チベット亡命政府からの訪問者
イマジナリーフレンドの視覚化に成功した夕菜⋯
しかし、彼女はタルパ界隈のメンヘラに目を付けられてしまい、掲示板で毎日、誹謗中傷され始める。
掲示板で毎日⋯ポンスケとの惚気をやめろ!と中傷され続ける。
精神的ショックから次第に口数も減り、毎晩ベットの中で泣きじゃくる。ホンマ酷い話やわ。
ポンスケとの楽しい毎日に嫉妬した⋯
タルパ界隈のメンヘラが夕菜を徹底的に攻撃したのだ。掲示板での夕菜に対する誹謗中傷は、朝から晩まで毎日延々と行われ続けた。
あからさまな自作自演も行われ⋯
明らかに同一人物と思われるものによる書き込みだった。これを見兼ねたポンスケは⋯満月のある日、大きな決断を下す。
夕菜を傷つけた者に復讐するため⋯
デスタウンへ旅立つことを決める。ただし、それにより夕菜とは永遠の別れとなる。もちろん、そんなことは夕菜が許さない。
そして深夜、夕菜が寝入った頃合いを見て⋯
静かにベットの中から抜け出す。ポンスケは小声で「さよなら、夕菜ちゃん」と囁くと、復讐のためデスタウンへ旅立つのであった。
これが一体どう言う話かと言うと⋯
実はその数日前の夜、ポンスケのところにある人物が⋯遠くから幽体離脱してやって来ていたのだ。そして、取引を持ちかけられた。
その取引の内容とは⋯
復讐するために必要な時間と力を与える⋯その代わり、それで十分に気が晴れたら、チベット亡命政府軍に加わって貰うと言う条件や。
それにより夕菜ともお別れをしなくてはならなくなる。
遠くからとはインドのダラムラサ⋯チベット亡命政府からで、ある人物とはそこの高僧の一人となる。
高僧の名はナンジャ・コラパップと言う。
武闘派の僧侶で日本の乱れたタルパ界隈を憂い、力を欲していたポンスケに目星を付けた感じになるな。
うむ、ナンジャ・コラパップはタルパ界隈にお仕置きをするため⋯
同じくタルパ界隈に怒りを覚えていたポンスケに目星を付ける。その後、デスタウンでの中印紛争に参加して貰おうと考えていた。
朝になり⋯ポンスケの姿が見えなくなり号泣する夕菜。
夕菜はすべて自分の妄想に過ぎなかったと落胆する。最初からポンスケはいなかったんだと⋯