空想でダイブするコツ
存外、ネコも悪くないな⋯もう、このまま行くわ。
それじゃ、前回の話の続きでも始めようか。空想でダイブするにはコツのようなものがいる。
せやな。ただ、頭の中で⋯
アレコレと思い浮かべれば良いと言う訳でもない。行き当たりばったりの空想ではダイブできない。ただの思考作業に終わる。
ダイブ⋯すなわち、変性意識状態にならんと意味ない。
空想でダイブするコツとはそれや!そのためには⋯自然と流れるような空想をする必要がある。
気づいたら⋯時間があっと言う間に過ぎて行く感じのもんや!
みんなも机の上でボーっとしてそうなる時あるやろ。それと似たようなもんや。しかし、それを意図してやるのは難しい。
うむ、それを意図的にやるのは無理だな。
だから、空想のための空想を事前にしておくんだ!それは何かと言うと⋯考察記事で述べた「思考的空想」と呼ばれるものになる。
思考的空想は⋯舞台としてダイブ界を作る空想になる。
登場人物、場所、もろもろの背景的要素をイメージする。そして、空想のための空想で空想するシナリオを決める。
空想のための空想で空想⋯少し話がややっこしいが⋯
考察記事で説明した「演技的空想」と呼んでいるもんや。事前に決めた舞台の上で、シナリオに沿った夢を見る。これがダイブ本番となる。
何かわかりづらいと思うので話を整理する。
空想でダイブするためには⋯即興では不可能だ。だから、膳立てが必要であり、空想はそれに従ってやる方が深みにハマりやすくなる。
思考的空想の段階でも⋯そこそこ変性意識状態になれるぞ。
それだけでもメチャクチャ面白いからな!舞台としての理想のダイブ界を考え、次の段階で登場人物達と楽しい体験をしろ。
ダイブ界ではダイブする本人が主人公となるが⋯
例えば、事前に決めて考えておいた主役級の登場人物が、イマジナリーフレンドへ進化して行く感じになるな。
Aネーが例えばと言ったのは⋯
登場人物達の中からランダムでそう決まる場合もあるだろう。あるいは⋯ダイブ界のモブキャラの中から出現して来るかもしれん。
まぁ、何度も同じ空想をしているうちに⋯
空想自体が自律化してシナリオが少しだけ勝手に変わる可能性もある。ダイブの面白いところは、そう言う不確定要素がある点やな。