死後の世界を考えるヤツはバカなのか?

投稿日 2023.01.14 更新日 2023.07.20
Pixabay

自分は不治の病の体で生まれ、周りの人たちが元気だと、神様に恨み言の一つでも言いたくなると思います。どうして自分だけが⋯しかし、そこは卑屈にならず、他の誰にも体験できない貴重な運命と割り切りましょう。そんなものは綺麗事だ!!お前に何がわかる!!とお叱りを受けるかもしれません。しかし、変えがたい現実は受け入れる以外に方法がありません。人間の体はよくできているもので、何かが足らないと別の何かでそれを補い、時に常人ならざる才能や能力を発揮する場合もあります。歴史上の偉人たちの多くも、一般的にはあまり知られていない悩みやハンディキャップを抱えていたりするものです。むしろ、パーフェクトなヤツなんて皆無です。これは病気だけに限りません。神様の課題にチャレンジ精神で挑みましょう。前世とか関係ありません。

逆に次があるからこそ今も楽しく頑張れる

果して、死後の世界や来世を考えるヤツはバカなのか?少なくとも、魂は永久不滅で、絶えず流転し続ける存在であると信じるからこそ、今を前向きに明るく楽しく生きれるもんだと思います。今はダメでも次があるさと希望が湧いてきます。人生は一回限り⋯そう言い聞かされると絶望感しかありません。多くの人は失敗を恐れ、すべて守りの姿勢となり何もできなくなります。その一方で、どうせ次があるから、今はどうでもいいやもいけません。そんなヤツの死後の世界は退屈で、死後の世界で満足どころか不満を覚え始め、最後は無間地獄のような境地に陥り、永遠の苦しみにもがき続けることになるでしょう。当然、来世への転生なんかお預けとなります。死後の世界でもメンタル管理は重要になってきます。そのための基礎を生きている間に作るのです。

超心理学的に見た転生⋯自分も来世も人間か???

次に「転生」について詳しく語ります。こういった方面のものを信じる人は、かなり気にされる点になると思います。果たして、死後の世界を経由した後、来世も「人間」として生まれ変われるのか?来世、自分が人間以外の何かであったなら⋯少し嫌な気分になると言うか、猛烈な不安を覚えます。結論から言うと、また人間なので安心してください。人以下に転落することはありません。我々の意識(=魂)は仏教で言うところの輪廻転生を繰り返し成長して行くものです。人は誰しも最初は人間以外の別の動物だったのかもしれません。繰り返し転生することで高い知能を獲得して人間へ進化して来たものと考えます。生物の進化の系譜に沿って太古からそうして来たものと思われます。魚の意思は来世も魚かもしれませんが、何度か転生することで猫へ、そして猫から人へと至ります。

超心理学的には魂の下位転落はない

もちろん、すべての意思が転生を繰り返すことで上位へサクサク進化できる訳ではありません。多くは長らく同種を繰り返します。下位へ転落することはありませんが、上位へ進むのは至難に近いものとなります。ところで、死んでから転生するまでの期間、すなわち「死後の世界における滞在時間」はどのくらいになるのか?疑問に思う事でしょう。死後の世界における時間は、これまで述べて来た通り、ただの記憶の時系列と化しますから、これはあまり意味のない疑問となります。死後の世界で感覚的に1000年くらい過ごしていても、死んでから転生するまでの物質世界側の時間では、たったの10年かもしれませんし、100年後かもしれません。あるいは、一億年後の未来になるかも⋯そして、これは何も未来に限られません。もしかすると、過去に遡るかもしれません。

来世は未来とは限らないかも!?

過去に遡る可能性⋯だからと言って、先カンブリア時代とか極端なものになることはないでしょう。ほんの数十年程度前のものになります。前世で何かをやり残して亡くなった方は、そうなる可能性があります。ちょ、それって⋯某アニメのアレか?と激しいツッコミを入れたくなった人はいることでしょう。しかし、物質世界にパラレルワールド、世界線のようなものがあるのは理屈の上では十分あり得ます。何よりも人類滅亡、地球崩壊後の全人類⋯いえ、すべての生命の意識はどこへ行くのか?と言う大いなる疑問にぶち当たります。この場合、来世として、様々な過去のシナリオが用意されており、最終的にすべての意識が存続できる世界線、永劫に意識が転生できる世界線へ収束して行くことでしょう。超心理学的に見る歴史にifはありますし、宇宙に終わりはありません。