あなたはオカルト派なのか？科学派なのか？

憑依の危険性もさることながら⋯心霊現象の一種としてオカルト的な視点で挑戦するのか？脳内現象として心理学的な側面で実践するのか？意外にもこの点を曖昧にしている人が少なくありません。自分の立ち位置や方向性は明確しておいた方が望ましいでしょう。覚悟のない中途半端な姿勢であると言われても致し方ありませんし、これが原因でオカルト・スピリチュアル（または、心理学）の世界で迷子になっている人をよく見かけます。この点で迷っているなら、これまで述べて来た通り、第三の道となる「超心理学」の路線で進むのが良いと言えます。立ち位置や方向性は重要です。人工精霊やタルパに限った話ではありませんが、何事もこれを念頭に置かず挑戦するのは、海図やコンパスのない状態で大海原に乗り出すような危険な真似と何ら変わりありません。

感覚的にはスタンド（幽波紋）に近くなる

当サイトの提唱するイマジナリーフレンドは、心霊現象としての人工精霊やタルパ、脳内現象としての従来のイマジナリーフレンドと違うものになると言えます。アニメや漫画の世界の産物を引き合いに出すのは少し気が引けますが、超能力を取り扱った「超心理学」に分類されるものなのだから、ジョジョの奇妙な冒険にみるようなスタンド（幽波紋）に近い感じのものになるかもしれません。楽しく笑える感じのものを目指しますから、精神科医のゆうきゆう氏が提唱するエターナルビューティーEBになぞらえ、ギャグトリートメントGTと呼べるようなものへ発展させて行きたいと考えております。私は毎日一回、空想世界で爆笑しています。本稿はあくまでも理論編的な内容となりますので、実践編的なものは別のページで書き綴って行こうと思います。

イマジナリーフレンドを超能力的なものとして考える

ただし、個人的には超能力に関しては懐疑的な一面も持っております。サイコキネシス（物理干渉）やテレポーテーション（瞬間移動）なんてある訳ありません。ぶっちゃけ、予知能力にも懐疑的です。ここで言う超能力とは、超感覚的なものであり、シナスタジア（共感覚）に近い感じのものになります。その点を誤解されないようお願いします。あくまでも、外部へ発現不可能な内在的な超能力となります。これは限りない持論となりますが、イマジナリーフレンドは複合的な共感覚、ギフテッドの一種だと考えております。それを瞑想などにより意識世界の深くへ潜り、そこで意図的な発生を試みましょうと言う話になります。残念ながら、最後までしっかり読まず、適当に斜め読みして挑戦して失敗して人のせいにするアホが絶えません。文章はきちんと読みましょうね。

第四の道もある

なりきりと批判されて気分を害している方もいることでしょう。人工精霊やタルパの世界では禁句に近い言葉とされているようです。私は平気で使い批評させて頂きますけど⋯それならば、一般的な宗教観に基づく信仰的な実践形態はどうでしょうか？人工精霊やタルパを「信仰」として捉え、パーソナル宗教、オレオレ教として楽しんで行くやり方です。SNSアカウントでの一人二役のなりきり演技であったとしても、存在を強く信じている上でのものなら、もうそれは立派な信仰の一形態です。自動化や視覚化がされていなくても、自分が心の中にいると信じている存在を演じたり、それを絵に描いて第三者に見せる行為は悪いことではないと思います。そのような信仰的なものなら、人工精霊やタルパの一種になると思います。神様の自動化や視覚化を行う宗教はありませんから。

イマジナリーフレンドと宗教

神の預言や降臨と称して、人心を動かし歴史に大きな影響を与えた人物は⋯イマジナリーフレンド所持者であった可能性が高いと言えるでしょう。これ以外に考えられる理由がありません。科学技術が未発達な上、自然に対する畏怖心が強く、現代的な冷めた価値観や固定観念のなかった古代の時代は、大人でもイマジナリーフレンドやそれに準ずる存在を持ち得た可能性があると考えます。そして、多くの人がその人物を慕うことで、今度は人々の意識の中に神の存在が引き継がれて行きました。仏教にしてもキリスト教にしてもイスラム教にしてもです。さらに、これら宗教を開いた人物の御業を模倣しようと、降霊術やチベット密教にみるようなタルパが誕生し、自らも神の領域へ到達しようと挑戦する者が出て来るのは必然的な流れと言えるでしょう。