生きとし生ける者の果て|幽霊の分類標本

投稿日 2022.07.05 更新日 2023.11.14
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幽霊と言われたら⋯多くの人は、白装束に△のアレを頭に着けて、恨めしそうな表情でこの世を徘徊している姿をイメージすると思います。そして、足がないと言うのも最大の特徴点として広く世間に認知されています。実際、死ぬような恐ろしい出来事を体験したら、日頃から幽霊なんて信じないと言う人でも、自分の足がちゃんとあるのを確認する人は多いです。しかし、これは間違いです。幽霊にもちゃんと足はあります。幽霊には足がないのだ!!と言う認識は、江戸時代の絵師、円山応挙の描いた足のない幽霊画が発端で、これが多くの人々の間に幽霊の定番的なイメージとして定着して行ったものです。それはともかく、化けて出るのは何も死んだ人間だけに限られません。幽霊にもいろいろなヤツがいます。本稿では幽霊の分類と種類について詳しく語ります。

そもそも幽霊とは何か?

この「幽霊」と言う単語⋯よくよく考えて見ると、実に不思議な字面をした言葉だと思いませんか?幽と霊、この二つの漢字の語源を調べると、幽は元々、隠れるとか見えないの意味合いがあり、それが死と結びつき、死後の世界を象徴する文字となっております。あの世を幽界とも言いますよね。霊は旧字体では靈と書き、元々は雨乞いを意味し、不思議な力やよくわからん存在を象徴する文字でした。やっぱりそれが死と結びつき、やがて、肉体を失った人の魂を指すようになりました。霊体がそうですね。肉体の対義語です。まぁ、そんな感じで⋯あの世のよくわからん存在だから「幽霊」と言う訳です。しかし、冒頭での説明にもある通り、幽霊は何も死んだ人間の魂に限られません。また、肉体と霊体が分離する状況にもいろいろあり、それは死だけに限られません。

幽霊は「死霊」と「生霊」の二つに分けられる

幽霊は何も死んだ人間の魂に限られません。幽霊には「死霊」と「生霊」の二つの状態があります。死霊は死んだ者、つまり、肉体が完全に滅びて、魂だけの存在となった者です。対して、生霊とは今もこの世で生をまっとうしている者に由来する存在で、肉体から分離された魂の一部となります。生霊の圧倒的大多数は怒りや怨みなどのネガティブな感情が源泉となっており、呪術等により生霊を憎む相手へ意図的に飛ばす方法もありますが、ほとんどは無意識かつ日常的に発生しております。中には良い感情を源泉とした生霊も存在しておりますが非常に稀有です。割合的に見ると死霊が1なら生霊は9と言ったところでしょう。人は死ねば何らかの形で供養してもらえますので、なんだかんだ多くの人はあの世へ無事に旅立っているものです。しかし、生霊はそうもいきません。

動物だって死ねば幽霊になる

さらに、幽霊は人間由来だけのものに限られません。犬猫の動物だって死ねば幽霊になります。いわゆる「動物霊」と言う存在です。生きとし生けるもの⋯魂のあった存在は、死ねばそりゃ幽霊になります。化け猫の逸話にも見るよう、動物霊のほとんどはあまり宜しくない存在です。中には善霊級、神格級の動物霊も存在しておりますが極めて少数です。このように、幽霊は「死霊」と「生霊」に大別され、それぞれ、さらに「人間霊」と「動物霊」に分けられます。割合的に見ると人間由来の霊が1なら動物霊は9となります。こうして見ると、人間の死霊は意外と少なく、この世は圧倒的に動物霊が多いことがわかると思います。ただし、本当に恐ろしいところは⋯動物霊は何も動物由来でない場合も非常に多い点です。人間の悪しき念で生み出される動物霊も存在しております。

