、最初から人工精霊・タルパ界隈におり、創造型の訓練を長らく実践していた者になるのではないか⋯そう邪推します。ある日突然、不思議な意識的存在のようなものと遭遇したら、真っ先に精神医学や心理学の方面から、その謎を解き明かそうと思うはずです。どんなに信心深い人でも幽霊とは思わんでしょう。そうなると、イマジナリーフレンドが疑問の答えとして行き着くのが自然な流れとなります。どんなにオカルト好きな人でも、人工精霊は聞いたことはあるくらいの程度、タルパともなれば⋯何それ?食えんの?だろう。私は生まれて初めてタルパなる言葉を見聞きした際、タルトをイメージしました。無性に甘いものが食べたくなりました。創造型の訓練を無駄な努力とあきらめ界隈から去るも⋯後で努力が思わぬ形で実り、慌てて戻って来た人なのかな?と考えます。
発生型は実は遅れて出現して来た創造型である可能性もある
発生型はイマジナリーフレンドに限定すべきだと考えます。イマジナリーフレンドは個人差もあり、人によっては思春期以降に遅れて出現して来る場合もあります。その上で、人工精霊やタルパと絡めて主張して来るような人は、何か人には言えないものを隠しているな⋯そう思いたくなります。具体的には、創造型が作れなかったことを引け目に感じているのではないか?発生型経験者の多くは、どこか選民思想的な言動が目立ち、しばしば、創造型を無駄な努力と露骨に見下して来る傾向にあります。まぁ、そう言った個人的な事情、背景があるから、そのような態度で接して来るのでしょう。もちろん、全員とは言いませんけど。努力はなかなか成果として見えて来ないものです。しかし、ある日突然、具体的な形として見えるようになり、爆発的な勢いで発現することもままあります。