認知的不協和の呪縛から逃れろ

以前、類似性バイアスと同族嫌悪によるマインドコントロールについて語ったが⋯これをもっと解りやすい言葉に置き換えて説明し直すと、ターゲットとなる人物を、好意と嫌悪の矛盾の間で翻弄させることで、まともな思考力を奪うものになると言えるだろう。もっと端的に言うなら「飴とムチ」だ。さらに、心理学的に言う「認知的不協和」による行動原理に近いものも加わり、結果として、一度暗示にかけてさえしまえば、後は勝手に自滅して行く。認知的不協和については、知っている人は知っていると思うが⋯イソップ童話の「キツネとぶどう」の逸話が、その具体的な例として引き合いに出されることが多い。人は自分の利害に絡む大きな矛盾を目の前にすると、自分にとって都合の良い判断をして、それに基づく行動を取る傾向が強いとされている。

自分が思い込んでいるものの根拠は何だ？

とりあえず、類似性バイアスと同族嫌悪の無限ループの地獄から抜け出す方法と対策として、課題の分離を提唱した。タルパやイマジナリーフレンドの界隈に属している人は、本当に訳ありの人が多い⋯思念体とその訳ありな問題を完全分離してしまうのだ。しかし、これだけでは不十分だ。次に認知的不協和の呪縛からも逃れる必要がある。自分やこれまで育って来た環境に疑問を持て。例えば、どうせ自分には無理と日頃から卑屈な態度を取っている者は、どうして自分には無理なのかよく考えろ。ぶっちゃけ、根拠はないと思う。せいぜい、誰かに言われたから⋯その誰かって？そんなに偉いのか？何かの権威者なのか？どうせ、同族の人間だろう。そして、環境だ。これも端的に言おう。井の中の蛙になっているだけに過ぎないんだよ。だから、以前から世界を見ろと強調している。

0.5×0.5=0.25だよね？

どこかの掲示板でも書かれていたが⋯訳ありな者同士がくっついたところで、なんら有益的な相乗効果は発揮されない。0.5の半人前同士がくっついて、互いの傷を舐め合ったところで、0.5×0.5=0.25とさらに半減するだけだ。ダメ同士の人間がくっついたところでダメな結果にしか至らない。1より大きなまともで上位な人間と付き合った方が良いに決まっている。バカにするなと反感に思うだろうが、別に上から視線で見下しているつもりもない。現実的な解決策を提示しているし、これ以外に解決方法はないのだ。現実的にね⋯類似性バイアスと同族嫌悪の無限ループは、ダメ人間同士の間で起きている。お互いに鏡に映る自分の姿を見つめ合っているような状態なので、無意識にあきらめの念も想起しやすくなるだろう。結果、認知的不協和に基づく行動原理も起きやすくなる。

自分と似たような人間から距離を置けば変われる

まず、自分と似たような人間から距離を置け。そして、外出の機会を増やし現実世界の中にいる自分を自覚しろ。アニメばかり見ずBBCやナショジオなんかも見ろよ。自分の中に可能性と広がりを持たせろ。それに尽きる。別に難しい話でないと思う。また、生きるための基本的な生活習慣を趣味にすると良い。具体的には料理だな。うろ覚えだが⋯何かの漫画でも「食べることは生きること」ってあったよな。以前、菓子作りも推奨していたことがあったが、菓子はお腹いっぱい食べるものではないが、脳に適度な糖質を与えることで活性化して、心身もリフレッシュされる。手作りのものともなれば、きっと、それで感じられる幸せもひとしおだろう。思念体作りに最適な脳に作り上げることが叶うだろう。あとは風呂だな。金は惜しまず少しいい目の石鹸とシャンプーを使え。

非生産的な人間関係から外れろ

自分と似たような訳ありな人間、同族を見ていると⋯これも以前から指摘している通りとなるが「投影」も起こりやすくなり、暗示が増々かかりやすくなる。お互いにお前はダメだダメだと言い合っているような⋯非生産的な人間関係と言えるだろう。まして、匿名の顔の見えない相手ともなれば、偏ったイメージにも支配されやすい。だから、訳ありな人同士で連携したいなら、現実世界で面と向かい合った状態になれるのが良いのだ。そのための支援団体もあるはずだ。面と向かい合った状態であれば、対人トラブルも起きづらくなる。人はそう言うもんだ。少なくとも、タルパ界隈のような問題は起きない。ところで、B型作業所に関して否定的な意見を述べる者が多いが⋯そもそも、正常な生活を取り戻すための訓練の場だろう。B型作業所がダメな者はどこ行ってもダメだろう。