問題のある視覚化・病理的幻覚との違い
心因的なイメージが現実空間の裏側から現れて来る⋯この点について、もう少し詳しく触れておきます。ちょっと、何を言っているのか感覚的にわかりづらいと思います。わかりやすく言い直すと、現実の方を自分の脳内イメージに重ね合わせている⋯となります。精神が凹んでいる人は、過剰な期待感や猜疑心と言った心の状態に起因したものから、物事を必要以上に深読みする傾向が強くなるため、現実の先に都合の良い存在や状態を作り出そうとします。しかし、現実は自分の都合に合わせて動いてくれません。まともな人はそれを理解できますが、頭の壊れた人は、そのままストレスの無限ループへ陥ります。完全な生理現象なので、依存性が強くなったり強迫観念的となります。頭が壊れるとは、脳内物質の慢性的な過不足、不均衡な体内化学反応です。
病理的幻覚によるものは思念体ではなく観念体(持論)
生命とは無数の化学反応が絶妙なバランスで連携して維持されるものですからね。ケガによる物理的なものを除いて、病気と言うものは、精神的なものも含め、体内一部で通常とは異なる不均衡、不適切な化学反応が起きている状態です。それが脳内で起きて見えるものになんか価値はありません。人工精霊やタルパ、イマジナリーフレンドなど、通常の感覚で見えることのできない存在は、その総称として「思念体」と呼ばれていますが、メンヘラの自称するそれは思念体なんかじゃありません。思念体と区別する意図から、個人的には「観念体」とか読んでます。強迫観念や固定観念と言った悪いニュアンスとしての観念です。観念も意識に基づくものなので思念と同義に思えますが、思念は肉体と分離できますが、観念は物質世界にあるものや肉体との結び付きが強いです。
本物と偽物の見分け方
参考まで本物と偽物の見分け方について書き添えておきます。人工精霊にしてもタルパにしてもイマジナリーフレンドにしても、本物であれば「前提条件」が明確化されており、存在を獲得するまでに至った経緯は、詳細かつ一貫性のあるものとなっております。意図して作り出したものなのか?ダイブや明晰夢などの他のメソッドを併用して獲得したものなのか?5W1Hのようなものがはっきりしている点です。名前や容姿の一部をコロコロ変えたり、SNSアカウントを不必要に大量作成しているような人の称するものは怪しいと言わざるを得ません。それで対人トラブルをしょっちゅう起こしているような人は、重度のうつ病か統合失調症によるただの幻覚症状としか言いようがありません。何を作るにしてもデザインや設定なんかよりも、実は5W1Hや経緯の方が重要です。
脳内箱庭で発狂するメンヘラ
普通の感覚であれば、脳内イメージを現実の上に持って来て考えますが、メンヘラはこれが逆転しているため、脳内イメージに合わせようと、現実を変えようと試みます。もちろん、そんなことできる訳ありません。できる訳ないのでSNSや掲示板などを通じて、誹謗中傷や罵詈雑言など形でその思いの丈を吐き出して来ます。これは、メンヘラが空想世界やその中でイマジナリーフレンドを作り出すことが難しいと考える根拠の一つにもなります。今度は、ダイブの状態となり空想世界の裏側からイマジナリーフレンドを発生させるのが適切となるのに、ダイブのできないメンヘラは、自分が理想とする世界の上に人形でも配置するような感覚が関の山です。そして、やっているうちに発狂⋯もちろん、これ自体は悪くなく、正常な人には初期の訓練方法として有効的なものとなります。
ダイブはスピリチュアルの各方面で確立された技
そもそも、ダイブはスピリチュアルの各方面で活用されており、人工精霊・タルパの世界でも、ダイブ界(部屋のような閉鎖系)を構築する技法が確立されています。空想世界はこれを広大な世界に置き換えたものに過ぎません。空想世界もダイブ界と呼べるでしょう。その一方で、ある問題が危惧されます。ダイブを通じて、他人のダイブ界に干渉したり、他人の人工精霊やタルパに危害を加えると言った真似事をする自称霊能者がいたりします。当り前ですが、そんなことは絶対に不可能なので安心してください。万が一、そんな趣味の悪い人に出会ってもスルーしましょう。ヒーリングや除霊はともかく、霊能力や超能力で相手の意思を操ることは不可能です。〇保愛子さんですら不可能なことは他の誰にもできません。ただし、洗脳や催眠はまた別の話になるので注意しましょう。