自称憑依の気味の悪さを覚える私生活

投稿日 2024.11.25 更新日 2024.11.27
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タルパ界隈で憑依や自動筆記と称する似非オカルト行為が蔓延った原因は⋯どうも、自動化訓練における、言語の無意識化に対する認識の誤りにあったようだ。自動化=脳内音読の簡略化と錯覚、自分の場合、憑依によるものと信じ込んでしまった結果だと思われる。一時期は遠距離通訳も流行るなど、度が過ぎた行為まで堂々と繰り広げられるようになった。遠距離通訳も自称憑依の一種で、言ってしまえばリモートによるイタコの真似事だ。当時、自分の大切なタルパを他人に易々を託す行為への批評が目立ったが⋯ここで着目すべき点は、その口寄せに似た行為が本物であるか否かだ。遠距離通訳は危険?それ以前にその憑依は本物か?本質を見誤るな。そんな高等技⋯思念伝達系の占い師、チャネリングが駆使できる催眠術師でもない限り⋯素人にできる訳ないだろ。

自動化を脳内音読の簡略化と錯覚した根本原因

錯覚による誤認、自分だけの場合は⋯とならまだしも、憑依こそが本物の自動化、唯一絶対の真理と信じ込んでしまう者が次々と現れ始めたのだ。結果として、タルパとの対話が否定されるまでに至り、本来あるべきタルパ実践像、本物の方が否定されるおかしな風潮まで生まれたのだ。タルパは一つの独立した意思を持つ存在で、対話により共に真理を探究する存在である。操り人形やハンドパペットではない。それにしても⋯謎は残る。自動化=脳内音読の簡略化と錯覚した根本原因、きっかけのようなものは一体何なのか?である。結論からして、これも一人二役に対する誤解と思われる。本来は一人二役でタルパの自動化を促し分離すべきところ、一人二役そのものを自動化しようと勘違いしたのが根本原因として疑われる。実際に声を出してタルパを演じていたのかもしれない。

自称憑依は独り言が習慣かもしれない

何のことはない⋯脳内音読の簡略化は、パソコンやスマホで文字を打つ際、声を出しながらやれば同じことと言える。もしかすると、自称憑依はブツクサと独り言をつぶやきながらタルパを演じているのかもしれない。まぁ、これは極端な推察だ。自称憑依は電車やバスの中からでもタルパ専用のXアカウントを動かしている。流石に公衆の面前でブツブツ呟きながらスマホを操作する者はいないだろう。いずれにしても、一人二役の意味を勘違いして、タルパのなりきり演技を始めたのが発端である可能性は高い。あくまでも推察だが⋯タルパと意思疎通を図る際は⋯自分とタルパを交互に演じる形になると思う。人によっては声を出しながらの演技となるのかもしれない。気味の悪い光景が目に浮かぶ⋯当然であるが、自動化がされている訳ではないので、自分で自分と対話する形になる。

責任回避のための自称憑依

しかし、ここでも疑問に思う。自称憑依の最大の特徴は、タルパとの対話に否定的である点だ。これはある意味で矛盾していないか?自称憑依こそ自分とタルパと信じている存在と、代わる代わる交互に演技して遊んでいればいい⋯そんな気もしてならないのだ。当然、筆談形式でも可能となるため、ブログやSNSで楽しく遊ぶことはできる。しかし、そう言ったことをしている自称憑依は一人も見かけない。まるでDIDのようだ⋯いや、完全にDIDゴッコだろ。それはともかく⋯これは一体何を意味するのか?自分のタルパと直接的にやりとりを避けているようにも思える。これは予てから述べている通り⋯投影や責任回避の心理が働いているためだからと思う。自分にとって都合悪く感じるものをタルパに押し付けて処理をさせているのだ。そして、私は知らないとシラを切る。

自称憑依が惚気アンチにもなった理由

自称憑依の場合、自動化がされている訳ではないので、タルパと信じている存在は自分自身となる。しかし、自分ではそうとは思っていない。無意識化ならぬ無自覚な思い込みだ。一方、訓練成果としての(タルパの設定条件としての)無意識は作用しないが、生来から持っていた⋯自分の深層心理の中に眠っていた無意識が発現して来ることは大いに起こり得るだろう。多くはコンプレックスやトラウマなどになると思う。当然、タルパとの直接的な対話は不能になるし、これが投影や責任回避の心理が働き始める根本原因となる。都合の良い代弁者の誕生である。自称憑依が惚気アンチと兼ねているのはこれが原因である(惚気は究極の対話形式)。まぁ、これは極端な例になるかもしれない。急に怖くなったり興ざめしたのか⋯自称憑依の自称タルパーは長続きもしない傾向にもある。