心象世界（空想世界）作りは「箱庭療法」を応用したもの

空想世界作りも「箱庭療法」をベースにしたものであり、心に問題のある者が容易に触れられるものではありません。一見するとただの空想、創作に思われますが、複雑系を編み出す思考作業はうつ病や統合失調症の方には無理です。長続きしませんし一向にイメージも安定しないことでしょう。やっているうちに全体的な整合性も取れなくなりイメージそのものが崩壊⋯さらに、過去のトラウマや悪い記憶も干渉して来て、最悪は気が狂うような事態になるかもしれません。まともな神経の持ち主のみだけが許されたものとなります。人工精霊やタルパで問題を起こしている者は、すべての思考が内向きで、自分を同心円の中心に置いて世界を俯瞰することができない人たちです。そんな人たちの称するものとは一線を画して、本物のイマジナリーフレンドを手に入れましょう。

しっかりとした世界観を持つことで成功する

残念ながら、人工精霊やタルパは統合失調症の幻覚、幻聴と紙一重の代物であるのは紛れもない事実です。いえ、意図的に幻覚や幻聴をコントロールしようと言う試みなりますから、ぶっちゃけ、明るい統合失調症を目指すと言っても過言ではないでしょう。意図的にやったものかそうでないかの違いがあるだけで、病理現象としての幻覚や幻聴との区別は困難になると言えます。精神病んだ者が救いを求め、寄って来るようになるのは必然的な流れとなります。悪口になってしまうかもしれませんが、現状における人工精霊・タルパの世界はメンヘラだらけです。もはや住み分けは困難と言えるでしょう。ただ、両者で決定な違いがあります。それは「世界観」の有無です。複雑系や同心円の例え話で意図するところの通り、メンヘラは世界観を持ち合わせておりません（正確にはできない）。

まずは心の中に理想郷を作れ

人は太古から理想郷を追い求め続け、神の世界に近づこうと様々な試みが行われ続けていました。そのためには万物の根源を解明したり、真理を明らかにするプロセスは必要不可欠となります。西洋魔術やインド自然哲学、風水⋯いろいろなものが派生しました。人工精霊やタルパはそれらの発展過程で誕生した概念、精神的文化遺産となります。しっかりとした理論や世界観が確立されており、素直にそれを受け入れて学んだ上で実践すれば何も問題ありません。人工精霊・タルパの世界で何年も安定して実践し続けている人は、やはり、そう言った方面のものを心得ている方々ばかりです。とは言え、それは容易ではありません。そこで、難解な自然哲学を熟知することなく、楽しみながらやって行けるもの（かつメンヘラが排除できる）を提案している次第です。

オカルトと科学の狭間で迷う必要はない

人工精霊・タルパの世界では、大きく二つの潮流のようなものに分かれています。人工精霊やタルパを心霊現象の一種として捉えて実践するオカルト派と、認知心理学の視点で語られるべき脳内現象と考えて実践する科学派です。イマジナリーフレンドの世界にもこれと似たようなものがありますが、元々は心理学を領分としているものなので、どちらかと言うと科学派的な色彩の強いものとなっております。とは言え、オカルト派も自然哲学を起点としているだけあり理系的な世界となっており、科学派と同じくする方向性になっております。理工系出身者も多く、ある意味で科学派よりも科学的な感じです。これに対して、当サイトで提唱するイマジナリーフレンドは、オカルト派と科学派のどちらにも属さず、文系的、芸術的、哲学的な発想で作って行く第三の道となります。

超心理学と言う第三の道でイマジナリーフレンドを語ろう

空想世界とその中で作るイマジナリーフレンドは、オカルト派で言うところの心霊現象、科学派の脳内現象、それらのどちらでもありどちらでもない感じになります。ただ、誤解して欲しくないことですが⋯決して、両者の良いところ取りをしているだけの都合の良いものではありません。また、個人的に適当に考えた新しい何かでもありません。占いや超能力などを研究対象とする「超心理学」に属するものであり、やや文系色の濃いものとなります。内在的な超能力の一種、超感覚的なものになると言えます。超心理学の研究対象は広く、心霊現象なども含まれますがオカルトとは違います。もちろん、一般の心理学とも違います。私は神仏や霊の存在を信じる方になりますが、イマジナリーフレンドや占いに関して言及する際は、オカルト的な要素は控えた論調を心がけております。