幽霊の意外な真実

人間霊の死霊は意外と少なく、実は生霊の方が圧倒的に多くなります。人間は本質的には罪な存在であり欲望的な生き物です。金、地位、名誉、色欲など⋯人間以外の生き物にはない悪いものが多く備わっております。これは誰の心の中でもです。人間は本当に生霊を生み出しやすい存在と言えます。対して、動物の場合はどうか?逆となります。動物霊は死霊の方が圧倒的に多く、生霊はそれほどでもなくなります。しかし、動物の生霊は動物由来でない場合が多くなります。前段の最後に述べた「人間の悪しき念で生み出される動物霊」がそうです。具体的には、龍や朱雀、鳳凰などの吉祥動物、想像上の生き物の霊体です。人間の欲望的な念により生み出され、動物の姿に変わった生霊となります。縁起の良いものに思われますが、使役は非常に難しくこれで身を滅ぼす人は多いです。

人間霊と動物霊の比較・存在割合

全体的に見ると、この世に漂っている幽霊は⋯人間霊の数は意外と少なく、圧倒的に動物霊が多いと言えるだろう。地縛霊は本当に稀有な存在であり、悪名高い心霊スポットへ近寄らない限り危険性はないと言えるだろう。しかし、人間霊は少ないので気にする必要はない、動物霊だけ警戒しようは早計である。たしかに、動物霊は本当に数が多く取り憑かれやすいと言えるが、除霊は比較的容易である。取り憑かれた本人がそれを自覚して心構えを正すだけで、動物霊は勝手に離れて行く。動物霊は人間の醜い心を拠り所にしているだけに過ぎない。対して、人間霊は数は少ないが⋯一度取り憑かれたら除霊は容易でない。動物霊と違い、この世に強い未練を残している者達ばかりだからだ。執着心は半端ではない。だから、数の多い少ないで霊を決して侮ってはいけない。

人間霊(死霊)の種類

浮遊霊

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人間の死霊で遭遇率が一番高いものになります。この世で彷徨っている人間の死霊の多くは浮遊霊です。危険性はほとんどありません。未練や怨みからこの世に執着して訳ではなく、どうやら自分は死んでしまったようだが、この後どうするべきか?成仏するために何が必要か?そんな風に放浪の旅をしている感じになります。死んだことに気づいていない場合も多いです。その場合でも、いずれ死を自覚するようになり、成仏するためにどうすれば良いのか⋯それを探し求めるようにフラフラと移動し続けます。感覚的には生きていた頃のような行動をするため、路上や公共交通機関などを中心に存在しております。やはり、交通事故などによる突発的な死に遭遇した人、行旅死亡人などが多くなります。中には放浪の旅を楽しんでいる者もいるようです。

地縛霊

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浮遊霊の多くは⋯なんだかんだ、やがては成仏します。この世のあちらこちらに、あの世へ繋がる霊道の入口があります。それを見つけて⋯あるいは、気づかぬうちにあの世へ彷徨い込むのかもしれません。一方で、この世に強い未練を持った者は、特定範囲の場所に留まり続けたり、特定の物などに憑くことで地縛霊と化します。多くは怒りや怨みなどのネガティブな感情に支配されております。交通事故多発地帯、いわくつきの古物⋯これらには注意です。私は個人的に中古品は買いませんね。地縛霊と言うと土地に憑くイメージが根強く持たれていますが、物に憑いている場合もあります。基本、地縛霊のいる場所へ近寄らないのが一番ですが、関心を持たなければ安全です。地縛霊は自分を強く意識する者を第一の標的とします。心霊スポット巡りはほどほどに。

怨念霊

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簡単に説明すると移動可能な地縛霊です。俗に怨霊と一括りに呼ばれる存在となります。強い怨みの念を持った者は容易に成仏できません。復讐を遂げるまでこの世に留まり続けようとします。言ってしまえば、地縛霊は土地や物に縛られた存在であるのに対して、怨念霊は時間に縛られた存在になると言えるでしょう。しかし、多くは怨む相手ですら死んでおり、無意味に残り続けている者です。戦国時代の落ち武者から現代のサラリーマンまで⋯その存在は多種多様となります。基本的に怨みのない無関係な者には無関心なので、誰かに怨まれるようなことをしていない人は心配いりません。霊感の強い方で⋯偶然、この手の霊に遭遇したら見て見ぬ振りが一番です。いかなる霊に対する同情は禁物ですが、怨念霊の場合、怨みの関係者として見なして来る場合があります。

