タルパなのにどうして依り代を使うの？

今日は「依り代」について⋯溜まりにたまった想いを書き綴りたいと思う。いきなりの切り出しとなるが、ファッション的な感覚で気軽に導入するのはやめよう。そもそも、人工精霊を作る際に必要となるもので、タルパに依り代は不要である。こうした余計なものを導入することで、特定の物に依存したり、それを持つことで過信するようになり、術としてタルパがなおざりになっている傾向が強く見受けられる。また、依り代の取り扱い方法について詳しく述べられたタルパ関連サイトは皆無に近く、あっても根拠が薄く不明瞭な内容である。多くの場合、依り代にパワーストーンが選ばれるが⋯石に関する知識も曖昧だ。依り代について自ら紹介して情報発信する以上、導入方法から日々のメンテナンス、処分方法まで責任をもって丁寧に説明すべきである。

依り代にパワーストーンを使用する場合の注意点

依り代にパワーストーンを用いる場合、通常とは異なる取り扱い方法となる。浄化のタイミングを間違えると、依り代に憑依させた思念体に危害を加えかねないのだ。まず、私が以前に解説していた内容のおさらいであるが⋯本浄化と呼ばれるリセットは、購入直後の最初の一回だけとする。以降、週一程度の間隔で水で数秒洗い流す程度の定期メンテナンスを続けるだけで十分だ。思念体を憑依させたパワーストーンに本浄化を実施すると、最悪⋯思念体が消えてしまう恐れがある。思念体は霊体ですからそりゃそうだ。ちなみに、通常の場合、活用頻度にもよるが⋯だいたい数週間から月一くらいの間隔で本浄化を行う。と、まぁ⋯あくまでも、依り代に思念体そのものを宿す従来方式の説明になる。水晶占いのスクライングを応用した新方式はまったく違って来る。

ダイブ用の依り代の場合

旧方式の考え方では依り代＝思念体となるが、新方式では依り代に思念体は存在していない。思念体は原則として精神世界の住人であり、新方式での依り代は現実世界と精神世界を中継するための「道具」に過ぎないものとなる。旧方式の場合、万が一、依り代を破損させたり紛失すると、思念体との関係性はTHE ENDとなる。しかし、新方式の場合、依り代を破損しても紛失しても思念体への影響は一切なくなる。思念体は依り代を通じた先にある精神世界⋯ダイブ界にいる設定となるからだ。また、新しい依り代を買って来れば問題ない。メンテナンスの方法も通常のもので良くなる。新方式の場合、本浄化は定期的にやって問題ない。いや、むしろやるべきだろう。石に悪い念が溜まり始めると、浮遊霊や動物霊が救いを求め寄って来て⋯ダイブ界に入り込まれない保障はなくなる。

ダイブ用の依り代は定期的に本浄化を行う

本浄化のやり方は⋯パワーストーンを買えば、たいてい、取扱説明書が付いて来るのでそれに詳しく書かれています。一番のおすすめは良く晴れた午前中の太陽光に数時間当てる方法。直射日光は本当に除霊の力が強い。これを月一くらいの間隔でやれば良し。石の輝きが鈍りくすんで来たように感じたタイミングでやるのも良いです。まぁ、そこら辺のさじ加減は持ち主の気の済むままでOK。あと、依り代は何もパワーストーンでなくても構いません。金属製のアクセサリー類も良いでしょう。また、新方式では場所や空間もその代替にできます。以前にも話した通り、私は現実世界とダイブ界をつなぐ霊道は、自宅の階段に被らせるように設定してありますので、自宅の階段が依り代的な機能を果していると言えなくもありません。たまに階段に座り物思いに耽ってます。

依り代を設定している人は新方式へ切り替えることを推奨

階段に座った状態でダイブすると⋯おい、何、階段で座って居眠りしてんねん！！邪魔だ！！と、同居している家族から文句を言われてしまいますので、あくまでも思念体たち専用の通り道です。だから、ちょっと座って考えるだけです。何気に階段は念入りに掃除してますね。階段＝依り代ですから⋯おかしなもんが寄り付いて来ないよう、毎日ファブリーズを撒いたりしてます。私自身は自室で水晶球を使ったダイブを楽しんでます。依り代付きの思念体を所持している人は、ダイブ界を作り⋯思念体に一度そちら側の世界へ引っ込んでもらい、別の新しい依り代を買って来て、それでダイブを試みと良いでしょう。それで成功したら、思念体は元の依り代からダイブ界へ移動したと言えます。自宅の適当な個所、階段やクローゼット等をその代わりにして試みるのも良いでしょう。