変性意識状態別に見たダイブ界の構造について

投稿日 2023.06.25 更新日 2023.06.25
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次にダイブ界の構造について説明します。ダイブを開始してから変性意識状態が最高潮に達した時までの流れに合わせながらの解説となります。想念融合をより具体的に説明します。正確な意味でのダイブ界は、変性意識状態が最高潮に達した時に辿り着いた先の世界となりますが⋯広い意味でダイブの世界を見ると、いくつか小世界に分れた段階的な構造となっております。まず、ダイブ開始直後、変性意識に入りかけ、比較的浅い状態の世界を準ダイブ界と呼びます。部屋のような閉鎖的な空間で、従来の内界(人工精霊やタルパと変性意識で戯れる精神世界)に似ていると言えます。そこからダイブ界まで繫がる通路のような空間、変性意識状態を徐々に深めて行く場所が霊道となります。そして、霊道の先にある世界がダイブ界です。大きく三つに分かれています。

準ダイブ界(内界)

心の準備をする場所になります。普通の小さな部屋で構いません。窓はなくても構わないと思います。テーブルとイスだけあれば十分です。精神と時の部屋のような簡素な作りをしたものにしましょう。装飾的な要素を加え過ぎると安定性が失われます。イメージ崩壊が起こりにくい強固なものに仕上がるよう優先してください。向かい側の壁に、霊道の入口となる丈夫そうな扉でも作っておけば良いでしょう。瞑想を開始して気分が乗って来たら、扉を開けてダイブ界に向かって霊道の奥へ進みます。その詳しい話は後述します。まずは、準ダイブ界についてですが⋯別に必須ではありませんが作ることをお勧めします。現実世界とダイブ界の中立緩衝拠点となり、依り代と同様に精神安全の役目も担います。うっかりダイブを防止するためにも、こうした精神的ギミックも有効的です。

霊道

長い通路や回廊のようなものをイメージさせるものなら何でも構いません。こちらも準ダイブ界と同様、あまり凝り過ぎない方が望ましいと言えます。とにかく、イメージ崩壊が起こりにくい感じのものに仕上げましょう。慣れて来たら後からいくらでも改造できます。たしかに⋯これからダイブ界へ行くぞ!!って感じのもの、気分を高揚させてくれる要素も大切です。赤絨毯の敷かれた幻想的で美しい廊下とか⋯水晶の森の中を歩いて行く感じとか⋯でも、初心者は欲張らずイメージを固めることを優先しましょう。普通に空の落下や海の沈降のイメージが簡単で無難かも。以前から説明している通り、体感的な感覚を積極的に取り入れることをおすすめします。瞑想しながら一定方向に移動しているような感覚と、霊道の中を進む、落ちて行くイメージと一致させて行きます。

ダイブ界

ダイブする度、霊道の長さは可変すると思います。変性意識が最高潮の状態に達するまでの時間は、その日の体調や気分によって変わります。なので、霊道の長さについてはあまり意識して設定する必要はないと思います。霊道の長さを決めてしまうとスランプの原因となるので、心理的な有余として考え、その辺はあまり気にしないようにしましょう。とりあえず、変性意識が最高潮に達して、霊道の出口、深層意識世界の底、ダイブ界の入口に辿り着いたなと感じたら⋯ご随意のまま好きな妄想にお励みください。最初は海と空だけのコントラストな世界から開始して、ダイブ界を創生して行けば良いでしょう。もちろん、自分は泳げないので海が嫌い!!陸が良いと言うなら広い草原と空でも良いでしょう。街を作り、多くの存在を住まわせ、文明を構築して行ってください。

霊道はなくても構わない

霊道は必須ではありません。別に準ダイブ界で変性意識状態を深めて行き、直接、ダイブ界に入るやり方でも良いでしょう。そこら辺は好き好きにやって構わないと思います。霊道は方向的感覚により変性意識状態を深めて行くやり方になります。前回で紹介した「不思議の国のアリス系ダイブ界」の場合、方向感覚と言うよりは、意識を一点に集約させて縮小感覚を得ることで変性意識を深めるやり方が望ましいと思われます。なので、移動せず一カ所に留まる形でやる方が良いかもしれません。まぁ、いろいろ試して「おお!!これだ!!」と感じたものを自分のやり方にしましょう。ここに書いてあることは絶対ではありません。例えばの話に過ぎません。そもそも、ダイブは自分の体を使って体験しようと言う試みなります。実際に自分の体で感じたものが正解なのです。