思念体世界における憑依現象の信ぴょう性

投稿日 2023.07.25 更新日 2023.07.25
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憑依現象は⋯オカルト・スピリチュアルの世界においてですらも、極めて特殊で稀なものになるだろう。自在にこれを実践できる者は限られて来る。日本国内では魔術師やイタコ、一部の占い師や催眠術師に限られて来る。恐らく⋯正真正銘と言える者は100人も満たないだろう。しかし、人工精霊・タルパの世界には掃いて捨てるくらいゴロゴロいるので笑える。もちろん、100%偽物の自称、ただの「なりきり」のゴッコ遊びである。中には解離性同一性障害と絡めて論じている者もいる。DIDと憑依は似て非なるものである。DIDは自分の中にいる複数の人格の交代現象で、憑依は時空を超えた存在とのチャネリングである。前者は病理であり制御不能、後者は術であり制御可能。ちなみに、霊障としての憑依現象は⋯ただの統合失調症なので相手にするな。

憑依に関する理論と実践法が見当たらない件について

そもそも、何をもって憑依と称しているのか不明⋯実際に自分の身に起きている出来事、認知現象である。これを具体的に説明できる者が皆無。とにかく憑依なのだ!!の一点張り。実際、人工精霊・タルパの世界において、憑依現象を理論構築して、その実践法を説いている者は誰一人としていない。関連する考察サイトを覗いて見てもそれらしき情報も一切なし。本当に何をもって憑依と称し、多くの関係者の間でどうやって行われているのか謎である。思念体そのものの作り方と並ぶくらい頒布されてもおかしくないノウハウとなるはずだ。もはやデマやホラと糾弾しても言い過ぎではないだろう。尚、誤解がないように書き加えておくが⋯もちろん、前提条件(魔術・催眠)のある人なら信じる。ここで問題にしている憑依は、魔術や催眠と無関係に自称している者の憑依である。

本当にどうやって実践しているのか謎

思念体に関する考察サイトは、魔術や占いの世界ほどではないが極端に少ない訳でもない。そもそも、私のように憑依に否定的な研究家・考察家のサイトを除外したとしても結構ある。にも関わらず、思念体の観点から憑依に関する理論と実践法を述べたサイトは一つも存在しない。ホント、みなさんどうやって⋯その憑依とやらを実践していらっしゃるんでしょうかね。たしかに、思念体は非物質的な存在となるため、所持者の肉体を透過することは可能と言えば可能だ。イマジナリーフレンドともなれば、意識の中での内在的な存在に限られる場合も少なくない。しかし、そのような特性から所持者の体と重ねる⋯いやいや、これは少し意味深な表現だ。別の表現に書き直そう⋯所持者と思念体の一体化は容易にできても、無意識に手足を連動させるのは至難だ。やっぱりただの代筆?

憑依でなくただの自己暗示の一種がその正体か?

具体的な話をすると誹謗中傷になるので言えないが、イマジナリーフレンドの方面で憑依のやり方を解説している人がいたが⋯アレは憑依とは違います。目を閉じる→思念体に自分の体の中に入って来てもらう→手足や脳の位置に一致させるとかの流れだったと思います。これは「単純接触効果(ザイアンス効果)」の一種でただ自己暗示です。そうやってイマジナリーフレンドと信じている存在を肯定して演じていたのでしょう。なりきりを高度化させただけのものです。最後は信じていた存在を投影と認めて引退したようですけど。残りの人生はどうか真面目に生きて欲しい。もはや、チベット密教の寺院で修行した経験のないもんが語るチベットみたいなもんか。情報源不明で根拠のない憑依が流行る理由も、ただの「同調行動」による集団的な自己暗示と言えなくもありません。

思念体をやる上で一番大切なこと

人工精霊にしろ、タルパにしろ、イマジナリーフレンドにしろ⋯こう言ったものをやる上で一番大切なのは「自分の頭でしっかり考えてやる」です。思念体をやる上で邪魔となる妙ちくりんな暗示や洗脳にかかるな。まぁ、とは言え、否定ばかりでもつまらんだろう。ここは半分冗談でロマンを追求してみようと思う。本物の憑依をもっと簡単気軽にできないのか?である。結論からして、思念体の憑依は難しいだろうが⋯ダイブ体として自分に豹変するのは可能だろう。自分自身なのだからなりきりではない。深い変性意識状態となりダイブ界で作り上げたものだ。深層意識にしっかり刻まれた本物である。ただし、ダイブ界で作ったものでないなら⋯やっぱり、ただの「なりきり」になるので注意。ダイブ界の自分をツイッターで演じる?のは一概に否定しづらくなります。