欲求霊

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怨念霊以外にも、浮遊霊と地縛霊の中間的な存在がおります。自分の意思で自由に移動可能で、欲望の赴くまま行動しております。欲求霊は私が勝手に名付けたものですが⋯食欲や性欲などに強く支配された霊です。後者は一般的に色情霊と呼ばれております。病気などで食事制限を受け続けていた挙句に死へ至った者、生前に異性との交流が乏しかった者が、これらの存在へ変容する可能性があります。故に、前者の場合は仏壇にたくさんの食べ物をお供えすると良いでしょうね。成仏してくれます。後者の場合は⋯ちょっと、対応が難しいですね。一人暮らしの女性は、お守りに男性用のパンツを一枚持っておくと良いです。洗濯物と一緒に干しましょう(防犯対策も兼ねられ一石二鳥)。男性的なアイテムも良いです。エアガンでも部屋に一丁飾っておきましょう。

守護霊

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ご先祖様や亡くなった近親縁者の霊となります。子孫を守るため定期的にこの世を訪れます。どんな人のところにも⋯あなたと由縁のあった存在が、あなたの様子を見にやって来ています。それはお盆の時期に限られません。心構えの正しい子孫を気に入り守ります。当然、祖先に対する敬意の念を持っていたり、お墓参りを欠かさない人も守ります。ただし、守りたい子孫はあなた一人だけではありません。一生涯にわたり一人の子孫を守る守護霊はおりません。このため、空白期間が生じるのは避けられません。運が悪い時期がそうです。一方で、血縁関係のなかった者が守護霊として守ってくれるケースもあります。人々のためになることに夢中になっている人、頑張っている人を見つけたら、それと関係する霊が守護霊となり一定期間憑いて守ってくれます。

縁故霊

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不成仏霊の一種で主に亡くなった近親縁者の霊となります。仲の良かった友人や恋人であった人の場合もあります。日頃から心構えが悪く、生活態度があまり宜しくない人のところへ現れます。そんな子を持つ親は、当然、強い心配と不安から容易に成仏できません。身に覚えのある人は、今すぐに生活態度を改めましょう。さすれば亡くなった親も安心してあの世へ旅立てます。叔父や叔母、従兄弟と言った他の親族の場合は要注意です。自分と変わることを求め取り憑いて来るかもしれません。とにかく、心構えを正しく持つことです。そして、亡くなった近親縁者の冥福を祈りましょう。不幸にして友人や恋人を亡くした人は⋯彼ら彼女らに恥じない人生を歩むよう誓いましょう。頑張って生きようとすれば、守護霊として一定期間見守った後、成仏します。

水子霊

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これもよく聞く話だと思います。ただし、一般的に言われているような怖い存在でもありません。生まれる前の赤子は、清らかで純粋な心を持っているので、普通の事情であれば成仏しております。周囲から期待され、望まれていた子は⋯それだけで十分な愛情を受け取っているので、問題なく自然とあの世へ旅立って行きます。ただし、何か特別な事情⋯訳ありの末であった場合、不成仏霊として関係者に取り憑きます。不適切な異性交遊の果て邪魔者扱いされ、愛情を受け取ることができなかった子、望まれていなかった子は⋯関係者を祟ります。父母とその親族の誰かに狙いを定めます。親族の中で性格が急変した者が現れたら要注意。きちんと供養しましょう。赤子の霊と言うイメージから弱々しいものに思われがちですが⋯非常に強力なのであなどってはいけません。

人間霊(生霊)の種類

怨恨型

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生霊と言えばコレです。生霊の中で一番多い存在となります。その霊力はそこらの浮遊霊も凌ぐほどで、非常に質の悪い存在となります。大半が無自覚に発生したもので、実は誰でも身に覚えのある行為となります。特定の誰かに強い怨みや怒りの念を持つだけで発生します。怒りの原因が理不尽なものであれば、相手側からの「生霊返し」に遭い、身の破滅を招くことでしょう。さらに、動物霊の生態図鑑でも説明した通り、これに呼応して蟲の動物霊にも集られ、気力を極限まで奪い尽くされます。怒りの原因が真っ当なものでも、気力が激しく消耗することには変わらないため、あまりカリカリしたりイライラするのはやめましょう。嫌な人は多くの人から反感を買ってます。わざわざ手を下す必要もありません。そして、人から怨まれるような真似はしないことです。

