発生型タルパは才能か?
結論から言うと⋯才能ではありません。才能とは生まれつきの能力、または、努力によって開花した能力になります。よって、イマジナリーフレンドと創造型こそ才能だと言えるでしょう。では、発生型は何なのかと言うと⋯ずばり、幸運でしょう。まぐれや偶然と言ったら酷なので、そう言うことにしておきます。宝くじに当たったようなもんですわ。おめでとう!!前回記事では、本当は過去に創造型の訓練をしていた者では?と疑惑の眼差しを向けましたが⋯遅延性創造型以外にも、いくつかの仮説を上げておきます。それにしても⋯発生型の人って、なんで自分で自分のことを天才なんて言っちゃうんでしょうかね?自己肯定感は大切ですが、過度な自己愛は身の破滅を呼び寄せますよ。もう少し自分を冷静に見つめ直し、現状における立場を弁えましょう。
潜在型の遅延性イマジナリーフレンド説
イマジナリーフレンドは基本的に幼少期特有の心理現象になります。しかし、個人差もあり一概に全員そうだとは言えません。イマジナリーフレンド所持者としての素質を持っていた子が、後からその才能を発揮させることは十分に考えられます。育って来た生活環境や人間関係によっては、思春期くらいあたりまでなら、遅れて発現することは十分に考えられます。以前にも指摘した通り、親の仕事の都合で引っ越しが多かった子、自分と近い年齢の子が回りにいなかったなどです。勉強ばかり強いられて来た子の一過的な幼児退行現象も、その原因の一つとして考えられるでしょう。いろいろあると思います。なんであれ、発生型は遅れて出現して来ただけのイマジナリーフレンドに過ぎないかもです。ただし、成人したおっさんやおばはんの身には難しい話になります。
無意識の後天性イマジナリーフレンド説
当サイトで提唱しているものとは違います。無意識で生み出された後天性イマジナリーフレンドになります。思春期ともなれば、勉強に部活動といろいろ忙しくなってきます。疲労から白昼夢も見やすくなり、そう言った意識的存在との遭遇確立は上がって来ると思います。イマジナリーフレンド所持者としての素質はなかったものの、大人と子供、現実と理想、建前と本音の間で揺れ動く思春期の多感な心は、幼児の現実と空想の間で彷徨う精神構造と似ております。もしかすると⋯子供、理想、本音の側の感情が原動力となり、ワンダーランドのようなものを作り上げたり、イマジナリーフレンドを生み出しているのかもしれません。ちなみに、中二病や病み系の言う思念体は、大人、現実、建前を原動力とした抵抗、反発心の裏返しで、ただの痛い妄想だと言えます。
二次元コンプレックス説
アニメや漫画、ゲームなどから影響を受け、登場人物やキャラクターに心酔してしまうことは珍しくありません。時に恋愛感情を持つまでに至ることも⋯その妄想の果て、人工精霊やタルパを作ろうとした訳ではないけれども、気づいたらそうなっていた、自然に発生していたと言うパターンも無きにしもあらずだと思います。この場合、無自覚の遅延性創造型と言えるのかもしれません。これは以前、他の記事でも述べた通り、漫画家はキャラクターを練る際、容姿のデザインのみならず、言動や挙動などの動的イメージも必ず行っているはずです。これは人工精霊・タルパに相通じる行為です。一部のファンがこれをコピーして反復したに過ぎないと言えます。現実空間と完全に切り離し、作品の世界観で妄想していたなら、無意識の後天性イマジナリーフレンドかもしれません。
ドッペルゲンガー変異説・おもひでぽろぽろ症候群
頭痛持ちならドッペルゲンガー変異説を提唱するわ。本来は自分と生き写しになるところ、何らかの外的要因により別の姿になって出現。あと、子供時代を振り返ってばかりいる人もイマジナリーフレンドが発生するかも。おもひでぽろぽろ症候群(勝手に命名)。過去の古い記憶は意識の深い部分に眠っているものです。意図的にそれらへのアクセスを試みていれば、その途中で意識的存在と遭遇しないとも限りません。まぁ、これらのケースは極めて稀なものになると思いますが⋯いずれにしても、冒頭から述べて来た他のものも含め、おっさんやおばはんの頭の中から、自然と勝手に思念体が生まれ出て来ることはあり得ないと思います。レビー小体型認知症や脳疾患系の前兆現象だったら大変だぞ。自分を疑え。慎重な観察眼を持て。念のため、脳神経外科に診てもらえ。