ダイブ界と現実世界の関係性について

投稿日 2023.05.25 更新日 2023.05.25
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当サイトで解説しているダイブ(白昼明晰夢)のやり方は、あくまでも、個人的な体験に基づく持論に過ぎない点はご了承ください。必ずしも万人に当てはまるものではありません。提唱や提案の類も強制の意図はございません。自己責任であることを踏まえた上で、各自でやり易いよう最適化、改良して構いません。何よりも信じる信じない、内心の世界は個人の自由であるべき点もお忘れなきようお願いします。引き続き、ダイブや宇宙に関する執筆は続けようと思う。前回の続きから再開する前に、心構えのようなものをあらためて説いておきたいと思う。説教じみたつまらない内容になるかもしれないが大切な話だ。ダイブ界(デスタウン)と精神世界の関係性について説明しておきたい。現実逃避や幼児退行を目的とした実践は厳に控えて頂きたい。

ダイブ界は現実世界の模倣に過ぎない

私は以前、現実世界と精神世界は自動車の両輪のような関係にあると説いていた。現実ばかり見ていては、味気のないつまらない人生になるだろう。必要は発明の母なる言葉があるが⋯豊かな感性と鋭い直感力がないと、着想や発想は得られず、有益となる発明や発見は難しくなるだろう。必要が母なら感性を父としたい。逆に精神世界ばかりに傾倒してもいけない。頭がバカになる。人工精霊・タルパ界隈のメンヘラ連中を見れば一目瞭然だろう。現実世界と精神世界はバランス良く持つべきだ。今もその考えに変わりはない。しかし⋯本来の意図するところを、もっと丁寧に説明し直しておきたいと思う。たしかに両者はバランス良く持つべきだが、精神世界は現実世界の大きさに依存、比例するので、現実世界を大切にしないと、ろくな精神世界は持ち得ないと言う点だ。

精神世界が現実世界を凌駕することはない

以前、他の記事でダイブ(白昼明晰夢)は現実世界を越える行為と書いた。それは変性意識で一線を越えると言う【比喩表現】に過ぎない。現実の枠組みから抜け出して、理想の空想世界(ダイブ界)へ飛ぼう!!そう言う表現的な意味である。そのダイブ界は本稿で説きたいと考えている精神世界になるが⋯精神世界そのものは、決して、現実世界を凌駕する世界観になり得ることはないだろう。つまるところ、その人の中にある情報量に依存すると言うことだ。現実世界を知らない者が空想する世界なんてたかが知れる。メンヘラがダイブできない、ダイブ界を作れないと考える根拠ともなっている。メンヘラは時事情報に疎く、科学にも興味はないようなので、できたとしても小さな部屋くらいだろう。現実世界の仕組みをまったく知らん者がイーハトーブやイバラードは無理。

一人による完全な価値観はない

身近な例で分かりやすく説明し直すと⋯どんなに優れた作品を生み出す芸術家も、必ず現実の別の誰かの思想、他の作品などから影響を受けているものだ。完全なゼロベースの作風で仕上げられた作品なんて、この世に一つも存在しないと思う。たまに、二つの楽曲の類似性が指摘され、パクリ問題に発展する出来事もある。露骨なパクリは論外であるが⋯人間の知性や感性と言うものは、良くも悪くも、意識的にしろ無意識にしろ、現実世界からの干渉を受けて醸成され続けて行くものだ。故に、日頃から広い視野を持ち、多くの情報を摂取していれば、それだけ特定限定的なものからの影響を受け難く、独自色が強められることで、壮大で魅力なダイブ界が作れるだろう。そこに建設工学や航空宇宙工学など、得意としたり関心のある知識が加われば楽しさは倍増する。

自分の中に情報量を増やす生活態度にあらためる

学生時代、スペースコロニーやテラフォーミング、軌道エレベーターの設計をして遊んでいた影響もあり、自身のダイブ界にはそのような要素で満載です。未来の科学技術、政治経済、文明社会の思考実験にも活用しております。精神世界を有意義であたかも第二の人生のような場に変えられるかは、現実世界での過ごし方や考え方によると言えるだろう。現実世界の方に楽しいものや美しいものを想起するネタがたくさん転がっているのだ。普段、何気ない現実世界の光景の中にも神秘や幻想のネタが隠されているのだ。それを見出したり探し出すためスキルを磨く方法は⋯日頃から強い好奇心を持ち続け、自分の中で情報力を増やすよう心がけた生活態度にあらためるべきだろう。今、目の前にあるものも別の角度から見て、何か新しい発見や気づきを見出す鍛錬をすると良いだろう。