嫉妬型

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次に多いのがコレです。嫉妬や妬みと言った理不尽な感情から生み出される存在です。霊力は動物霊程度と弱く、実際、発信源となる人物は、たいてい何らかの動物霊に取り憑かれています。また、多くの人から怒りや反感も買っており、大変に救いがたいものとなっております。とは言え、狙われたら厄介この上ないことには変わりありません。人間関係の闇に近づかないよう注意しましょう。コンプレックスの強い人物、攻撃的で闘争心剥き出しの人物、異常なまでハングリー精神が旺盛な者⋯これらの人物はいずれ身を滅ぼしますが、その前に狙われた者も相当なダメージを受けます。嫉妬型の発信源に該当するような人物に関心を持たれないよう、あまり深く関わらないことです。この手の人物を不快に感じても、上から目線で憐れみ距離をおきましょう。

執着型

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生霊のストーカーと言ったところでしょうか。恋愛絡みのケースが多くなります。狙われた場合、霊的にはノーダメージなので安心してください。ただし、自分が発信源にならないよう注意。片思いの感情が原因で発生します。これを読んで⋯えっ!!となったらちょっと待ってください。もちろん、それだけで生霊は飛びませんから安心してください。生霊飛ばしはそんなに単純なものでもありません。具体的に詳しく説明すると⋯既婚者やすでに付き合っている人がいる人、フラれた相手などに対する諦めきれないネガティブな恋愛感情が原因となります。あくまでも、理不尽であったり不合理な片思いが原因となります。だから、別れた恋人のことを⋯いつまでも思い続けるのはやめましょう。恋愛以外では金銭が絡んで来ます。お金を借りたがる人に要注意。

依存型

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執着型に似ておりますが⋯依存型は二種類に分かれます。自尊心や自負心が極端に強い者、または、他力本願な人を発信源にした生霊です。具体的に前者の場合、自分がいないダメだとか、自分しかできない等、自惚れの感情が極端に強い人が発信源となります。後者の場合、反対にあの人がいないとダメだとか、あの人しかできない等、常に身近にいる他人ばかり頼っているような人を発信源にしたものです。どちらにしても迷惑この上存在で、何かやろうとするたび、口を出して来て邪魔をして来るような者、不必要に他人へ干渉して来るような者が身近にいたら要注意。たいてい、依存型の発信源となるような人です。該当者に意識されるようになると運気が急減します。はっきりと自分の意思を示すことで発信源となる本人とともに遠ざけることができます。

虚脱型

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目的や生きがいのない人、意思が弱く主体性のない人が、分不相応なものを求めると発生します。飛ばされた生霊そのものは、無害であり問題はありませんが⋯発信者本人に様々な影響が出てきます。多くは精神衛生面での問題となりますが、魂が大きく削がれ気力体力の損耗が激しくなります。当サイトでは人工精霊やタルパについても考察しておりますが、それらはオカルト的に見ると⋯まさに、生霊の発生原理をそのまま応用したものです。人工精霊やタルパを作り問題が生じている人は⋯作った存在が虚脱型と化していると見て間違いないでしょう。目的や明確な意識を持たずにそのような真似事をすれば確実に失敗します。覚悟もなく興味本位で降霊術の類に手を出し精神を病む者も同様です。正直、こっくりさんも⋯あまりやらない方がいいですよ。

羨望型

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有名人は良くも悪くも多くの人達から意識を持たれます。有名人でなくとも、日頃から⋯たくさんの人から注目を集めるような社会的立場、たくさんの人と接する機会が多い立ち位置なら要注意です。具体的には、学校なら生徒会役員や成績上位者、教職員、会社なら営業や販売、広報、役職者などになります。期待や失望、好意や悪意⋯様々な思惑の念を一身に背負うこととなります。これまで説明して来たすべての生霊のタイプが集まる恐れがあります。同じ目的を持つ生霊同士は互いに共鳴し合い、次々と合体を繰り返し一つの大きな霊的存在へ成長して行くことがあります。それが羨望型です。最終的に龍などの動物霊へ進化します。取り憑かれた本人の心構え次第で、極端なまで良い方向へ作用したり悪い方向に転じます。絶えず気を張り続ける必要もあります。

