必要な時だけ楽しむイマジナリーフレンド
当サイトが提案する方法であれば、必要な時だけ呼び出したり、連絡を取り合うような関係も望めます。人工精霊やタルパの場合、作った本人と現実世界での共同生活となるため、相当な覚悟がない限り作るべきものではありません。また、現実空間を背景に視覚的に見えるような状態を目指すのは、精神衛生上かなりのリスクが伴います。その形態はうつ病や統合失調症の幻覚、幻聴の症状となんら変わりありません。実際、重度の精神病を患った者が、人工精霊・タルパの世界に足を踏み入れる入口と化しており、様々な問題が噴出しております。当サイトのやり方で作るイマジナリーフレンドの場合も、最終的には空想世界から飛び出して来て、現実空間でも一緒に楽しめる段階まで目指せるようにしますが必須としません。また、再び空想世界へ戻れるようにします。
イマジナリーフレンドを作るコツ
イマジナリーフレンドを作るコツのようなものとして、意識をあまり集中させ過ぎないになります。作ると言うよりは自然発生的な流れに持って行きます。人工精霊やタルパの場合、現実空間を背景に様々な技法を用いて、それこそ全身全霊の勢いで臨まなくてならないものになります。このため、人並み外れた強い集中力が要求されます。頭頂部から足のつま先に至るまで、細部を忠実に意識しなければなりません。途方もない時間がかかり、本当に成功するかどうかわかりません。さらに、一人二役の会話の練習に時間を費やし、自然な対話ができるようにする過程もあります。そんなことに挑戦して時間を不確かなものに費やすくらいなら、頭の中で遊ぶように空想していた方がマシですし、あらかじめ考えたデザイン通りをしたイマジナリーフレンドの方が得られやすいです。
作ると言うより「状況」を楽しむ
身も蓋もない言い方になりますが⋯そりゃ、ただの「空想」ですもの。その方がかんたんですし楽しいです。かんたんで楽しいものほど実現性は高くなるものです。自然発生的な流れに持って行く方法についてですが、これも方法と言うほどのものでもありません。当サイトの提唱するイマジナリーフレンドは空想世界の住人であり、すでに存在している前提で挑戦します。空想世界の中で友人として出会うシチュエーションでも「妄想」して楽しんでいれば良いのです。そのうち勝手に自然な会話もできるようになります。最初は一人二人の腹話術でもやっているような感覚かもしれませんが、夜、寝ている間に見る「夢」の中に登場して来る人物と同じように、違和感のないコミュニケーションができるようになります。あまり深く考えないで楽しみながらやって行きましょう。
イマジナリーフレンドの自動化について
イマジナリーフレンドとの会話を自然なものにする過程を「自動化」とも言いますが、会話のみならず表情や身振り手振りと言った挙動まで含まれます。一人二役のような対話を延々と繰り返すことで、そのうち勝手に無意識な反応が返って来るようになります。気がつくと本物の人間と変わらぬコミュニケーションが確立しています。力を入れず本当に自然にやり続けましょう。上達するコツは直前で述べた通り、シチュエーション、対話の流れを妄想して楽しむことです。九官鳥やオウムに言葉を覚えさせる要領でやろうとしないでください。心が折れやすくなりますし、やっていてバカらしさを覚え始めるようにもなります。ここで気をつけて欲しい点として、憑依のような真似事は絶対におやめください。降霊術やイタコの技はオカルトの知識なしに容易にできるものではありません。
自動化の訓練方法
自動化の具体的な訓練方法は二通りになります。一つ目は、深い瞑想により空想世界へダイブして、その中でイマジナリーフレンドと直接対面してやる方法です。二つ目は、軽い瞑想で遠視的に空想世界を覗き見て、イマジナリーフレンドとテレビ電話でもしているかのように間接対面してやる方法です。前者は体の負担が大きくなるため、一日一回程度が望ましいと言えます。一日あたり複数回やりたい場合は、もの足りなさを感じるかもしれませんが、後者のやり方に限定した訓練方法をおすすめします。後者の場合、人工精霊を作る際に必須となる「依り代」のようなものを使い行うと良いでしょう。ようなものと表現したのは、イマジナリーフレンドをそれに憑依させるのではなく、イマジナリーフレンドのいる空想世界を覗き見るための「通信装置」を意図しての話です。