宗教や信仰の視点から見た思念体

投稿日 2023.07.04 更新日 2023.07.04
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禁忌な話になりますが、神様って⋯マジでどういう存在なのか疑問に思いませんか?あくまでも個人的な見解になりますが、神様も人工精霊やタルパ、イマジナリーフレンドと同様、思念体の一種になるんじゃないかと思います。人々の信じる心、想念の集合体とも言うべき思念体ですね。預言者と称せられる人はイマジナリーフレンド所持者であった疑いがあります。神様は人間の意思によって作られたり、あるいは、生まれたものと考えます。少し話は逸れてしまいますが⋯UFOもそれを信じる人達の想念によって作り上げられた思念体だと思います。UFO幽霊説・思念体説については、近々、心霊現象のカテゴリーで詳しく語ろうと思います。とりあえず、前回の内容も踏まえた上で、宗教や信仰の視点から見た思念体について総括して見ようと思います。

預言者はイマジナリーフレンド所持者

イマジナリーフレンド所持者の方には、かなり強い違和感を覚える話になるかもしれません。しかし、これはイマジナリーフレンドの作り方を解説して行く過程でも触れた話ですが⋯歴史を大きく動かした人物は、イマジナリーフレンド所持者であった可能性が高いと思われます。世界三大宗教を開いた預言者たちも、イマジナリーフレンドを神と認識しただけに過ぎません。ジャンヌ・ダルクも天草四朗も⋯実はイマジナリーフレンド所持者だった!?説を提唱します。科学技術が現代ほど発展しておらず、自然なものに対する畏怖心の強かった時代の人達は、大人でも信心深い人であったなら、普通にイマジナリーフレンドが発生していた可能性は高いと考えます。各地に昔から伝わる民話、伝承の中にもそれっぽいものが⋯そうでないと科学的にも説明がつかないと思います。

人工精霊・タルパは現代に蘇ったアニミズム・自然崇拝

タルパはチベット密教の秘奥義ですが⋯これまで何度も指摘している通り、今日のネット上におけるタルパはそれとは完全に異なります。多くは西洋魔術などを頼りに開発されたものです(私は風水やインド哲学を参考に開発)。てか、この日本でチベット密教で修行したヤツ⋯おるんかいな!?だから、チベット密教の知識をひけらかしてタルパは語るような人は胡散臭いわ。まぁ、その点は今後スルーします。ただの悪口になってしまうので不毛。魔術は古代の自然哲学であることから、人工精霊やタルパを宗教的に見ると、現代に蘇らせたアニミズム・自然崇拝になると言えます。日本の八百万信仰に通じるものがあり、完全な個人的な崇拝、信仰と捉え、以前は「ぼっち宗教」なんて呼んでいた時期もありました。そして、宗教的には「多神教」の一形態だと主張しました。

多神教から一神教的多神教へ

ここから前回の内容を踏まえた考えを述べさせて頂きます。現状においては「多神教」ではなく「一神教的多神教」を目指すべきと考えを改めております。一神教と多神教の中間的な考えと言っても良いでしょう。しかし、これは単なる中立ではなく中庸です。日本の人工精霊、タルパ、イマジナリーフレンドは本当にバラバラ過ぎます。価値観の多様化を悪い意味で実践しまくり⋯まぁ、この世界の事情を詳しく知っている方ならご存知かもしれませんが、ちょっとしたことで炎上騒ぎが起こり、常に誰かが糾弾、批判されている世界です。本当にどうでもいいことがポリコレ棒で叩かれる感じです。ここまで神経質でヒステリックな風潮に冗長させた原因は、多神教的価値観の無秩序化だと言えるでしょう。一神教的な要素が必要です。ある程度の大枠さえ浸透すれば落ち着きます。

この世界の正常化をもたらす一神教的要素とは何か?

この結論を先に言ってしまうと⋯思念体の出発点、つまり、これまで当方が主張している前提条件に他なりません。魔術や占い、催眠術や心理学などです。それらが大枠として機能するはずです。住み分けも加速されることでしょう。当方が提唱するダイブ(白昼明晰夢)とダイブ界も、一神教的な要素として十分に機能を果せると考えております。日本人は宗教観念の薄い人種です。世界的に見てかなり珍しいと言えるでしょう。欧米人ほどしっかりとした宗教観、哲学は持っておりません。このため、前回でも指摘した通り、欧米諸国のタルパマンサーは比較的、落ち着いた人が多いのは、これが大きな理由、要素になっているんじゃないかと考えます。個人の都合による勝手な解釈がぶつかり合うこの世界で、きちんとした思想を取り入れ、整備して行くことは急務と言えるでしょう。