思念体とは何か?今一度その意味について考えてみる

投稿日 2024.06.25 更新日 2024.06.25
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思念とは思ったり考える事で、思念体とはそれを自律的に行える一つの独立した意思を持つ存在である。オカルト的には魂、霊体そのもので、心理学的には自我の正体になると言えるだろう。いずれにしても、ただ思ったり考えただけでは、思念体を作り出すことはできない。人工精霊にしろタルパにしろイマジナリーフレンドにしろ⋯思念体を作り上げる為には、設定条件となる無数の思念を連携させて、一つの個体として仕上げて行かねばならない。さらに、変性意識を駆使して深層意識へアクセス、無意識化を図り、生きた存在へ育成して行く必要がある。それが自動化となる。思念体の完成基準は明確に定めされていないが⋯自動化の進捗率が低い状態(微オート)でも、一つの意識が芽生え始めていることには変わりはないので、思念体は存在していることになる。

どうせ変性意識状態となり深層意識へアクセスするなら

従来の一人二役の自動化訓練法に疑問を持ち、どうせ変性意識状態となり深層意識へアクセスするなら⋯まず、心象世界を作り上げて、その中でシナリオに基づく自動化を自然に促すやり方が良いのではないかと気づいた。そうして⋯ダイブ界の作り方や後天性イマジナリーフレンドの作り方と称して、現在まで様々な考察、提案をし続けて来た。もちろん、憑依の問題も含め、自分自身の身体を使い実証済みである。考察家なら実際に自分の体を使って検証すべきである。ましてや、魔術師や占い師、催眠術師ともなればである⋯発生型も依然として未知な部分が残されているが⋯思念体を意図せず作ったと言うより、日頃から空想好きな人が、心象世界から不意に自然と現れ、現実空間へ抜け出て来た思念体、イマジナリーフレンドではないかとも見ている。

タルパは心象世界ならぬ心象体

タルパは深層意識の中で存在する無意識の集合体、心象世界ならぬ心象体と言えるだろう。心象体を顕在意識へ(心象の対義として)実態化させるのが自動化であり、それを現実空間まで延長させたものが視覚化になると言えるだろう。触覚はダイブや幽体離脱、明晰夢などに限られる。視覚化と同様、現実空間でタルパの皮膚的感覚を得るのは、できなくはないだろうが極めて至難な技となるだろう。とりあえず、心象世界を起点とした後天性イマジナリーフレンドと現状におけるタルパを⋯同一原理、心象で理論構築、統合できないか?その道筋も模索中だ。そうすることで発生型を完全に解明できるような気がしている。以前、私がタルパ界隈を猛烈に弄り回して遊んでいた時、観念体なる概念を提唱していたと思う。心象体と紐付いていない見せかけのタルパだ。

顕在意識の思考で動かしているタルパもどき

顕在意識の思考でのみ動いているタルパもどきだ。観念体の観念は固定観念の観念と同じで、特定の考え方や価値観に支配されたものだ。その多くはネガティブなものばかりで、タルパ界隈で跋扈するメンヘラや中二病などの問題児が称するものになると言える。だから、心理学で言うところの個体化された代替思考、投影とも言える。本来、タルパを作り出すのは時間がかかる。短期間に何体もポンポン登場させるような人もこれだと言える。多くの場合、通常意識状態で一人二役の自動化訓練を常態化させているだけで、事実上のなりきりやキャラ作りと言える。ちなみに、これをポジティブに生産的で良い方向性で活かしたものが⋯なりきり界隈のゴッコ遊びと言えるのかもしれない。この場合、最初からすべてそうと理解した上での実践なので投影は起きない。

なぜ通常意識状態で一人二役の自動化訓練を常態化させているのか?

単純に⋯深層意識へアクセスするために最適な変性意識状態になれないからだと思う。また、一部の考察家が通常意識状態で自動化や視覚化などの無意識化訓練を提唱している影響、原因も大きいと言えるだろう。重要な点になるので何度も書き添えておくが⋯無意識化の訓練は変性意識状態でしか効果が得られない。変性意識のへの字すら語られない状況だ。真面目に研究を進めれば、いずれ効果的に自動化や視覚化が行える無意識化の訓練方法は発見、考案されるかもしれない。しかし、現状におけるタルパ界隈でそれはまったく期待が持てない。自分は浮き草氏の後に続く者として⋯今後はダイブを重視した姿勢で行きたい。とりあえず、妙ちくりんな訓練なんかに手を出すより、普通に空想遊びでもしながら自動化、ダイブ界にいる思念体と意識疎通を試みた方が良いだろう。