悔恨型

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最後に特別なタイプの生霊をご紹介します。過去ばかり振り返っている人、強い後悔の念に囚われ続けている人は⋯自分の魂の半分以上を、どこかに置き忘れている恐れがあります。生霊の地縛霊と言ったところでしょうか⋯まぁ、危険性はありません。ただ、本人に虚脱型を生み出してしまった時のような症状が現れます。何をやるにしてもやる気が沸かず、運も一向に良くならない日々を過ごしていると思います。思い当たる節があれば、一度、関係する場所へ行き、心を整理したり清算した方が良いです。そうすることで本来の自分が取り戻せます。いつまでも後悔し続けていると⋯あなたの空いた魂の隙間に、あまり宜しくない霊的存在が入り込もうとして来ます。早い内に心の問題は解決しておきましょう。でないと、動物霊をたくさん飼うことになります。

動物霊(死霊)の種類

動物怨念霊

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この世に蔓延る霊体の圧倒的大多数が動物霊となり、さらにその大半がこのタイプになります。人間から理不尽な仕打ちを受けた動物の霊体で、人間に対して強い怨みの念を持っており、人間なら誰でも構わず取り憑こうとします。人間の醜い心が大好物で、心構えを崩すとそこらにいる動物霊が集って来て、たちまちその人の身体は乗っ取られます。身近に性格が急変した人がいたら、まず、動物霊に取り憑かれたと見て間違いないでしょう。動物霊は種類豊富に存在しております。それぞれの特徴がよく表れており、取り憑いた人間の性格もそれに沿うように変わって行きます。その一方で、除霊は容易であり、心を入れ替えると動物霊は勝手に離れて行きます。気をしっかり持ち、正しい心を持ち続けましょう。動物霊の詳しい話は動物霊の生態図鑑をご覧ください。

動物守護霊

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稀有な存在となりますが⋯動物霊にも守護霊や神格級の霊体も存在しております。主に飼育していた犬猫などの小動物が、死後は守護霊として飼い主を守ります。人間の守護霊と違い、その飼い主を一生涯にわたり守ります。だから、犬猫を飼育されている方は存分に愛情を注いでやってください。死後は供養もしっかり行いましょう。非常に強力で頼もしい存在となります。また、高潔な人物は神格級の動物霊に気に入られ守られる場合もあります。その場合、土地神と関係する動物霊であることが多く、何をしても上手く行く神がかり的な人は、こうした神格級の動物の守護霊に守られている可能性が高いです。このため、引っ越しはできるだけしない方がいいかもしれません。引っ越しが避けられないなら、定期的にその土地へ行けば良いでしょう。

動物霊(生霊)の種類

人間の生霊から変遷した動物霊

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動物霊にも生霊が存在しております。しかし、動物が生霊飛ばしをするのは極めて稀なケースです。大半は人間霊(生霊)の「羨望型」から動物霊へ変遷したものになります。不特定多数の人間から発せられた念が共鳴した結果、龍や朱雀など想像上の生き物の姿をした動物霊が生み出されます。現実世界に実在する動物に由来するものではありません。人間のあらゆる欲望の権化と言えるでしょう。龍は大変縁起の良いものとして崇められておりますが、実は使役はかなり難しく、多くの場合、最後はこれらの動物霊に身を滅ぼされます。龍を強く意識した風水はプロの風水師でないと無理です。一般人が見よう見真似で風水をやるなら、掃除と換気、整理整頓など実用的な範囲内ものに留めましょう。これ以外にも、河童や蟲など人間の念に由来する動物霊もおります。

