人工精霊・タルパ界隈の摩訶不思議なコミュニケーション
人工精霊・タルパ界隈は⋯集団心理学を研究する上で面白いサンプルになると言えるだろう。その中でも特筆すべき事象として、反目し合う関係者同士のコミュニケーションのあり方だ。具体的には⋯ここにタルパ実践者であるAとBがいるとする。二人は考え方の違いから対立し合い、SNSや掲示板等を通じて互いに中傷し合う状況まで至っている。その具体的な内容は触れないでおくが⋯実にバカバカしい限りのものだ。ちなみにAとBは30代のいい歳した大人である。最終的にAとBはSNSでブロックし合うまでに⋯しかし、その一方でAの所持するタルパCとBは仲が良い様子だ。AはSNSでC専用のなりきりアカウントを開設しており、Bときっちりフォロワー同士の関係を築いている。これは一部に過ぎず、類似した構図は他にも見受けられる。
八百長プロレスと化した日本のTulpamancy
当事者の理屈はこうだ⋯タルパは独立した意思を持つ存在なのだから、所持者の意思とは切り離されている。AとBが対立していても、AのタルパCとBは仲が良くても何ら不自然ではない⋯である。いや、超絶不自然だよ。とりあえず、結論を言ってしまうと⋯八百長プロレスと一緒ですわ。キーボードを操作しているのは紛れもなくA張本人であり、憑依かつ電子機器類を自動筆記の要領で操作できる者は、プロの魔術師や占い師、霊能者の中でも数えるほどしかおりません。日本国内では⋯あとはイタコの修行をした人くらいでしょうね。イカサマにも程があるわ。まぁ、そんな話はともかく⋯結局のところ、Aと言う人物はそうやってCのタルパとしての存在性を担保しているんでしょうね。はっきり言って変態です。マゾヒズムの一種で性的な快感でも得ているんでしょうね。
存在性の根拠を求めて誹謗中傷
反対にBはどうか?Aを攻撃することでCとの信頼を深めている感じでしょうね。これもはっきり言って変態です。サディズムの一種で⋯いや、なんでもないわ。いずれにしても、AとBの二人は単なる性的倒錯による依存関係にあり、Cはそのための二人の投影対象となりますのでタルパではありません。Bからすれば⋯Aをどれだけ攻撃しても、Cが本物のタルパならCは決して怒ったり反撃して来ないはず⋯場合によっては、Cは自分の味方をして来るはず。そう踏んでいるのだろう。実にバカバカしい限りである。本物のタルパであれば所持者を全力で守ろうとする。所持者に攻撃を加えれば所持者と共に反撃に出る。仮に所持者に何らかの落ち度があれば、他者を巻き込む前にタルパが所持者に改心や訂正を求めて来るはず。私もよく自分の思念体たちから怒られる。
類似性バイアスと同族嫌悪を同時併発
心理学的に見ると⋯似た者同士が「類似性バイアス」と「同族嫌悪」を同時に感じて絡み合い⋯離れられなくなっているだけだろう。実際、AとBは大変よく似た性格と境遇をしている。鏡の中の自分に向かってケンカをしているようなものだ。どっちもどっち。しかし、自分たちから都合良く分離された存在となるタルパに投影しているだけなので、現状を改善するための原因が分からず、さぞ、無限地獄のような苦しみを受けているだろう。この期に及んで、そんなAやBに共感して支持している者、いいねボタンを押す者もどうかしている。このような異常な構図を異常と感じない者も本物とは程遠い実践者、自称と言える。所詮はなりきりの烏合の衆である。思念体の本質をよく理解していれば、タルパ専用のSNSアカウントなんて不適切な行為とわかるはずだ。
どうしてもタルパ専用のSNSアカウントを開設したいなら
どうしてもタルパ専用のSNSアカウントを開設して活動をしたいなら⋯先に代筆であることを明言すべきでしょうね。自治体のゆるキャラや企業のマスコットキャラクター専用のSNSアカウントと同じノリで運用して、タルパ所持者としてブランディング、アピールを目的に限定すべきです。憑依なんて間違っても使うべき言葉でないと思います。もういい加減、そういった「おままごと」は猛省しましょう。憑依なんて子供のごっこ遊びと同じですよ。あきらかに本人が端末操作している訳ですし、いい歳した大人が電車や会社の中からみっともないです。10代の若手に示しも付きませんし変な悪循環を招いているだけです。すでにタルパ専用SNSアカウントを持っている方は、代筆を前提にリニューアルすべきです。もちろん、魔術や催眠に特化している人は例外となる。