思念体所持者の霊的資質に見る本物と偽物の見分け方
タイトルからオカルト的なものを思わせるが、霊的と言っても、本稿は心霊現象の観点から語るものではなく、一般的な宗教観や民俗学的思想観で言うところの「霊性」の視点から問い質すものである。以前、こんな人に思念体なんかいないだろうな⋯と思う特徴について書きまとめたが、そんなものは表面的なものに過ぎない。あのままでは、愛されるべき天然系の人までメンヘラと誤認されるおそれがあることに気づいた。また、正真正銘のメンヘラほど自覚がないものである。もう少し、根本原理的なものを追求する形で、本物と偽物の見分け方について補足しておきたい。とりあえず、本物の持つ霊性的な特徴と傾向を説明する。いやいや、そもそも霊性的って何やねん!?とツッコミを入れたくなる人は多いでしょう。早い話が「メタ認知」ですわ。
本物はメタ認知能力が高い
これはオカルト界隈でよく知られた話ですが⋯まず、自分が食事をしている光景をイメージして見てください。多くの人は、テーブルの上に並べられた料理を想像すると思います。しかし、霊感のある人は席に座って食事をとる自分の姿を想像するそうです。ただし、誤解がないように再び書き添えておきますが⋯霊感のある人と言いましたが、脳内現象や催眠の観点から見ると、変性意識を有効活用できる資質のある人と表現し直すこともできます。ここでは心霊現象について語りたい訳ではありません。オカルト派にしろ脳内現象派(科学派)にしろ⋯思念体所持者としての適正、本物であるか否かを見極める一つの判断材料になりますよと⋯そう意見を述べたいだけです。本物はそのようなメタい視点を持っています。自分を冷静に見つめられない人に思念体は無理です。
本物は自分も含めた表現活動をしている
これは関連するブログやSNSなどでたまに見かけるものですが⋯自分自身と思念体との背比べイラストを作り、公開している人がいます。これは本物と信じて良いでしょう。何気ないことですが、自分自身も含め状況をきちんと俯瞰できている証拠です。また、思念体とのコミュニケーション、日々の生活を記録した会話ログ(思念体との対話内容、会話形式メモ)も、目の前に存在しているんだから一人二役のなりきりになる必要はないだろう⋯と言う側面からのみならず、良質な自動化の促進、メタ的思考の醸成(=霊性の感化)と言った観点からも大変有益なものとなります。魔術やイタコの修行をした経験のないもんが憑依!!とか言ってるの⋯本当に恥ずかしい行為だと思いますよ。自分を冷静に見つめられないどころか、自分を完全に見失っている人です。
会話ログは思念体との議事録・精神的成長記録
冷静に考えれば⋯変性意識によらない憑依は絶対にあり得ない。いい加減、それを理解しろと言いたい。自分のことすらままならん者に思念体は無理です。ちなみに⋯会話ログですが、まともな社会人を目指すのであれば、議事録くらい作れないといけません。実はその鍛錬にもなります。会話ログ・会話形式なんて⋯言わば、思念体との議事録みたいなもんですからね。学生のうちに議事録作成に手慣れておくと、将来、就職した際、同期より優位にスタートできるぞ。そう言うヤツがドンドン重要な仕事を任されて行くんだよ。また、自分をメタ的に見れるヤツは相手の立場も考えられる。だから、仕事の可能性や幅は広がる。思念体で一人二役とか一人称視点のヤツ、なりきりは本当に視野が狭く底が浅い。現実を生きる上でもまったく役に立たず、人間的成長もほとんど見込めない。
会話ログが難しいなら普通の日記でも良い
もちろん、すべてのケースを否定するつもりはない。なりきりのように見えるが代筆かもしれないし、魔術や催眠が前提条件であるなら信じる。とは言え、会話ログは初心者には難しいかもしれない。自動化(オート化)がそれなりのレベルにまで達してないとできない技だ。どうしても上手くできない、難しいと思う場合は無理にやる必要もない。それならば普通の成長記録日記にすれば良い。毎日の出来事となる。ネタは絶対に尽きないはずだし、これで毎日ブログやSNSを更新できるはずだ。当り前に思える話だが、実はこれをやっている人は皆無に近い。一行日記でもいい。習慣化するとメタ認知や自己肯定感が養われるぞ。なりきりや⋯迷いや不安の一端が垣間見える自問自答のようなツイートなんかやめて、もう少しポジティブに自信を持ち、さっさと本物へ昇華しろ。