動物の生霊飛ばし

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非常に稀なケースとなりますが⋯動物が生霊飛ばしをすることもあります。人間に飼われていた犬や猫は、捨てられると飼い主やその家族のところへ生霊を飛ばします。そして、家庭不和など様々な問題を引き起こします。だから⋯これらの動物を飼うと決めたら、最後まできちんと飼育しましょうね。もちろん、ワンちゃんニャンちゃんの生霊飛ばしが怖いから⋯と言う意図からのものではありません。大切な家族の一員じゃないですか。気軽に手放さず、最後まで責任を持ちましょう。一方、人間から大切に育てられている犬猫の中には、自分のことを人間だと思い込んでいるケースがあります。家の中にもう一人誰かいるような感覚に囚われたり、夢の中に何度も同じ人が登場して来たら⋯もしかすると、ワンちゃんニャンちゃんの擬人化したものかもしれません。

実はこんなものも幽霊かもしれない

神様

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人間の信じる力は絶大です。それが多くの人々、集団の統一的な意思ともなれば、どんな悪霊や怨霊も蹴散らす強力な存在⋯神と呼ばれる霊体を生み出すのは想像に難くありません。神が先か?人間が先か?この鶏卵前後論争の結論を言ってしまうと、人間が先であり、神は人間の意思によって生み出された最強最大の守護霊になると言えるでしょう。神様は集団的な意思によって作られた生霊の一種なのです。しかし、歴史を振り返って見ると⋯多くの場合、為政者や権力者などの力ある者たちにより、神の名の下、人心をコントロールする手段として、政治の道具として利用されて来た側面も否めません。現代でもすべてがそうだと言いませんが、質の悪い新興宗教に利用されております。一歩間違えれば、洗脳されてしまうので注意しましょう。

UFO

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ぶっちゃけ、宇宙人がUFOに乗って、地球に飛来して来ているとは思えません。もしも本当に宇宙人が地球にやって来ていたら⋯とっくの昔に、我々人類は宇宙人に支配されています。今頃、家畜同然の扱いでも受けて苦しい思いをしているはずです。その詳しい話は、UFO心霊現象説の記事をご覧ください。ここでは結論と概要だけ書き記しておきます。UFOは宇宙人の存在を信じている人達の意思で作られたものです。神様の発生原理と同じで生霊の一種と言えるでしょう。これ以外にも、都市伝説で語られているような未確認生物の類も同じと言えます。まぁ、あくまでもオカルト研究家の視点から見た見解です。私は軍ヲタでもありますので⋯これを言ってしまったら、身も蓋もなくなりますが、どっかの国の秘密兵器と見るのが妥当であり現実的だと思います。

イマジナリーフレンド

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幼い頃にこうした不可思議な存在が身近にいた人は意外と多いと思います。一般的には心理学で語られるもので、幼児期における特有の認知現象となりますが⋯オカルト的に見た場合、周囲の大人たちの念により生み出された存在と考えます。やはり、子供が生まれると、両親や祖父母など周囲の大人たちの意識がその子に対して一気に注ぎ込まれます。イマジナリーフレンドはオカルト的には、良い意味での親バカの証だと言えるでしょう。イマジナリーフレンドは周囲の大人たちのその子に対する期待の心象体、象徴体です。生霊とも違いますが、それに似ているかもしれません。無意識に⋯その子自身を依り代にして作られた人工精霊?かもしれません。発生原理はUFOと似ていなくもないと言えるでしょう。まぁ、あくまでもオカルト的に見た場合の話。

最後に

オーブ(玉響現象)は光学的な物理現象です。オーブと称するものが写り込んだ写真は数多くありますが⋯これはレンズ表面の近くに浮遊していた微細な塵や水蒸気の粒などが、光を乱反射することで球体に写っているだけのただの自然現象です。なんでもかんでも心霊現象と信じないようお願いします。また、閃輝暗点を霊障と思い込んでいる人もいるようです。うんな訳ありませんので、あまりにも頻繁に見えるようならとっとと医者に行って診てもらいましょう。また、世に出回っている心霊写真の99%はニセモノであったり、撮影当事者の思い込みやカン違いなので注意しましょう。心霊現象は意識世界と直結した現象であり、肉眼など人間の五感を通じて体感できる超心理的な現象です。間接的にカメラなど現実世界の物理機器でそれを映し出すのは基本無理だと思います。