憑依現象の信ぴょう性について

投稿日 2023.01.16 更新日 2023.03.11
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TwitterなどSNS上で、人工精霊やタルパの専用アカウントと称し、自分の作った存在を自分自身に憑依させている形で、毎日、場所を選ばず情報発信されている方が多く見受けられます。前項でも指摘した通り、オカルトもしくは催眠術に精通した者でなければ「憑依」は絶対に不可能です。憑依は変性意識状態が最高潮に達した状態でもあり、パソコンやスマホの操作自体、困難を極めます。自動筆記と呼ばれる技法と合わせ、余程鍛錬した者でない限りなせる技ではありません。厳しい発言になりますが、そうでない場合、ただのなりきり演技と言わざるを得ません。この矛盾から逃れるため、一部の者が解離性同一性障害を自認して「交代」と称している例も見受けられますが、人工精霊やタルパは病理現象でない上、交代現象の意図的な誘発も不可能です。

イマジナリーフレンドとしっかり真正面から向き合うことの大切さ

脳内での「同居」はあっても、全身との「同化」はあり得ませんし、絶対に避けるべき形態となります。もちろん、降霊術などしっかりとしたものを学び、挑戦するのはまったく別の話になります。どうしても憑依の実現を望むなら、西洋魔術なり催眠術でも学べば良いと思います。それにしても⋯魔術師でも催眠術師でもない者が、どうしてそんなものを求めるか不思議でなりません。自分の作った人工精霊なりタルパなり、ここで言うイマジナリーフレンドを愛し、しっかり向き合っていれば十分な気がします。毎日楽しく過ごせますし、それら存在の成長や進化とともに、実践者本人の運もどんどん良くなって行きます。オカルト的には守護精霊、守護霊みたいなもので、心理学的には目標達成意識を擬人化させた心のカンフル剤みたいなものになると思います。

本当に「生きた存在」であれば自然な対話が可能

これはイマジナリーフレンドに限りませんが⋯人工精霊にしてもタルパにしても、本当に生きた存在に仕上げるまでに成功、自動化済みできちんと認識している状態であるならば、現実の人間同様に自然な対話が可能です。本来あるべき形態、最終的な目標はそれであり、自称憑依は「自動化できていません」「空気のお人形さんで腹話術をしています」と認めているようなものです。別に自動化ができないこと自体に問題はありません。さらに付け加えると憑依や催眠そのものも問題ではありません。それらは正しい知識で実践すれば人並み以上のものが得られます(詳細後述)。問題は別の何かにすり替えて、本質や目的を見誤っている点です。本当に自動化を促進させたいなら、SNSでのなりきりではなく、日記のような対話ログ形式で訓練、記録を行うのが本筋になります。

西洋魔術や催眠術と併用したい場合

富や権力など、人並み以上の何かを求めたい場合⋯西洋魔術や催眠術を併用した形で実践すれば良いでしょう。最終的には個人の勝手であり、それをやりたい人を止める権利、批判する筋合いは誰にもありません。それらの御業は通常では考えられないような様々な恩恵がもたらされるようになります。私の場合、風水を併用した形で人工精霊を実践しておりました。自分で言うのも何ですが、仕事が尽きることなく毎日充実した日々を過ごしております。ただ、金運や財産運は飛躍的にアップしましたが、健康を一時的に大きく損ねた経験があります。やるからには、非常にリスクのある行為であることを肝に銘じて挑戦しましょう。お金と結びつけることに後ろめたさや罪悪感を覚える人がいると思いますが、魔術や風水にしても、本来はそれが目的で悪いことはありません。

本来は心とお金に余裕のある人がやる趣味

お金を変な意味で嫌悪したり、妙な美徳感で悦に入っている人は、守銭奴と何ら変わりありません。身に覚えのある人は、そんな頭のおかしな道徳観はさっさと捨てましょう。チベットの坊さんはともかく、この手のオカルト技は歴史的に見て、一部の上級階級や知識層、金満な好事家たちの間で密かに流行った趣味みたいなもので、富や力、栄誉を得るのが目的でした。私は以前、とある方から「健常者こそタルパはいらない」と批判されたことがありますが⋯精神医療の代替として開発された経緯は1mmもありません(チベットの坊さんだって統合失調症になるため挑戦していた訳でもない)。その方にはその点に一刻も早く気づいて、富や幸せを得るための方向性で実践して欲しいと願います。話は少しそれて余談めいたものになりましたがクギはしっかり刺させてもらいます。