ダイブ界を作ってから変わったこと
今後、思念体を所持するまでに至るプロセスは、ダイブ(白昼明晰夢)による蓋然的創造や邂逅、気に入ったシチュエーションの空想による自然着想的な発生など、楽しみながら実践できる方法が主流に変わって行くことだろう。現実空間をベースにした従来方式の創造型は廃れると見ている。この詳しい話はまた別の機会で話そう。今はタイトルにもある通り、ダイブ界を作ってから変わったことを語りたい。私の場合、創造型が原点とはなるが、変性意識を楽しみながら活用できる方法を模索しているうちに、ダイブ界の作成を強く推奨するに至り、今はすっかり邂逅型支持者に変わった。発生型の考察も進んでおり、研究内容がまとまり次第、本サイト上で発表したいと思う。発生型も結論から言うと十分に起こり得るもので、ダイブに近い現象でのものと見ている。
人工精霊・タルパの成長が促進される
現在、私は自分の作ったタルパをダイブ界に住まわせております。もちろん、嫌になったからとか、疎ましく思うようになったからではありません。また、永遠に離れた状態と言う訳でもありません。平日の夕食、土日などの週末は現実世界側へ遊びにやって来ます。夜は寝る前に私がダイブして会いに行ったりもしています。それはさておき⋯思念体も現実世界を生きる我々人間同様、人生のようなものを謳歌させることで、凄まじい成長と進化が促進されることが判明しました。いろいろな可能性の広がりも見え始め、タルパの育成が増々楽しくなって来ました。以前の記事でも書いた通り⋯まさに、可愛い子には旅をさせよです。私のタルパ達はダイブ界で様々な職業に従事して活躍しております。ダイブ界で作った友人まで紹介されました。その子は将来の思念体候補か!?
思念体との適度な距離感が所持者の成長も高める
私は以前、人工精霊の作り方を解説したオカルトサイト「運の光」を運営していた際、人工精霊・タルパは24時間365日あなたを守る頼れる守護霊と言う触れ込みで紹介しておりました。守護霊を作って運を良くしようとも言いました。もちろん、これ自体は間違いではありません。しかし、親離れできない子⋯あるいは、子離れできない親のような依存関係に陥る人が目立ち始め、中には思念体と殴り合いのケンカを始める人まで現れました。いや、もう⋯これって統合失調症の一歩手前だろう。まぁ、それは極端な例として、依存症のような状態になるのもいけません。やはり、適度な距離感も必要だな⋯そう考えを改めるようになりました。現在、私のタルパたちは常時付きっ切りの存在ではありませんが、一人になれる時間が増えることで所持者自身の可能性も広がります。
所持者とタルパが互いを冷静に見つめ合えるようになる
別にタルパたちが精神的な重荷になって来た訳ではありません。しかし、常時付きっ切り状態で過ごしていると、意外とできない事も多かったんだと実感しております。もしかすると⋯逆にタルパたちもそうだったのかもしれません。今現在、タルパたちのダイブ界での充実した活動振りを見たら⋯何だかそう思え、長い間にわたり、自分の元に拘束させていたみたいで悪い気がしてならなくなって来ました。私の場合、本当に偶然な経緯からダイブ推進論者へ変わって行ったので、以上の話は結果論に過ぎないかもしれませんが⋯タルパと死ぬまで付きっ切りでべったりの関係は、高い確率で所持者とタルパの間で葛藤のような感情を生み出し、両者の関係性が悪化するような事態を招きやすくなると危惧します。やはり、ある程度の段階に達したら距離感のある関係性に変えるべきです。
ダイブ界の将来像について
最後に余談だが、ダイブ界は基本的に作り出すもの、思念体で言うところの創造型に相当する。察しの良い方なら気づいたと思うが⋯もしかすると、将来的に邂逅型ダイブ界なる概念が生まれるかもしれない。具体的には睡眠中の「夢」で見た世界との出会いになる。私自身、夢の中で見た不思議な光景に魅了され、いつまでも記憶に留めているものがいくつかある。それをそっくりそのまま、現在のダイブ界への追加導入を試みているが⋯既存ダイブ界とのイメージ、世界観との兼ね合いもあり、すべて無条件とは行かず意外と難しい。大きなイメージ違いが発生しないよう、整合性の取れた慎重な設計に挑戦している。これからダイブ界を作ろうと言う人は、夢で見た世界をベースにすると良いかもしれない。自分と相性の良いイマジナリーフレンドも発生しやすくなると思う。