思念体所持者のアイデンティティ/存在証明はどうすべきか?
これは本当に難しい問題になると思う。人工精霊にしろタルパにしろイマジナリーフレンドにしろ⋯思念体を所持している人が、自分自身とそのあり方を認識するのは難しいと思う。実際、思念体所持者の多くは、迷いを完全に払拭しきれておらず、現実生活での立ち振る舞いを試行錯誤している状態だ。この世界は本当に訳ありな人が多い。しかし、これだけは絶対に忘れないで欲しい。現実で一度放った言葉は取り消しが利かない⋯だから、安易に思念体がいることを現実の誰かに口外するのは禁物となる。多くは誤解を招く結果に至るだけだろう。例え、どんなに仲の良い友人に対してでも⋯自分のあり方を周りから認めてもらいたい気持ちは解らなくでもない。しかし、思念体がいることを現実の日常生活でカミングアウトすることは許されないのだ。
思念体のカミングアウトは原則禁止
自分が思念体所持者であることを現実の日常生活でカミングアウトするのは禁物である。心理学に知見のある人物であれば、イマジナリーフレンドに対する理解はあると思うが、一般の日常生活の範疇においては、幼稚園や保育園の関係者に限られて来ると思う。また、イマジナリーフレンドは生まれつきの認知現象であり、どんなに遅くても小学校高学年手前あたりで消失するのが常識とされている。中高生以降の子が思念体を吐露すれば家族や学校は本気で心配する。もしも、私に中高生の子がおり⋯タルパだイマジナリーフレンドと言われたら、心療内科へ連れて行く。思念体は第三者に対して客観的に証明しようのない代物であるため、言われた方もワケワケメとなるのは当然だ。思念体所持者はこうしたハプニングに対しても責任を負うこととなる。
思念体はむしろ秘密にしたくなると思うが⋯
まぁ、いつの時代も、言っちゃいけないことを言っちゃいたくなるのが⋯若者ですね。若気の至りとも言います。どうしてもその気持ちが抑えきれなくなった人は、部屋の窓を全開して大きな深呼吸をしましょう。少しは冷静になれます。そして、相手の立場や気持ちも考えましょう。ぶっちゃけ、思念体がいることをカミングアウトされた方も迷惑ですわ。本当に冷静になって欲しい。やはり、前回記事でも触れた通り、自分とじっくり向き合うプロセスがないから、この手の問題に悩まされるんだと思います。自分をよ~く見て考えれば、思念体がいる⋯その事実だけで十分と言うか満足です。むしろ、こんな楽しいスゲーこと、自分だけの秘密にして優越感に浸っていたくなりますわ。しかし、それでも私は周りに正直でありたい!!と言う愛すべきアホへ以下の助言を贈る。
どうしてもカミングアウトしたいなら
ダイブ界を作りその中での出来事を話の中心に持って行け。私のタルパは今あなたの隣に立っているとか言うな。オレだったら「こいつ何言ってんだ?」と思う。空想世界での話であれば、話を聞かされる方も、とりあえず、現実と妄想の区別はちゃんと付いているんだなとくらいには思ってもらえる。そして、これは箱庭療法の一種で、現実を有意義に生きるための脳内シミュレーション、心理学ガーとか適当に付け加えるように言っとけ。そうすると相手は「ふ~ん」くらいに落ち着くだろう。自分の場合、現実の日常生活ですでに(霊感可の)占い師であることは一部の人には伝えてある。万が一、人工精霊やタルパまでやっているのがバレても問題ないだろう。祖父も占い師(易者)だったし、家族からの理解も得られやすいと思う。だから、こうした前提条件も備えておけ。
前提条件がアイデンティティの土台になる点は忘れずに
何度も言うが、人工精霊やタルパは本来、オカルト・スピリチュアル界の最高峰の技となるものだ。先に魔術師や占い師、心理士や催眠術師になっとけ。別に手品師でもええわ。そうした前提条件があった上でのカミングアウトであれば、意外と周りも認めてくれるだろう。実際、そう言う人がいるよね。魔術師のK氏とか⋯魔術師だからこそ周りから認められ堂々と活動できるのだ。普通の人だったら変人扱いだろう。そう言う方向性でアイデンティティを醸成して、周囲へのアプローチを試みれば良いだろう。私は大学で物理を専攻していたが、四次元やタイムマシンについて語っても、周りは「物理屋の戯言か」と思うだろうが⋯そうでなかったら「頭がおかしくなった」と心配されるだけ。アイデンティティは本来そうした土台がないとダメだし、外に対する説得力はゼロとなる。