現実世界とダイブ界の中間世界「準ダイブ界」の活用方法
本題に入る前に前回の補足です。とりあえず、実践者本人が通常の日常生活を過ごしている間、思念体たちが勝手に現実世界とダイブ界を行き来できる仕組みのようなものについて語りました。まぁ、絶対に必要なものでもありません。そもそも、視覚化を非推奨にしておきながら、現実空間を背景に動き回る想定の話をするのが矛盾していないか?そうツッコミを入れたくなる人もいるでしょう。すでに視覚化済みの人はそうすれば良いですよと言った程度の話に過ぎません。また、思念体が現実空間を動き回る=視覚化と言う訳でもありません。見えなくてもそこにいる⋯思念体はそう言う立ち振る舞いもできます。あなたがダイブして思念体と会った際、現実空間で過ごしていた時の話くらいするかもしれません。ここら辺の詳しい解説は次回やります。
準ダイブ界とは?
当サイトで定義する準ダイブ界とは⋯以前は、疑似ダイブ界なんて呼んでいた時もありましたが、従来の人工精霊・タルパ界隈で言うところの内界に相当します。現実世界とダイブ界の間⋯まぁ、現実世界に近い側のところに作る小さな精神世界になります。ダイブ界と違って部屋のような場所、広くてもせいぜい半径数百メートルから数キロ程度の閉じられた小さな箱庭世界になります。私の場合、このはな綺譚の世界観を再現した大正時代風の温泉宿場町で、そこに日本風の大きな家屋を建ててます。最近はダイブ界よりも準ダイブ界での活動の方が忙しいですね。このようなものを設定する目的として⋯ダイブ界へ向かうための心の準備や精神的な調整を行う場所、ダイブ界を開発するための前線基地、ダイブ界を守るための霊的緩衝・防御地帯として機能させる点にあります。
霊的緩衝・防御地帯として
やはり、霊道を切り開いていると、現実世界を漂う浮遊霊や動物霊に入り込まれない保障はありません。この辺を猛烈に気にする人は霊道は作らない方が良いと言えます。もっとも、自身がダイブする瞬間、たまたま近くにいた浮遊霊や動物霊が一緒に付いて来ないとも限りません。だから、ダイブする際は悪いことは一切考えないようにしましょう。心底楽しく過ごしていれば悪いもんは寄って来ませんよ。話を元に戻しますが⋯準ダイブ界はダイブ界で行えないこともできます。当サイトでは、新規の思念体が欲しい場合、基本的にダイブ界での邂逅を想定した解説を行っておりますが、どうしても創造型を望むのであれば、準ダイブ界で行うと良いでしょう。そう言った精神的な作業環境、実験場所として最適です。ダイブ界との兼ね合いを気にすることなくできます。
精神的な作業環境・実験場所として
現実空間を背景にしてやるより、準ダイブ界でやった方が成功確度は高いと思います。ただし、綿密な設計デザインのイメージングは激しい思考作業となるため、これにより変性意識が浅くなってしまう恐れがあります。そうなると現実空間でやっている状態と然程変わらなくなるかもしれません。やはり、あまり細部にこだわらず、大雑把な創造となり、いろいろ想定外に思う部分も多く出て来ると思います。まぁ、考えたり思った通り100%忠実にイメージングできるようになっても、イメージ崩れを起こさず永久的に持続させるのは至難ですし、通常意識状態のまま各種の訓練を行っても見込みが薄いと思います。特に自動化は願望実現と言う観点から思念体の肝です。確実な自動化が望めるなら、大雑把で多少のイメージ違いも気にしない寛容な姿勢でやった方が良いと思います。
ダイブ界を複数所持する場合の中継分岐点として
ダイブ界を新規でもう一つ作りたい場合、既存のダイブ界との中継分岐的としての役割を果たさせることもできます。ただ、これは以前にも述べた通り、ダイブ界は欲張らず一つだけを集中的に開発して行きましょう。それこそ、ダイブ界は広大な世界になるので、そこで様々な特徴や特色をした地域を作り出して行くこともできます。とは言え、何かの事情でどうしても、もう一つダイブ界が欲しい、あるいは、あまりないパターンかと思いますが、現状のダイブ界がどうしても気に入らない場合⋯新しく並行するように別のダイブ界を作り、移住すると言う形も取れなくもありません。現実世界で自分自身も成長させて行かねばなりません。そうなると物事に対する価値観も変わるでしょう。どうしても、今の自分と沿うものでなくなって来たら、新しく作り直せば良いと思います。