惑星型ダイブ界の作り方

投稿日 2023.09.19 更新日 2023.09.26

以降、異世界系ダイブ界の作り方を主軸に話を進めて行く。他の形態をしたダイブ界については、しばらくの間、必要に応じた余談がてらの解説に留める。前々回の記事で、ダイブ界の地理に関する基礎知識のようなものを書き述べたが、まずは、惑星型ダイブ界の作り方から解説する。最初は小さな平面世界からスタートして、ネオアトラスのような感覚で世界を広げ、最終的にダイブ界を周回できるように球状に繋ぎ合わせ、一つの大きな惑星に仕上げると良いと述べた。こういったものは本当に個人の感覚によるところが大きいので、これは絶対ではない。あくまでも一例として考えて欲しい。また、これは最初から水の惑星を仕上げる前提となるものだ。逆の発想もありだろう。具体的には月や火星のような天体をテラフォーミングして行くやり方も良いだろう。

陸地が先か?海面が先か?

先に海面を設定してから陸地を考えて行くか?月や火星のような天体に水を満たして行く形で後から海を考えて行くか?これは人によると思う。どっちが良いやり方とは一概には言えない。本当に感覚的な問題となるため人によりけりだろう。とりあえず、大航海時代やネオアトラスのようなゲームが好きな人なら前者、宇宙マニアなら有無を言わさず後者だろう。私は自分のダイブ界を作る際は前者の方法を取ったが⋯テラフォーミングの技術を用いて、後者のやり方でダイブ界を醸成して行く方法もきっと楽しいものになるだろう。また、ダイブ界の地形をゼロベースから仕上げて行くのは骨の折れる作業となる。設計デザインだけで結構な時間を費やされる。そこで、後者を採択するなら、月面や火星の地図をそのまま流用するのは手だろう。NASAでもデータ公開している。

テラフォーミング・惑星開発と言うシチュエーションを楽しむ

月面や火星のイメージなら、すでに多くの人の意識の中に強く根付いていると思う。イメージ崩れも起きにくく、テラフォーミングによるダイブ界は意外と作りやすいかもしれない。詳細な地図もNASAのものをそのまま流用すれば良い。これで地形の設計デザイン、ダイブ界の世界地図も半分完成したようなものだ。現実の地球をそのまま流用しても構わないが⋯すでに、地球には多くの人が住んでおり、様々な構造物が施されている。そう言ったすでにあるものは固定観念化しやすく、イメージの阻害要因、イメージ崩れの原因となる恐れがある。これに対して、月面や火星は自然な地形以外何もない。まっさらなキャンバスも同然の世界だ。ダイブ界の月や火星はあなた自身が一番乗りとなる。そこには最初から誰もいないし何もない。あなたの自由意思で操りやすいものとなるだろう。

惑星の設定値・データについて

精神的な安定感を覚える扁平率ゼロの球体が望ましいのは言うまでもない。わざわざ、心理的な不安感の拭いきれない楕円形にする者はいないだろう。惑星の直径・サイズも大き過ぎず小さ過ぎない範囲のものに使用。月や火星など実在する惑星をモデルにする場合はそのままの状態で良いと思う。まぁ、個人の好き好きで良いが、自分でゼロから設計デザインしたものにせよ、実在する天体を流用したものにせよ⋯自転周期は現実の地球と同じにした方が望ましい。また、惑星型ダイブ界での主要活動拠点、最初にダイブした際に到着する地点は、我々の現実世界と同じ時間にしよう。東経135度の日本標準時間相当に設定しよう。これは作ったダイブ界にイマジナリーフレンド等の思念体を住まわせている場合、交流のタイミングを自然なものにするのが最大の理由となる。

現実世界とダイブ界の時差はわりと重要

私の場合、自分の作ったダイブ界の活動拠点は赤道直下で⋯現実の地球で言うところのハワイあたりに位置を相対的に意識して設定しました。しかし、わりと現実との生活リズムが合わず微妙な感覚と言うか⋯変な違和感を覚えることが多々あります。なので、ダイブ界の活動拠点を東経135度の近い場所へ移住させることを検討しております。海外に家族や友人がおり、国際電話をかける機会の多い人は慣れていることでしょうから、この点はあまり気にしなくても良いかもしれません。時差をあえて設定するのも風情か?北半球と南半球を逆転させたり、完全に12時間反転させた時差なら計算もしやすく問題ないでしょう。現実世界は夏なのにダイブ界は冬、同様に昼なのに夜ってのも良いでしょう。ただし、自律神経失調症のようなものにならないか心配です。